リアルタイムサービス(9月4日前場情報)

出島イラスト

日経平均株価は205円安の17976円で前場を終了。昨夜の欧米株は上昇、ECB理事会後の会見で、ドラギ総裁が必要なら量的緩和の期限延長、追加緩和も示唆した事で株式市場も好感買いが強まると言う展開。しかしながら現時点ではその必要は無いとも発言しており、量的緩和に否定的なドイツの存在を考えれば、昨夜の欧米株上昇も投機筋の都合の良い解釈と言う感じがします。欧米株の上昇を受けて買い先行で始まった本日の日本市場ですが、今夜に米8月雇用統計の発表を控えていますので、一段の上値を買うような動きは無し。逆に寄り付きの買い一巡後には先物主導で売られて下げ幅を拡大、再度18000円を割れると言う展開。しかし18000円を割れるとGFIFや日銀などの買いが入って提げ渋ると言う動きはこれまでと同じ、今は18000円の攻防と言う感じになっていますが、来週以降どうなるかは今夜発表される米8月雇用統計次第と言う感じです。先日発表された米4-6月期GDP確定値が上方修正され、更に今夜発表される8月雇用統計や賃金動向などが強い結果になれば株式市場では16日から始まる9月FOMCで利上げが行われる可能性が意識されます。今の米国株の現状を考えると、利上げ実施で悪材料出尽くしになる可能性は少なく、利上げを嫌気して売られると言う展開になる可能性が高いと思います。利上げは基本的には株安の材料、世界中に投資されている米国からのドル資金が回収の動きを強めれば多くの株式市場で一時的には株価下落は避けられません。しかし一方では、米国経済が堅調で有ると言う事の裏返しでもあり、米利上げ実行は米金融政策が正常化に向かう一歩でも有ります。中国情勢、経済の混乱が無ければそれほど警戒する必要は無かったものの、現状では中国経済混乱の中での米利上げになりますので、この時期の利上げはタイミングが悪過ぎると思います。しかし9月利上げを見送ったとしても年内には利上げを実行する可能性は高く、9月に予定されている米中首脳会談に向けて今水面下でどのような交渉が行われているのか?米9月利上げを先送りする変わりに中国に大型の景気対策を求めているのか?又は別の何らかの交換条件のようなものがあるのか?政治的な視点で見れば、中国の景気対策が有るのか?米国は9月に利上げをするのか?どちらも米中首脳会談に向けての取引材料になっていると言う感じです。中国で軍事パレードが行われる中で、中韓日首脳会談が決まるなど、表では株式市場が混乱、裏では政治が動いていると言う感じも有ります。いずれ何らかの政策発動が有って今の株式市場の混乱も収まり、本格反騰の時期が来ると思いますが、まだもう暫くは情勢は不安定で不透明です、引き続き安易な売買は控えて、行き過ぎた安値が有った時だけ買いを考えると言う感じの対応が最善だと思います。今夜の米8月雇用統計の内容次第では来週に買い出動するような状況が来る可能性は有ります。

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