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リアルタイムサービス(9月17日前場情報)
- 2020/9/17
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日経平均株価は174円安の23301円で前場を終了。昨夜の米国市場はナスダック指数は下落したもののNYダウは上昇して4日続伸。米連邦準備理事会(FRB)が、2023年末まで利上げを見送る方針を示し、物価上昇や景気回復を後押しするとの見方から、景気敏感株を中心に買われ、NYダウは上昇。
しかしハイテク株からは資金が流出し、その影響でNYダウも引けに掛けて急速に上げ幅を縮める展開になりました。
主力ハイテク株には悪材料も出ました。米連邦取引委員会(FTC)が、反トラスト法違反でSNS(交流サイト)のフェイスブックを提訴する準備をしていると報じられ、規制強化への警戒感を誘い、ネット検索大手グーグルの親会社アルファベットなどにも売りが波及。
景気敏感株が買われる一方でハイテク株は売られる、その結果NYダウは上昇しナスダック指数は下落、業種により高安まちまちの展開、それが昨夜の米国市場の現状です。
FOMCではゼロ金利政策と金融資産の購入ペースの維持を決めました。声明では「物価上昇率がしばらくの間、穏やかに2%を超える水準を目指す」とフォワード・ガイダンス(政策指針)を変更し、利上げのハードルを引き上げました。
ゼロ金利政策を長期化し、景気回復と物価上昇を促すと受け止められ、株式市場も本質的には好感する内容。
しかしこの決定も既に想定内の結果でも有ります、特段強く反応する動きにはならず、しかし米株式市場を下支えする効果は大、ざっくりと言えばそのような感じだと思います。
米ゼロ金利政策の長期化見通しを受けて円相場は104円台に突入、本日の日経平均も円高を嫌気して売り先行の展開。
円高の動きが続く間は日経平均も弱含みの展開が続きそうですが、中小型のテーマ株などの値動きは依然堅調です。
米大統領選挙の行方や米中対立の激化懸念、冬にかけて新型コロナの感染が再度拡大しないか?など、警戒すべき要因は有りますが、これまでにも繰り返し述べているように、空前の規模の金融緩和による金余り相場で株式市場の需給環境は良好です。
全体よりも個を重視と言う投資スタンスで対応する限りは、目先の上げ下げに一喜一憂する必要は無いと思います。
現在保有している銘柄に関しても引き続き上昇を待つと言う対応で良いと思います。買い出動に関しても安値買いのチャンスが有れば順次買い出動をして行くつもりです。
但し買いを急ぐ必要はなく、個々の銘柄の値動きを見ながら、最善のタイミングを判断して順次買いを進めて行けば良いと思います。
基本スタンスとしては、菅政権の政策に関連する銘柄、今後経済活動の正常化と共に業績回復が期待出来る割安な内需系銘柄の安値買い狙い、この2つをキーワードに買いを狙って行きたいと思います。
今週は週末に4連休を控えていますので、今日明日に関してはポジション解消の動きが強まると思います。
又、安値拾いの買いは有っても上値を買い上がるような動きは余り期待出来ず、今週の買い出動に関しても安値が有れば考えると言うスタンスで良いと思います。