一戸建て(一軒家)で人気のオープン外構は、開放感があり費用面も安く外からの景観もおしゃれという様々なメリットがありますよね。
しかし、防犯上では一戸建てのオープン外構はやや心配な面もありますよ。

せっかくおしゃれなオープン外構だから見た目もおしゃれなままで防犯対策もしたいけど、どうすればいいのかしら?
この記事では、一戸建てのオープン外構における防犯上リスクや戸建ての外構の防犯対策について詳しくご紹介しています。

拡張色Cクローズ外構の防犯対策もご紹介しているので合わせて参考にしてくださいね。
一戸建て(一軒家)のオープン外構には防犯上どんなリスクがあるの?

一戸建て(一軒家)の顔とも言える外構(エクステリアとも言う)は、建物や敷地の外部の造園やアプローチ、ガレージなど、家の周囲の環境のことを指します。
一戸建ての外構には、門扉やブロックフェンスなど遮断性の高い外構の他、囲いをつくらず外部からオープンに見えるオープン外構などがありますよ。
このオープン外構の特徴は、開放的なデザインで、庭やテラスのような自然な雰囲気を演出します。
また、室内と屋外が一体化し、自然光や風を取り入れることができますよ。
さらに塀やフェンスを設置するには敷地が狭い場合などは一般的にオープン外構で建てられますよ。

オープン外構は外からの見た目もおしゃれだし、費用も安くていいんだけど、防犯上はちょっと危ないのかな?

では一戸建てのオープン外構で注意する防犯上のリスクについてご紹介しますね。
オープン外構は開放感があり、広々とした印象を与えるため、人気の外構スタイルの一つですが、防犯上のリスクを考慮する必要があります。
特にお盆の時期など家族が不在となることが多い時期には、空き巣などのリスクが高まるとされていますよ。
では、オープン外構で注意したい防犯上のリスクにはどんなことがあるのでしょうか?
<オープン外構で注意する防犯上のリスクは?>
1.プライバシー保護の課題
2.外部からの不審者侵入のリスク
ではオープン外構での防犯上のリスクについて解説していきますね。
1.プライバシー保護の課題
オープン外構はフェンスや塀が低く、あるいは全くない状態で道路や隣地と直接つながっているため、外から家の中が見えやすくなります。
これによりプライバシーが保護されにくくなるというデメリットがありますよ。
またオープン外構は外部から見えやすいために、空き巣などの犯罪者に洗濯物や周辺に置いているものなどからどのような家族構成かなどの情報も知られやすいというリスクが考えられます。
2.外部からの不審者侵入のリスク
オープン外構は門扉やフェンスが低い、あるいは全くない状態のため不審者が敷地内に侵入しやすくなる可能性があります。
開放的なデザインは見通しが良く、狭い土地でも広く見える利点がありますが、その分外部からの侵入が容易になることもあるので注意が必要ですよ。

見通しが良いから侵入者が見つけやすいというメリットもあるけど、反対にこちらの個人情報が分かってしまったり、侵入のしやすさもあるんだね。
このように、メリットもあるオープン外構ですが、防犯上はリスクも伴います。
では一戸建てのオープン外構での不法侵入を防止するためにはどのような防犯対策を行うといいのでしょうか?
一戸建て(一軒家)のオープン外構の侵入防止の対策は?

一戸建て(一軒家)では敷地の面積によりオープン外構も人気の外構の1つとなっていますが、防犯上はプライバシーが保護されにくかったり侵入されやすいというリスクもありました。
ここでは、一戸建てのオープン外構の目隠しや侵入防止の対策についてご紹介しますね。
一戸建てのオープン外構の防犯対策として以下の方法が挙げられますよ。
①門扉やフェンスの設置
②センサーライトの設置
③防犯カメラの導入
④防犯砂利の設置
それではそれぞれの防犯対策について詳しく解説していきますね。
①門扉やフェンスの設置
オープン外構では後から低いフェンスや塀を設置することで、外部からの視線を遮り、プライバシーを保護することができますよ。
また、門扉を設置することで不審者の侵入を防ぐことができます。
塀やフェンスなどを設置している部分としていない部分がある外構のことを「セミクローズ外構」と言い、オープン外構とクローズ外構のいいとこ取りと言われるスタイルで日本の住宅事情にマッチした外構のスタイルとして人気があります。
このようなセミクローズ外構のメリットとしては、開放的な雰囲気を保ちつつ必要な場所に目隠しを設けることで、プライバシーを確保できる点が挙げられます。
また、オープン外構よりもセキュリティ面で優れており、クローズ外構よりも広々とした印象を与えることができます。
ただしセミクローズ外構のデメリットとしては、オープン外構に比べると目隠しの工夫が必要なため、デザインや素材の選定に工夫が必要となる場合があります。
また、セミクローズ外構の場合、目隠しを設ける部分と開放的な部分のバランスを考慮する必要があるため、プランニング段階で注意が必要ですよ。

