最近の車の盗難や車上荒らしなどの犯罪にはどんな手口があり、どんな対策が重要なのでしょうか?
大切な愛車を守るために犯行の手口や防犯対策を知っておきたいよね・・・
この記事では、車の盗難防止に役立つ知識として犯行の手口や防犯対策、車の盗難や車上荒らしを防ぐための防犯グッズ、万が一盗難された時の対処法についてご紹介しています。
大切な車を犯罪から守るために、防犯グッズなど参考にしてくださいね!
どのような手口で車は盗難されるのか?
人気の高い高級車やSUVは再販価値もあるため盗難の標的となりやすい傾向がありますが、このような車の盗難はどのような手口が使われるのでしょうか?
最近の車に関する犯罪の手口は多岐にわたりますが、ここでは車の盗難や車上荒らしなどの犯罪の手口についてご紹介しますね。
1.CANインベーダー
CANインベーダーは最近増えている車の盗難手口の1つで、スマートキーの電波を利用せず、車のシステムに直接侵入してドアを解錠したりエンジンを始動させたりする方法です。
この手法は、車のCAN(Controller Area Network)と呼ばれる通信システムを悪用して行われます。通常、スマートキーを使って車をロック・解錠すると、キーと車の間で暗号化された電波がやり取りされます。
しかしCANインベーダーを使うとこれらの電波を受信せずに直接車のシステムに侵入し、ドアを解錠したりエンジンを始動させたりすることが可能になりますよ。
この手口は比較的新しいものであり、従来の防犯装置では対策が難しい傾向にあります。
そのため、車の所有者はセキュリティを強化し、盗難被害を防ぐためにさまざまな対策を取ることが重要です!
2.リレーアタック
リレーアタックは、スマートキーを利用した車の盗難手口の1つで従来からある手法です。このリレーアタックは、犯罪者がスマートキーの電波を盗み、それを使って車を盗む手法を言いますよ。
具体的な手法として犯罪者たちは、スマートキーの発信する微弱な電波をキャッチする装置を使い、その電波を増幅させてリレー形式で別の装置に送ります。
車の近くにある別の装置がその電波を受信することで、車のシステムはスマートキーが近くにあると認識するようになります。
これにより犯罪者はスマートキーを持っていなくても、車のドアを開けたりエンジンを始動させることができます。
スマートキーは便利な反面、玄関などにキーを置いている状態からでも電波を傍受されてしまうので注意が必要ですよ!
3.コードグラバー
コードグラバーは、車の所有者がスマートキーを使用した際にその電波を傍受して複製する手法です。
犯罪者がスマートキーの発信する電波を特殊な装置で傍受すると、その電波からスマートキーのIDコードを複製し、複製したコードを使って車を解錠することができるようになります。
ただ車のエンジンを始動することまではできないため、盗難目的よりも車上荒らし目的に利用されることが多いです。
4.窓ガラス破り・キーシリンダー破壊
窓ガラス破りは、犯人がハンマーやツルハシなどの工具を使って車の窓ガラスを割って侵入し、車内の貴重品を盗む手口です。
そしてキーシリンダー破壊は、犯人が車のキーシリンダーを破壊して車に侵入し、盗難を行う手口です。
これらの手法では犯人が車内に侵入し、貴重品の盗難など行いますが、万が一スペアキーも乗せていると車両も盗まれる可能性がありますよ。
これらの車の犯罪手口は技術の進化と共に変化しており、車の所有者は常に最新の防犯対策を確認する必要がありますよ!
では次に、車の盗難や車上荒らしの被害から車を守るためにはどんな対策をするといいのか、防犯対策について詳しくご紹介しますね。
車の盗難防止や車上荒らしにはどんな対策をすればいいの?
