出島先物ワールド(10月26日推奨)

日経先物151026

寄り前情報
先週末の米国市場は続伸となりました。ドラギ総裁の発言でECBが追加金融緩和に前向きな事、そして中国が利下げした事等を好感して買われました。後は今週の日米の中央銀行がどう動くかがポイントです。先週末の日本市場は、そのドラギ総裁の発言等で欧州市場が上昇した事で大幅にギャップアップして上昇しましたが、日足は陰線を引き安値引けでした。変化日の観点からも次の変化日まではリバウンドを継続する可能性はありますが、元々日本市場だけを見れば21日の変化日が実質戻り高値になっておりその後の上昇は海外市場の上昇によるもので日本市場の実力ではありません。従って本日もギャップアップして寄り付く事が想定されますが、過度な期待をして上値を追って買うような事は控えた方が良いと思います。
そのような前提で本日は、18800円(先週末の安値)以上で推移し上に方向性を出せば買いで良いと思いますが、寄り付きのギャップアップに飛び乗るのではなく寄り付き後の押し目を見極めてから買いを考えた方が良いと思います。そして買いは利食い優先で臨んだ方が良いでしょう。ギャップアップの位置にもよりますが、本日の中心レンジ上限は強いレジスタンスとして機能すると思います。
23日の高値を上回れば原則売りは出来ません。ただ、ギャップアップの位置によっては23日のように陰線を引く可能性はあります。仮にそのような展開になった場合に売るのであればロスカットはタイトに設定して臨むという事になりますが、やはり売りは次の変化日までの推移を見極めてから考えた方がリスクは低いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 18800~19200
売買ポイント 売ポイント なし
買ポイント 18850~18800  ロスカット 18770

大引け情報
本日は19080円とギャップアップして寄り付き、19040円まで押して切り返し19100円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。暫く横ばいとなった後下に方向性を出し、引けにかけて一段安となり寄り付きのギャップも埋めて18910円まで売られました。引けは18940円でした。
メディア等では、米国市場の上昇理由と同様にECBに続き中国も追加金融緩和に踏み切り(厳密にはECBはまだ何もしていません)大幅上昇となり一時19000円台を回復と相変わらず二次元的な価格上昇のみを見て日本市場の強さを評価し、こうなるとまた20000円がどうのと言い出すところもありました。先週も書きましたが、上がれば強気下がれば弱気というのが市場関係者の常です。17000円を割れれば次はどこまで下がるのかと心配し、18000円まで戻れば次は18500円、そして18500円を回復すれば19000円、更に19000円まで戻れば次は20000円では何も分析していないに等しく、ただ希望的観測を述べているだけです。常々申し上げているようにマーケットというのは単純に価格のみが動いている訳ではありません。20000円まで上昇するためには20000円を買う市場参加者が必要です。23日にしても本日にしても米国市場高によって寄り付きこそギャップアップして上昇していますが、23日は安値引けですし本日も陰線を引き引け直前までは本日の安値で推移していました。要するに日本市場のエネルギーでは全く上がっていないという事です。これで一体誰が日本市場の20000円を買うというのでしょう。私は日本市場が21000円に近付いていた8月に重要サポートを切ったので17770円へ向けて下落すると申し上げ、この時に切ったサポートレベルを早期に奪回出来なければ暫く日本市場は上がれなくなると申し上げました。そしてその際、そこまで下げたとしても更に暴落していくような下落にはならないとも申し上げ、暫くはボックス相場になると申し上げました。要は相場というのは下値を売り叩くような売り方がいなければ下がりませんし、逆に上値を買ってくる買い方がいなければ上がりません。17000円を多少オーバーシュートしたからと言って16000円、15000円と下がる訳でもありませんし、さりとて19000円まで戻したからと言って20000円まで戻るというものでもないという事です。そこをしっかりと見なければ相場の先行きなど読めるはずもありません。
今後の展開も海外情勢次第です。そしてその鍵を握るイベントが今週に集中しています。それらのイベントの結果米国市場等が上昇すれば日本市場も上昇するでしょうし、米国市場等が下落すれば日本市場も当然下落します。その中でも最後のイベントが日銀の金融政策決定会合です。以前から申し上げているように今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルを奪回しない限り日本市場の上昇はありません。ここまではドラギ総裁の口先介入と中国の利下げで二次元的には上昇しています。しかし日本市場は21日の変化日以降日本市場のエネルギーでは上がっておらず、実質的には21日が戻り高値になっています。従って最後の日銀の金融政策決定会合が期待外れに終われば、その影響を最も受けるのは日本市場だと思います。過度な期待はせず、まずは今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルを奪回できるか否かを見極めましょう。それも海外市場高等によるギャップアップではなく、日本市場の中でそのレベルを買ってくる市場参加者が現れるかどうかを見るという事になります。

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