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リアルタイムサービス(5月25日後場情報)
- 2020/5/25
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日経平均株価は353円高の20741円で終了。今日は先週末に下落した反動も有り、買い優勢の展開が続き日経平均も急反発の展開に。
香港情勢を巡って米中の対立が激化しており、先週末の日経平均も米国株下落を想定して売りが先行する展開で株価は下落。
しかし先週末の米国株はさほど下がらず、小動きで高安まちまちと言う展開になった事から今日は日本市場も買戻しが先行する展開に。
ざっくりと言えば下落を想定した先週末の米国株が下がらず、今日は買戻しが強まると言う展開になりました。
加えて首都圏と北海道の緊急事態宣言が本日解除になる見通しで、これで日本国内は全ての自治体で緊急事態宣言が解除され、一段の経済活動正常化期待が株式市場でも買い材料に。
更に言えば高水準の残高が残っている裁定売り残高の解消買いの動きも今日の株価押し上げ要因です。
今夜の米国市場は祝日で休場、その分だけ海外勢の参加は少なく、今日は日本市場でも商いは低調でした。
しかし日経平均は大引け前に一段高となって今日の高値引けで終ると言う展開に、このような終り方は売り方が買戻しを強めて終わる時に良く有る終わり方です。
国内の緊急事態宣言が全て解除された事は好材料ですが、有る程度は予測出来ていた事で、見方を変えれば好材料出尽くしと言う見方も出来ます。
緊急事態宣言が解除されても、コロナ前の経済活動には戻れず、人と人が距離を取り、一定の自粛をした上での経済活動ですので、多くの制約が残ります。
極端に言えば、飲食店などでは以前と比べると満員でも半分程度の集客しか出来ず、旅行やレジャー関連も同じです。
又インバウンド需要に関してはまだ時間がかかりそうで、ビジネスにおいても海外との取引に関しては元に戻るまでにはまだまだ長い月日がかかります。
簡潔に言えば、国内の緊急事態宣言が全て解除された事で当面の好材料は出尽くし、米中情勢の緊張の高まりや、欧米での感染再拡大懸念など、冷静に考えれば今日の日経平均は少し上がり過ぎと言う感じです。
但し弱気になる必要は有りません、経済活動の全体がまだまだ厳しくとも、それがチャンスになる業種もあれば、制約が残る状況においても需要が拡大するような業種も有ります。
新型コロナの防疫関連や遠隔医療関連、半導体や5G、AI関連、ネットビジネス関連や独自に好材料を持つ銘柄など、銘柄重視、個別対応と言う投資スタンスで対応する限りは弱気になる事は有りません。
日経平均に関しては引き続き上げ下げを繰り返す展開が当面続くと思いますが、大局的に見れば緩やかな上昇基調は期待出来る相場環境です。
そしてそのような中でも物色の中心は銘柄重視の個別物色です、下値不安少なく上昇が期待出来る銘柄をピンポイントで狙って行くと言うスタンスなら問題は有りません。引き続きこれまでと同じように対応して行けば良いと思います。
次の買い出動はこの先適度に下げる場面を待ってから実行したいと思います。