リアルタイムサービス(12月13日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は569円高の23994円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇。米国と中国が貿易協議の第1段階の合意で基本合意に達したとの報道を受けて好感買いが先行する展開に。

まだ正式な発表は有りませんが、関係者によると米国は既に発動済みの関税を停止、あるいは最大で50%引き下げ、15日発動予定の制裁関税第4弾は延期するとの事。

それに対して中国は2020年に500億ドルの米農産物を購入すると言う事です。

本日の日本市場もこの報道を好感して買い先行で始まり日経平均も大きく上昇、前場終了前には23998円まで上値を伸ばし年初来高値を更新しています。

今日はメジャーSQ日ですので、想定外の好材料が出た事でSQがらみの売買も買い優勢に傾き、その分日経平均の上げ幅も大きくなったと言う感じです。

昨日までは15日の対中制裁関税発動期限を警戒するムードが強かったので、発動延期のみならず、部分合意に至るとまでは予想していなかった株式市場ですので今日はポジティブサプライズの展開です。

ざっくりと言えば、15日の制裁関税発動延期はある程度想定されていましたが、部分合意や関税引き下げに関しては想定外の好材料、日経平均も24000円回復に向けた展開が期待出来ます。

但し、まだ米中両政府からの正式な発表は有りません、10月にも第1段階の合意に達したとの表明が有りましたが、その後内容の一部に中国が難色を示し、結局合意には至らなかったと言う事が有りますので、現時点では過度に楽観に傾かず、正式な発表が出て来るまでは引き続き慎重な対応を続ける事が最善です。

英国総選挙もジョンソン首相率いる与党・保守党が単独過半数獲得が濃厚と言う状況です。

これによって再び混迷を続けると言う最悪の事態は回避、既にEUとの間で合意している内容に沿って英国のEU離脱の手続きは進んで行く事になります。

先々通商交渉に関してはまだまだ紆余曲折有りそうですが、一応合意なき離脱への警戒や混乱は回避されましたので、当面は株式市場への悪影響も無くなります。

今週は警戒されるイベントが相次ぐ環境でしたが、ほぼ全てのイベントを無難に通過したといって良いと思います。

米中情勢に関してはまだ正式な発表が有りませんのでもう暫くは状況を注視して行く必要が有りますが、第1段階の部分合意はほぼ確実と見て良いのではないかと思います。

但し第1段階の部分合意は米中共にハードルの低い分野が中心です、次に始まる第2段階の協議ではかなりハードルも上がりますので、第1段階の部分合意が実現しても大局的に見れば一歩前進程度です。

更に言えば第1段階の部分合意が実現すれば好材料も一旦出尽くしとなり、次は更に難しい交渉が始まると言う一面に株式市場の目が向きます。

まずは一安心となりますが、米中情勢を巡る一喜一憂はまだまだ続く、そう言う意味では引き続き慎重な対応が必要と言う相場状況は続きます。

しかしながらこれまでと比べれば一段階相場環境が良くなったと言う事は事実です、引き続き銘柄重視、下がり難く上昇の可能性を持つ銘柄を厳選して買って行くスタンスで有れば何も問題は有りません。

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