車の防犯｜車中泊で襲われないための注意点や対策を解説！

最近ではキャンプブームに伴い車中泊をする女性も増えてきていますが、車中泊には危険も伴いますよ。

この記事では、車中泊を行う際、注意すべきリスクについてと実際に襲われた事件について、また車中泊で安全に過ごせる場所の選び方や防犯対策と役立つ防犯グッズなどをご紹介しています。

車中泊をする時に注意すべきリスクとは？

キャンプや旅行などの際に車中泊をすることもありますが、車中泊中に襲われる事件も発生しておりソロでの車中泊、特に女性が一人の場合は注意が必要です。

まずは車中泊をする場合、どのようなリスクがあるのかご紹介していきますね。

1．盗難や犯罪リスク

車内に貴重品を置いておくと、それが盗難の標的になる可能性があります。

特に高価な機器や現金、貴重な荷物などを置いている場合、トイレや買い物など少しの合間に盗難や車上荒らしの標的になる可能性がありますよ。

車中泊中に車両そのものが盗難に遭うリスクもあります。特に高級車や人気のある車種は盗難のリスクが高まるため、人目につきやすい場所や治安の悪い地域ではより慎重になる必要がありますよ。

また、車中泊中に車両への侵入が行われる可能性があります。窓やドアの施錠が甘い場合やセキュリティが不十分な場合、犯罪者が車内に侵入して脅迫や暴力を行う可能性も考えられます。

さらに車中泊者が安易に他人との接触を持ち、その際に詐欺行為に巻き込まれるリスクもありますよ。特にインターネット上での情報共有や取引の際には、十分な注意が必要です。

2．周囲環境の安全性

車中泊スポットの周辺環境や治安を事前に調査することが重要です。

自然災害の発生リスクの他に、野生動物との接触や攻撃のリスクもあります。適切な場所での車中泊やゴミの適切な処理などが必要ですよ。

3．身体的な安全性

車中泊中に身体的な安全性も考慮する必要があります。エコノミークラス症候群は通常、長時間のフライト中や長時間の座ったままの状態で起こることが多いですが、車中泊中でも同様のリスクがあります。

車内での睡眠中、一定の姿勢で長時間過ごすことになり、この状態が続くと静脈血液の流れが悪くなり血栓ができやすくなります。

また車の座席で寝ている間、身体の一部が圧迫されたままになったり、十分な水分を摂取する機会が限られる場合があると血栓形成のリスクを増加させる可能性がありますよ。

したがって車中泊中には定期的にストレッチや運動を行ったり、水分をこまめに摂取したりするなど、血流を促進するための対策が必要です。また長時間の同じ姿勢を避けるために、適切な寝具や姿勢の工夫も重要ですよ。

車中泊中に襲われた事件はあるの？

車中泊中に女性が襲われる事件としては、高速道路のSA（サービスエリア）でのレイプ事件などが多く知られています。

高速道路のSA内で女性が車内で仮眠している時に侵入し、わいせつ行為を行ったり現金を盗むという事件が多くありますよ。

しかしその中にはSAに一人でいる女性に声をかけるナンパも多く、女性側も油断して受け入れてしまっているという事例もありました。

また女性の場合は車内にいる時だけでなく、夜間に一人でトイレなど外に出た時も狙われやすく、付きまといや痴漢に遭うこともあります。

では次に、車中泊をする際に安全に過ごせる場所はどんな所があるのか、場所の選び方についてご紹介しますね。

防犯を意識した車中泊でも安全に過ごせる場所の選び方は？

車中泊では貴重品の盗難や不審者の侵入などのリスクもあるので防犯対策は重要でした。

また防犯を意識した車中泊を行う際には、停める場所を選ぶことも非常に重要ですよ。

ここでは、車中泊で安全に過ごすための場所を選ぶためのポイントをいくつか挙げてみます。

1．公共の駐車場やキャンプ場の利用

公共の駐車場やキャンプ場は一般的に監視が行われており、安全性が高い場所です。

特に24時間営業の大型スーパーマーケットやコンビニの駐車場、高速道路のSAなどの監視カメラや警備員が配置されている場合は比較的安全な選択肢と言えます。

2．人通りの多く明るい場所を選ぶ

人通りの多い場所や明るい場所は犯罪者にとって不利な状況であり犯罪リスクが低く、安全性が高いと言えます。

商業施設や交通量の多い道路沿いの駐車場、繁華街周辺など、人々が行き交う場所や街灯のある場所や周囲に明るい建物がある場所を選ぶことで、夜間でも比較的安全な環境を確保することができますよ。