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②センサーライトの設置
オープン外構の防犯対策としてセンサーライトを門扉や庭に設置すると、不審者が近づくと自動的に点灯し、侵入を警戒します。
明るい照明が不審者の注意を引き防犯意識が高い建物と認識させることで、下見段階から侵入を諦めさせる効果も期待できますよ。
またセンサーライトは必要な時にのみ点灯するため、従来の常夜灯よりも電力を節約できます。
動作しないときは消灯するため、長時間点灯する必要がなく経済的かつ環境にやさしい照明方法となりますよ。
さらにセンサーライトの多くは屋外用に設計されており、設置が簡単で自分で取り付けることも可能です。
電源が必要なものもありますが、コンセントから電源を取るだけで利用できるタイプもあり手間をかけずに一戸建てのオープン外構の防犯対策を強化できますよ。

ただ、センサーライトのデメリットもあるので注意してくださいね。
センサーライトは動く物体や熱に反応するため、風や動物の影響で誤作動することがありますよ。
これにより、近隣住民への不快感やバッテリーの消耗などの問題が生じる可能性があります。
またセンサーライトには電源が必要なものもあり、電源の確保が難しい場所に設置する場合は、配線工事や電池交換などの手間が必要になる可能性がありますよ。
③防犯カメラの導入
オープン外構の防犯対策として防犯カメラを導入することで、敷地内の様子を監視し不審者の活動を抑止します。
防犯カメラが設置されていることが分かると、不正行為を考え直す者や悪意ある者から回避できる可能性が高くなりますよ。
また、防犯カメラは不正行為や犯罪の証拠として映像を記録し、事件が発生した際に後の処理や警察への提供にも役立ちます。
カメラに記録された映像は事実確認に用いられ、犯罪者の特定や事件解決に寄与します。
さらに 最新の防犯カメラには遠隔監視機能が備わっており、スマホやパソコンなどからリアルタイムで映像を確認することができますよ。
これによりオープン外構を遠隔から監視し、不審者の動きを把握することもできます。

しかし、防犯カメラの導入にもデメリットがあるので注意が必要ですよ。
一戸建てのオープン外構の防犯対策として防犯カメラを導入するには初期投資が必要であり、カメラ本体や録画機器、設置工事などに費用がかかります。
また、定期的なメンテナンスや映像データの保存にも費用が必要となりますよ。
また気をつけたい点として、防犯カメラの設置場所や視野範囲によっては、周囲のプライバシーを侵害する可能性があります。
特に近隣住民や通行人にとって不快な映像が記録される場合は慎重なカメラの設置が必要ですよ。
さらにカメラの性能や設置場所によっては、撮影範囲が限られることがあり、広いオープン外構をカバーするためには複数のカメラが必要になる場合もあるため注意が必要です。

防犯カメラの導入はオープン外構の防犯対策に有効な手段ですが、コストやプライバシー保護に留意し設置を検討する必要があるのでプロに相談するのも1つのですよ。
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④防犯砂利の設置
オープン外構の防犯対策としてオープン外構の入口に防犯砂利を敷くと、敷かれた場所を歩く際にジャリジャリと音が鳴るため不審者の侵入を知らせることができます。
防犯砂利の発する音は通常、掃除機をかける音や電話の呼び出し音などに匹敵する「76.5dB」以上であり、防犯効果が期待できますよ。
また、防犯砂利にはガラスやセラミックなど多様な素材やカラーバリエーションがあり、敷くことで庭のデザイン性をおしゃれに向上させることができます。

ただ、防犯砂利の導入にはデメリットもありますよ。
防犯砂利はガラスなどの素材でできているため、歩行時に転倒することでケガをするリスクがあり、特に子供や高齢者などがいる場合は注意が必要です。
また防犯砂利を歩く際に発生するジャリジャリとした音は、住宅近隣に騒音をもたらす可能性がありますよ。
さらに庭に防犯砂利を敷き詰める作業は手間がかかったり、敷く量や密度によって効果が変わるため適切な敷き詰めが重要になりますよ。

効果的に防犯砂利を設置するためには業者に依頼することも検討しましょうね!
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以上のような防犯対策を取ることで、オープン外構の防犯性を向上させることができますよ。
オープン外構では家族が不在の時期などには特に注意が必要であり、これらの対策を取り入れることで、安心して暮らすことができるでしょう。

オープン外構よりもクローズ外構の方が防犯上リスクは低そうだけど、やっぱり防犯対策は必要なのかな?
では次に、一戸建てのオープン外構ではないクローズ外構の場合の防犯対策についても解説していきますね。
一戸建て(一軒家)のクローズ外構の防犯対策は?

