出島先物ワールド(9月25日推奨)

日経先物150925

寄り前情報
昨日の米国市場は3日続落となりました。ダウは一時264ドル下落し、引けにかけて若干戻した格好です。キャタピラーの売上高見通しの下方修正が嫌気されたというのがメディア等の分析でした。企業の業績なのか金融政策なのかは別にして、何度も申し上げているように米国市場はサポートを切っています。そしてサポートを切った原因は金融政策でも中国問題でもありません。キャタピラーに代表されるように米国の実体経済が変調をきたしているという事です。昨日の日本市場はギャップダウンして下落し安値引けとなりました。夜間取引では一段安となり、8月の夜間取引でつけた安値をも下回っています。巷では二番底という話まで出ていましたが当欄では一番底すら打っていないと申し上げてきました。同じマーケットを見ていてこれだけの差が出るのは、二次元的な価格推移しか見ていない一般的な分析とマーケットの本質に目を向けて分析するマーケットメカニズムとの差です。相場ですから絶対はありませんが、どちらがよりトレードに有効かは申し上げるまでもないでしょう。そのマーケットメカニズムの観点からは次の変化日までは調整方向の作用が働き易いので、そのマーケットのエネルギーの流れに沿った展開になればトレードしそれ以外は見送りで良いでしょう。
そのような前提で本日も基本的には売りです。17710円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いでしょう。通常であれば17590円(昨日の夜間取引の高値)を上回る事は難しいと思いますが、仮にこのレベルを抜くようであれば相当に恣意的な買い等が入っていると考えた方が良いでしょう。その場合は売りも戻りの水準を見極めてから考えた方が良いと思います。
買いは原則見送りです。仮に17590円を抜くようであればリバウンドも有り得ますが、このレベルでの買いはリスクが高過ぎます。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 16800~17710
売買ポイント 売ポイント 17660~17710  ロスカット 17740
買ポイント なし

大引け情報
本日は17500円で寄り付き、17460円ワンタッチで切り返し17710円まで上値を伸ばして横ばいになりました。要は昨日の安値を割り込まないように恣意的な買い等が入って下値を支えたが、昨日の高値を上回れる程の買いも入らず小康状態に入ったというところでしょう。その後徐々に上値が重くなり17360円まで売られました。しかしここでも恣意的な買い等が入り下げ止まり徐々に戻していきました。そして2時過ぎに前場の高値を抜き17770円まで上値を伸ばして引けもそのまま高値引けでした。
メディア等では、安倍総理と黒田日銀総裁が会談をした事で追加金融緩和期待が高まった事と、配当取りや配当の再投資期待の買いが入ったと解説していました。FRB議長の年内の利上げに言及した発言によって円安に振れたのも好材料としていました。メディア等の後講釈はともかく、今日の上昇には違和感があります。確かに配当取り等の買いも入った可能性はありますが、やはり恣意的な買い等を入れてくるプレイヤーが下値を支えてきていると見た方が良いでしょう。彼らが守りたいレベルがどこなのかは分かりませんが、このような買いでは下げ止まる事はないでしょう。今日も17360円はサポートではありますが、このレベルのサポートを維持する事に大した意味はありません。既に維持しなければならないサポートは切っています。従って反発しても17770円というレジスタンスで止められています。今日は恣意的な買い等で底割れは回避できましたが、上値も直近のレジスタンスを抜けなかったという一日でした。そしてこのような買いは今後の日本市場の上値を重くするだけです。
さて、安倍総理がアベノミクス第2ステージと称して新三本の矢とやらを発表してきました。支持率の低下を何とかしたいという事なのでしょうが、あまりにも次元が低過ぎます。GDP600兆円目標は良いですが、何の具体策もありません。これまでのアベノミクスの第三の矢すらどこへいったのかという状況でこのような事を掲げても絵に描いた餅です。これで日本経済が本当に良くなると思っているとしたら日本の将来は暗いと言わざるを得ません。以前からプラスアルファの政策が必要と申し上げていますが、その政策を立案し実行する主体が何をすべきか分かっていないのですから適時適切な政策が出てくるはずもありません。やはり日本経済の行く末は海外情勢次第と考えておいた方が良いでしょう。

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