最近では車の盗難の手口も進化し、それに伴って防犯対策もアップデートする必要があります。
ここでは、そんな車の盗難防止や車上荒らしに対してどんな防犯対策をするといいのか車を自宅に駐車している時や外出時や外出先での防犯対策についてご紹介しますね。
1.駐車場の選定
車を駐車する場合は、明るく人通りの多い場所を選びましょう。特に監視カメラのある駐車場を利用すると安心ですよ。
2.車内の防犯対策
基本的に貴重品は車内に置かないようにしましょう。また車内の荷物を見せないようにしておくことも重要です。
3.車の盗難防止装置やグッズの利用
車の盗難を防止するためにカーアラームやセキュリティシステムを装備したり、カーカバーやハンドルロック・タイヤロック、ドライブレコーダーや防犯カメラなどの盗難防止グッズを利用することも有効です
最近ではイモビライザーなど、エンジンをかける際にパスワードが必要な装置を取り付けることも防犯対策として効果的ですよ。
4.定期的な点検
自宅の敷地内の駐車場でも車のドアや窓のロックが正常に作動しているか定期的に確認することも重要です。
外出先で少しの間、車から離れる時でもしっかりと施錠をして用心しておきましょう。
これらの防犯対策を組み合わせることで、車の盗難や車上荒らし被害を最小限に抑えることができますよ。
では次に、車の盗難防止に役に立つおすすめの防犯グッズをご紹介しますね。
車の盗難防止に役立つおすすめの防犯グッズは何?
車を盗難から守るためには、駐車場の選定や防犯装置やグッズの利用が効果的です。
ここでは、車の盗難防止に役立つおすすめの防犯グッズについてご紹介していきますね。
<車の防犯グッズ>
①ハンドルロック
②タイヤロック
③センサーライト
④GPS
⑤車カバー
⑥セキュリティアラーム
⑦リレーアタック対策用ポーチ
⑧ダミーセキュリティ
それぞれの車の防犯対策に有効な防犯グッズについて詳しく解説していきますね。
①ハンドルロック(ステアリングロック)
ハンドルロック(ステアリングロック)はステアリングを固定して盗難を防止するもので、車に標準装備されているものと、物理的にハンドルに取り付けられるグッズがありますよ。
物理的に取り付け可能なハンドルロックを使うことで、盗難者が車を自走して簡単に盗むことができなくなります。そのため盗難者がハンドルロックを見つけると、盗難を諦める可能性が高まります。
しかし熟練した盗難者によっては、ハンドルロックが取り外される可能性があったり、使用する際にハンドルロックを取り付ける手間がかかるという点もありますよ。
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② タイヤロック
タイヤロックは、タイヤのホイール部分に取り付けタイヤを動かせなくする大型のロックです。
タイヤロックを使用することで物理的な障壁を提供し、盗難者が車両を動かすことを困難にしますよ。またタイヤロックを装着している車両は盗難者にとっては難易度が高く、盗難を諦める可能性が高まります。
一見タイヤロックは取り付けの手間を感じますが、多くのタイヤロックは取り付けが簡単であり容易に使用することができますよ。
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③センサーライト
センサーライトは、人感センサーが動きを感知すると自動的に点灯するため車の防犯対策に有効なアイテムです。
不審者が車に近づくとセンサーライトが点灯し周囲が明るくなるため、犯罪行為の抑止力となりますよ。明るい光が不審者に注意を喚起し、盗難や車上荒らしを防ぐ効果があります。
自動点灯機能なので手間なく防犯対策を行え、明るさによって周囲の視界も広がり駐車場などの安全性を高めます。
センサーライトは効果的な防犯グッズとして利用されますが、設置場所や設定によっては効果が変わるため適切な設置と調整が重要ですよ。
④GPS
車の防犯グッズの一つであるGPSは、車両の位置情報を追跡するための技術です。
万が一車が盗難に遭っても、車両に取り付けられたGPS端末が衛星からの信号を受信し、その位置情報を確認することができますよ。
またオンラインのプラットフォームやアプリを介して、所有者が車両の位置をリアルタイムで追跡することもできます。GPS端末を設置しておくと車両の位置情報をリアルタイムで把握できるため、盗難時に迅速な対応が可能です。
ただしGPS端末の導入やサービス利用には料金がかかる場合があり、初期費用や定期的な料金が必要ですよ。
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⑤車カバー
車カバーは車体全体を覆うようなカバーで、車を保護するための防犯グッズの1つです。車カバーをかけることで車の外観が隠され、盗難や車上荒らしの標的にされにくくなりますよ。