一戸建て(一軒家)のオープン外構は家の敷地と道路の境目にフェンスや塀を設置しないタイプの外構で、外から玄関までが見渡せるため、広く開放的な雰囲気や費用を抑えられるというメリットがありました。
しかしプライバシーの確保が難しいというデメリットもあり、外部からの視線を遮るための目隠しや防犯対策も必要です。
反対にクローズ外構は、家の周囲を門扉や生垣などで囲う外構で外部からの視線が遮断されプライバシーが保たれます。
また、門扉や生垣によって防犯性が高まるという特徴がありますよ。
ではそんなクローズ外構に必要な防犯対策には何があるのでしょうか?
<クローズ外構に必要な防犯対策は?>
①しっかりとした門扉の設置
②しっかりとした生垣やフェンスの設置
③玄関ドアの強化
ではこれらの防犯対策について詳しく解説していきますね。
①しっかりとした門扉の設置
外構に設置される門扉は、外部からの侵入を防ぐ役割を持ちますよ。
そのため、しっかりとした門扉を取り付け不正な出入りを防止することが重要です。
門扉の大きさは敷地の形状や使い勝手によって決定し、自動車の出入りがある場合には車両がスムーズに通行できるような幅が必要となります。
また、門扉の高さはセキュリティを考慮して適切な高さに設定する必要がありますよ。
門扉は手動で開閉するものから自動で開閉するものまで様々な機構があり、自動開閉の場合にはリモコンやセンサーを用いたシステムのため便利でセキュリティの向上にも寄与します。
さらに防犯面を考慮して、門扉に安全で頑丈なロックを採用することで不正な侵入を防ぐことができますよ。

このように防犯上のポイントも考慮しながら、しっかりとした門扉を設置することで、家族の安全とプライバシーの確保に役立つことが期待されますよ。
②しっかりとした生垣やフェンスの設置
外部からの視線を遮るための生垣やフェンスの存在は、居住者のプライバシーを確保できます。
植物を並べて作る目隠しの役割を持つ生垣は、周囲の景観を美しく彩ることと共に、密生した植物がプライバシーを保護することで高い防犯効果も期待できますよ。
ただ生垣は、剪定や手入れが必要で手間がかかり、成長にも時間がかかるというデメリットも存在します。
その点、フェンスは木製や金属製のパネルを組み合わせて作られる目隠しの手法であり、手入れの手間が少なくスタイリッシュな外観があることも特徴です。
防犯効果を高めるためには、フェンスの種類や高さ、目隠しの程度を考慮してデザインを選んでみてください。
③玄関ドアの強化
外構だけでなく玄関も侵入者にとって最もアクセスしやすい箇所であり、頑丈な玄関ドアを選び防犯性を高めることが大切ですよ。
玄関ドアの強化方法については、ワンドアツーロック(二重ロック)という玄関ドアに2つの鍵を設けることで防犯性を高める方法があります。
ツーロックの種類は、簡易な補助錠の追加、面付補助錠の追加、鍵穴(シリンダー)の追加、鍵穴のない錠前の追加などがあり、空き巣に入る際に時間をかけさせることで侵入を防ぐ効果が期待できます。
また 玄関ドアに強化ガラスを使用することで、割り込み窃盗などから家の中を見られるリスクを減らすことができますよ。

その他には、オープン外構でもご紹介したような防犯カメラやセンサーライトの導入も防犯対策として効果があるので、合わせて参考にしてくださいね。
一戸建ての防犯|オープン外構の注意点と実施したい対策とは?のまとめ
この記事では、一戸建て(一軒家)のオープン外構における防犯上リスクやオープン外構やクローズ外構の防犯対策についてご紹介しました。
オープン外構では、プライバシー保護の課題や外部からの不審者侵入のリスクなどが防犯上注意すべき点として挙げられましたよ。
そこで、一戸建てのオープン外構の防犯対策には以下の方法が挙げられました。
①門扉やフェンスの設置
②センサーライトの設置
③防犯カメラの導入
④防犯砂利の設置
また、オープン外構よりは防犯性が高いクローズ外構に必要な防犯対策についても以下の点をご紹介しました。
①しっかりとした門扉の設置
②しっかりとした生垣やフェンスの設置
③玄関ドアの強化

記事内でご紹介した防犯対策を参考に、ご自身の生活スタイルなども考慮して適切な防犯対策を行ってみてくださいね!