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出島テクニカルワールド(8月14日推奨銘柄 )
- 2020/8/14
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↑(週足)
↑(日足)
【全体相場解説と投資判断】
8/14(金)日経平均株価は△39円の23289円で終了。昨夜の米国市場はNYダウは下落しナスダック指数は小幅高と高安まちまちの展開に。今日はやや円高に振れて円安も一服、15日には米中閣僚級の協議も控えており、本日の日本市場も全般的に様子見ムードが強く、ポジション調整の売買が中心と言う感じです。日経平均がもう一段上昇するか?一旦下げに転じるか?は、15日の米中閣僚級の協議の結果次第と言う感じです、米中対立は激化しており、第1段階の貿易協議合意の進捗状況も悪く、警戒が先に立つと言うのが現実です。今週は予想外の上昇となっている日経平均ですが、楽観に傾かず、慎重さは維持しつつ、全体よりも個を重視、引き続きそのようなスタンスが最善となる投資環境だと思います。
<カラ売り推奨>【銘柄情報】【本日終値509円】
(東1)東レ(3402) 繊維製品 100株
同社は衣料や産業用途の繊維事業が大黒柱ながら、炭素繊維複合材では世界首位、電子材料、水処理膜などでも有力。新型コロナの影響で、各種素材の需要が落ち込み、自動車用の樹脂やエアバッグ基布、衣料繊維、炭素繊維など、主力製品の需要が軒並み急減。8/7に発表した四半期決算も大幅な減収減益となり、配当も前期の16円から9円に大幅減配となりました。世界を見渡せば新型コロナの収束は未だに見えず、自動車や航空機などの生産は依然低迷、同社を取り巻く厳しい事業環境も長期化の懸念が有り、もう一段の業績下振れも懸念されます。テクニカル的には大局下降トレンドが継続中、3月の急落以降は横ばい推移となっていますが、この先もう一段の上昇(戻り)が有るようなら待ち伏せスタンスで空売り狙いが有効、当面の上値抵抗帯は540円~570円のゾーンになりますので、約定すれば儲け物的発想でまずは540円前後で1回目のカラ売りを狙い、570円前後が有れば売り上がりで対応したいと思います。当面の下値目処は450円付近になりますので利食い目処は450円接近時、但し600円を超えた場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。
【リスク覚悟でリターンを狙う場合】・第1売りポイントでエントリー
【慎重な投資スタンスを取る場合】・第2売りポイントでエントリー
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衣料や産業用途の繊維事業が大黒柱。炭素繊維複合材で世界首位。電子材料、水処理膜等も有力。新型コロナ影響で各種素材の上期需要落ち込む。自動車用の樹脂やエアバッグ基布、衣料繊維など軒並み出荷減。主用途の航空機減産響き、炭素繊維は赤字転落。営業益低水準。減配。ボーイング社の787減産が打撃。現行の月産14機が年内に10機、22年に7機体制に。事業への影響は長期化。 |