車カバーがかかっていると、内部の状況が見えづらくなり、車上荒らしのリスクを軽減し不審者が近づきにくくなります。
ただしカバーをかける手間があったり、カバーだけでは完全な防犯対策とならない点には注意が必要ですよ。
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⑥セキュリティアラーム
車のセキュリティアラームは車両の盗難や不正侵入を検知するシステムで、車両に取り付けられたセンサーが不審な動きや衝撃を感知すると、警告音や点滅ランプで警告を発します。
盗難や不正侵入の際に警告音が鳴ることで、周囲の人々や近隣住民に異常を知らせ、犯人を威嚇し防犯効果を発揮しますよ。
車のセキュリティアラームは標準装備されているものや後から設置するものもあり、車両のセキュリティを強化し盗難防止の効果が高く、犯罪の発生を抑止するために所有者の安心感を提供します。
注意点としては誤作動の可能性があり、周囲への迷惑や所有者の不安を引き起こす場合があります。
⑦リレーアタック対策用ポーチ
リレーアタック対策ポーチは、スマートキーの電波を遮断してリレーアタックによる車の盗難を防止するために使われます。
スマートキーをこのポーチに入れておくことで、外部からの電波を遮断し、車の解錠やエンジン始動を防ぎますよ。電波遮断ポーチを使用することは効果的なリレーアタック対策として、比較的簡単に使用できる防犯グッズです。
ただポーチにスマートキーを入れておく必要があり、ポーチに入れたままでのスマートキーの使用は機能が制限されるため、便利さが若干損なわれる可能性があります。
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⑧ダミーセキュリティ
ダミーセキュリティは、車内の目立つ場所に設置し外部から見えるようにするだけで防犯効果が期待できます。
ダミーセキュリティは手軽に設置でき費用も比較的安価で、盗難や犯罪行為を予防する威嚇効果がありますよ。
ただし実際の防犯装置ではないため、効果が限定的であることがあります。
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車を盗難や車上荒らしから守るためにはご紹介したような防犯グッズを組み合わせて強固なセキュリティ対策を行ってくださいね!
では次に、もしも車が盗難された場合はどうすればいいのでしょうか?対処法についてご紹介しますね。
車が盗難されてしまった時の対処法は?
車の盗難や車上荒らしの予防に防犯装置や防犯グッズを利用していても完全に防ぐことは難しいです。
ここでは、万が一車が盗難されてしまった時の対処法についてご紹介しますね。
1.警察への連絡
車の盗難が発覚したらすぐに最寄りの警察署や交番に連絡し、盗難の届け出を提出しましょう。警察が盗難の事実を確認するための重要な手続きとなります。
2.保険会社への連絡
車の盗難を保険会社にも報告しておきましょう。車両保険に加入している場合、盗難に対する補償が可能です。
ただし契約内容によって補償範囲が異なるので、保険会社に確認する必要がありますよ。
3.車の追跡装置を活用する
事前に車にGPS追跡機能を搭載している場合は、GPS追跡機能を利用して車の位置を特定することができます。
4.情報提供の呼びかけ
盗難車の特徴や写真などをSNSや地域のコミュニティに共有し、情報提供を呼びかけることも大切です。これによって盗難車の早期発見や捜査が促進される可能性がありますよ。
もしも自分の大切な愛車が犯罪に巻き込まれてしまった場合は、速やかに警察や保険会社に連絡をしてくださいね!
車の防犯|盗難防止に役立つ知識とグッズを徹底解説!のまとめ
この記事では、車の盗難や車上荒らしなどの犯行の手口や防犯対策、盗難を防止するための防犯グッズ、盗難された時の対処法についてご紹介しました。
車の盗難や車上荒らしの手口には、CANインベーダーやリレーアタック、コードグラバー、窓ガラス破り・キーシリンダー破壊などがありました。
そして、車の防犯対策としては、駐車場の選び方や車内に貴重品を置かないこと、車の盗難防止装置やグッズの利用、ドアや窓のロックの定期的な点検などが挙げられましたよ。
また、車の防犯対策に役立つグッズとしては以下のアイテムが挙げられました。
①ハンドルロック
②タイヤロック
③センサーライト
④GPS
⑤車カバー
⑥セキュリティアラーム
⑦リレーアタック対策用ポーチ
⑧ダミーセキュリティ
このような防犯対策は組み合わせて実行することが重要です。
しかし、万が一大切な車が盗難被害に遭った場合は、速やかに警察や保険会社に連絡をしたりGPSの活用や情報提供なども行っていきましょう。
防犯対策は手間がかかるものもありますが、車が盗難に遭ってしまうと無事に返ってくる可能性が低いです。
しっかりと大切な愛車を守ってくださいね!