出島先物ワールド(8月25日推奨)

日経先物150825

寄り前情報
昨日の米国市場は5日続落となりました。ダウは一時千ドルを越える下落となり、その後急速に戻しましたが引けにかけて再度売り直されています。このままリーマンショック等の過去の暴落のようになるとは思いませんが、押し目買いではなく戻り売りの展開を想定しておいた方が良いと思います。昨日の日本市場はギャップダウンして下落しました。こちらも先物は千円を越える下落幅となっています。そして米国市場の下落もあり夜間取引では一段安となり、昨日書きました2013年に重要なレジスタンスを抜く時に空けたギャップを埋め17160円まで下落しています。次の変化日までは下方向の作用が働きますが、何度も申し上げているように相場には巡航速度があります。その意味では少々下落速度が早過ぎますのであまり突っ込んだところを売る事は控えた方が良いと思います。そのような前提で本日も基本的には売りですが、寄り付きからギャップダウンしてくる事が想定されますのでその寄り付きの安いところを売るのではなく戻りの水準を見極めてから売りは考えた方が良いと思います。
買いは原則見送りで良いと思います。巡航速度に戻す作用が働けばリバウンドする可能性はありますが、昨日を見てもこれまでの恣意的な買い等が仇となって上値が重くなっています。ボラティリティが高くなっていますので買いでもチャンスがあるように思いますが、リスクとリターンのバランスを考えるとここは戻り売りに徹した方が良いと思います。早期に今回割り込んだ重要サポートを奪回できなければ暫く上がれなくなりますので要注意です。逆に言えば、これで早期に重要サポートを奪回できれば9月のSQ以降は買いを中心に組み立てる相場展開になるかもしれません。買いはそれから考えても遅くはありませんし、少なくとも次の変化日までは考えなくて良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17160~19100
売買ポイント 売ポイント 19050~19100  ロスカット 19130
買ポイント なし

大引け情報
本日は17940円とギャップダウンして寄り付き、18090円までリバウンドして17730円まで売られて横ばいに入りました。10時過ぎに寄り付き直後の高値を抜くと恣意的な買いとショートカバー等で18850円まで戻しましたがそこまででした。引けにかけて行って来いとなり、前場の安値も割り込み17670円の安値引けとなりました。昨日の米国市場同様、寄り付きから大きく売られて急速に値を戻しましたが引けにかけて売り直された格好です。米国市場との違いは後場の売り直しで前場の安値を割り込み一段安となった点です。米国市場よりも日本市場の方が弱いという事です。
メディア等は今回の下落の原因を中国の景気減速と米国の利上げを中心に解説していますが、それだけでは昨日の米国市場や今日の日本市場の乱高下は中々説明できないでしょう。ダウで千ドル、日経平均で千円の値幅の乱高下は、そのような材料云々ではなく以前から申し上げているコンピュータに特化したプログラム売買の横行によるものです。アルゴリズム取引に代表されるそのような取引は、中国問題や利上げ等の材料はもちろんマーケットの本来の機能すら無視して行われています。しかも超高速取引ですのでトレーダーの判断を待たずに発注されますので相場が一方向に傾き易いと言えます。例えば一般的なトレーダーによる判断でする発注であれば何か材料が出てもその材料に対する評価は千差万別ですので一方向にオーダーが傾くとは限りません。しかし予めプログラミングされたオーダーの場合、同じような条件でプログラムされる事が多いのでキーワードが検索された瞬間に同じようなオーダーが各方面から出てきます。従って抵抗勢力がいませんので数十枚程度の約定で価格が飛びます。今日なども1分間に100円、5分足1本で200円という通常では有り得ない値動きをしていました。しかもそれが今日一日を通じてマーケットを取り巻く環境が特別に変わったわけでもないのに安値から一方通行に千以上そのような展開で上昇し、その後はそれ以上の値幅下落しています。以前から米国市場の質の低下に言及してきましたが、これらを放置しておけば何れマーケットはその機能を失うでしょう。
さて、今後の展開も海外情勢次第ですが、米国市場は戻り売りの様相を呈してきています。日本市場も重要なサポートを割り込みました。このまま早期にこのサポートレベルを奪回できなければ暫く上がれなくなります。従って何も対策を講じなければ年内の高値は既に付けてしまった可能性があります。ただ、昨年も同じような状況下で日銀が追加金融緩和を実施し、日本市場はもちろん崩れかけた米国市場も持ち直しました。中国もまだ打てる手はあるでしょうし、米国も当然適時適切な対応をしてくるでしょう。そう考えれば寄り付き前にも書きましたようにここから直ぐにリーマンショック等の暴落を懸念する必要はないと思います。しかし、ここから完全に立ち直り更なる上昇相場に持っていくのは難しいと思いますので過度な期待はしない方が良いでしょう。希望的観測で将来を予測するのではなく、目の前の事実をしっかりと把握してトレードすれば良いと思います。今日なども寄り付き前に書きましたように、寄り付きのギャップダウンを売るのではなくリバウンドを待って売るというスタンスであれば分かり易かったと思います。ボラティリティが高くなっていますのでそのリバウンドを狙った買いも出来なくはなかったと思います。しかし利食いポイントを間違うと大して利益にならなかった可能性も高く、場合によっては損失になっていたかもしれません。同じようなリバウンドでもそのリバウンドは押し目買いなのか、それとも戻りの水準を見極めて戻り売りと見るのかで全く違ってきます。今日などは寄り付き前に戻り売りに徹した方が良いと書いた意味がご理解頂けたと思います。相場ですので絶対はありませんが、マーケットのエネルギーの流れに沿ったトレードをした方が分かり易いと思います。

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