3．治安の良い地域を選ぶ

インターネット上には車中泊スポットの情報が豊富にあります。

サイトやアプリを利用して地域の評判や治安情報を事前に調査し、他の利用者のレビューや評価も参考にして治安が良く安全な場所を探してみましょう。

では次に実際に車中泊を行う場合、どんな防犯対策を行い、どんな防犯グッズを持って行くと良いのか詳しくご紹介しますね。

安全な車中泊を行うために必要な防犯対策は？

安全・安心して車中泊を行うためには周辺環境にも注意して場所を選ぶことが重要でした。

では次に、車中泊中に安全な環境で快適に過ごすための防犯対策についても詳しく解説していきますね。

1．車両のセキュリティを強化する

まず車中泊では窓を閉めたり、ドアをロックしておくことが大切です。

車内にいる時はもちろんですが、トイレなど短時間でも盗難の被害に遭う可能性があるので外に出る場合も車の窓やドアのロックは確認しておきましょう。

また車両に後付けのセキュリティアラームや盗難防止装置を設置してセキュリティを強化することで、さらに不正侵入や盗難を防止できますよ。

2．車内のセキュリティ対策を施す

車内に貴重品を置く場合は、貴重品を見えない場所に隠したり貴重品を目立たせないことで犯罪の標的になるリスクを軽減できます。

小型のセーフティボックスや鍵付きの収納ボックスを用意して、貴重品を安全に保管することも有効ですよ。

3．緊急時の対応策を考えておく

緊急時には速やかに警察に通報したり、安全な場所へ移動できるようにしておきましょう。緊急連絡先を常に携帯しておき、必要な場合はすぐに連絡を取ることが重要です。

またスマホを常に持ち歩き、電話やカメラの起動など緊急時に速やかに利用できるように準備をしておきましょう。

4．状況の変化に対して注意する

車中泊中は周囲の状況が変化する可能性があるため、車外に出る前や車に戻る際に周囲の状況を確認し安全を確保するようにしましょう。

また夜間や早朝になると人々の行動が異なる場合があるので、状況を定期的にチェックし必要に応じて対策を講じましょう。

では次に、車中泊におすすめの防犯グッズについても詳しくご紹介しますね。

安全な車中泊を行うために必要な防犯グッズは？

車中泊では周囲に環境に注意をして過ごすことが重要ですが、車両のセキュリティ強化や防犯グッズを利用することも有効です。

このような防犯グッズは、緊急時の自己防衛や被害を最小限に抑えるために役立ちますよ。

ここでは一般的に車中泊で活用される防犯グッズをご紹介しますね。

ではそれぞれの車中泊におすすめの防犯グッズについて詳しく解説していきますね。

①懐中電灯

夜間や暗い場所での使用に役立つ懐中電灯は車内や周囲の状況を明るく照らすことで、不審な動きや危険な物体を見つけるのに役立ちます。

また懐中電灯は明るい光は、攻撃者の目を眩ませるなどして自己防衛の手段としても利用できます。

暗い場所で突然の襲撃や不審な人物との遭遇があった場合、懐中電灯の強力な光を照射することで、攻撃者の視界を奪い、逃げる時間を稼ぐことができますよ。

さらに、懐中電灯の明るい光は周囲の人々や近隣住民の注意を引くのに役立つため、緊急時や危険を感じた際に懐中電灯を点灯することで助けを求める合図としても活用できます。

