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リアルタイムサービス(4月21日後場情報)
- 2020/4/21
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日経平均株価は388円安の19280円で終了。原油先物価格の暴落と北朝鮮の金正恩委員長の重態説を受けて株式市場もリスク回避の動きが強まる展開に。
昨夜米国ではWTI原油先物相場が史上初めてとなる1バレル=マイナス37,63ドルで終わるなど波乱の展開に。
しかしこれは5月限の取引で5月限は今夜21日が最終売買日です。ざっくりと言えば昨夜は投げ売りが出て大きく下落したと言う状況。
今日のアジア市場ではプラスの価格を回復しており、6月限では20ドル台を維持していますので、過度な警戒は必要ないと思います。
又、近々オペックとロシアなど、産油国の協議で一段の減産協議が行われると思いますので、昨夜のマイナス圏への急落も一時的な事だと思います。
北朝鮮の金正恩委員長の重態説も真偽の程はわかりません、昨夜米国ではトランプ大統領が金正恩委員長から親書を受け取ったと発言しましたが、即座に北朝鮮は否定しています。
又、本日韓国が金正恩委員長重態説を否定、そもそも金正恩委員長重態説は米国が発信源であり、政治的な思惑も有るのかもしれません。
これらの売り材料はあったものの、日経平均は騰落レシオが120%に達するなど、過熱感も出ている状況でしたので、一旦過熱感を冷ます為の調整入りのキッカケになっただけと言う一面も有ります。
日経平均をテクニカル面から見てみると、ざっくりと強弱感の分かれ目となる25日移動平均線は既に上回っており、現在25日移動平均線は18600円台に位置しています。
テクニカル的には下げれば押し目買いが入り易いチャート形状であり、今日の下落自体にはさほど警戒する必要は無いと思います。
更に言えば、今は日経平均と言う全体の値動きよりも、個々の銘柄を重視して対応して行く投資環境です。
今後2020年3月期の決算発表が本格化しますので、主力銘柄には買い手控えムードが強まり易く、主力銘柄で構成されている日経平均はそもそも上値の重い展開になり易いと思います。
海外投資家などの先物売買によって、当然日経平均にも上げ下げの波は有るものの、2020年3月期の決算発表を見極めるまでは上値を買う動きも限定的です。
一方では、世界の主要国は停止していた経済活動の再開に動き始めており、多くの銘柄もリバウンド入りの機会を伺っています。
そのような環境では、おのずとテーマ性を持つような中小型株が買われやすく、ざっくりと言えば主力銘柄よりも中小型株が有利と言う投資環境です。
先々2020年3月期の決算発表を通過すれば徐々に主力銘柄への買いも増えて行くと思いますが、当面は買いを考えるならテーマ性を持つような中小型株が良いと思います。
既に売りは一旦出尽くしており、上値のしこりも少なく買い材料が出れば大きく上がり易いのが今の中小型株です。
現在保有している銘柄も大半がテーマ性を持つ中小型株ですので、引き続き材料が出て吹き上げる展開を待つと言うスタンスで良いと思います。新規の買い出動も日々の相場状況を見ながら随時進めて行くつもりです。