②防犯ブザーや防犯ホイッスルなどの鳴り物

防犯ブザーや防犯ホイッスルなどの鳴り物は、緊急時や危険を感じた際に周囲の人々の注意を引き、攻撃者を追い払うなどの役割を果たします。

防犯ブザーの高周波音は攻撃者の耳に不快感を与え、警戒心を高める効果があります。また、周囲の人々にも注意を喚起し、緊急時の対応を促すことができますよ。

防犯ホイッスルも大きな音量で広範囲に響き渡り、周囲の人々や近隣住民の注意を呼び起こしたり、攻撃者を驚かせ追い払う効果が期待されます。

またホイッスルは緊急時に助けを求める合図として使用されることもありますよ。

これらの鳴り物は小型で持ち運びやすく、車中泊中や不安定な状況下での自己防衛や緊急時の対応に役立ちます。

③防犯スプレー

防犯スプレーは、緊急時や危険な状況で攻撃者の目に噴射して一時的に視覚を奪うことができ、自己防衛や逃げる時間を稼ぐのに役立ちます。

防犯スプレーは攻撃者に噴射されることを恐れさせる威嚇効果があり、スプレーを見せるだけで攻撃者の意欲を削ぐ可能性もありますよ。

小型で持ち運びやすい防犯スプレーをポケットやバッグに忍ばせておくことで、突然の危険に備えることができます。

ただし防犯スプレーを使用する際には注意が必要であり、法律によって所持や使用が制限されている場合もありますよ。

また、車内など密閉した空間で使用することは自分にもリスクがあるため使用方法はしっかりと確認しておきましょう。

④ドライブレコーダー

ドライブレコーダーは運転中の映像を記録し事故やトラブル時の証拠として役立つアイテムですが、中には駐車中の車内外の映像を記録するタイプもあり、車中泊時には車内の様子を監視する役割を果たします。

このような駐車監視機能付きのドライブレコーダーは衝撃や振動などを検知して自動で記録を開始するため不審な動きや侵入者の発見に役立ち、犯罪を未然に防ぐことができますよ。

またドライブレコーダーは安全運転や防犯対策に役立つだけでなく、万が一の事故やトラブル時には証拠として重要な役割を果たします。

⑤目隠し用のカーテンやサンシェード

車中泊時には、周囲の視線からプライバシーを守る必要があります。

目隠し用のカーテンやサンシェードは車内を覆い隠し外部からの視線を遮ることで、車内でのプライバシーを確保します。

これにより、犯罪行為の標的にされるリスクを軽減し安心して就寝や休息を取ることができますよ。

また車内の貴重品が外部から見えにくくなるため、窃盗や不正侵入などの犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。

そんな目隠し用のカーテンやサンシェードは、季節や気候に応じて利用することができ、冬季には車内の保温効果を高め、夏季には日差しを遮ることで車内の温度上昇を防ぐ効果があります。

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車の防犯｜車中泊で襲われないための注意点や対策を解説！のまとめ

この記事では、車中泊での注意すべきリスクについてや実際に襲われた事件について、また車中泊で安全に過ごすための場所の選び方や防犯対策、おすすめの防犯グッズなどをご紹介しました。

車中泊をする場合、盗難や侵入などの犯罪の危険性に備える必要がありますよ。また自然災害や野生動物との接触や同じ姿勢を長時間取り続けることで起こるエコノミークラス症候群などの身体的なリスクにも注意が必要です。

実際の事件では、高速道路のSAで女性が車内で仮眠している時に襲われるということもありました。

そこで、車中泊をする場合は公共の駐車場やキャンプ場など防犯カメラや管理されている場所の利用や人通りが多く明るい場所、治安の良い地域を選ぶことが重要です。

そして、車中泊の時には、窓やドアのロックや後付けのセキュリティアラームや盗難防止装置などの設置で車両のセキュリティを強化することが大切です。

また、車内の貴重品を隠しておいたり、スマホを常に身に着け緊急時の対応についても準備をしておくことが重要でした。

車中泊では、①懐中電灯、②防犯ブザーや防犯ホイッスルなどの鳴り物、③防犯スプレー、④ドライブレコーダー、⑤目隠し用のカーテンやサンシェードなどの防犯グッズもおすすめです。