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リアルタイムサービス(9月20日前場情報)
- 2019/9/20
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日経平均株価は97円高の22142円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウは上昇したもののナスダック指数は小幅安と高安まちまちの展開に。
米FOMCも通過して手掛かり材料が不足する中で、昨夜は米中貿易協議に関する警戒材料も有りました。
米中次官級の協議が始まる事から期待先行のムードも有りますが、米中関係の権威で米政権へのアドバイザーを務めるマイケル・ビルズベリー氏が対中関税を50%か100%に引き上げる事も有りうると述べ株式市場には警戒ムードも。
加えて中国共産党系のメディアが、米国が考えているほどに中国は貿易協議で合意をしたい訳ではないと述べるなど対立ムードも。
10月の米中貿易協議の本番を控えて、下準備が進み始めた状況ですので、米中どちらも交渉を有利に進めたいとの思いは強く、言わば駆け引きが先行するような状況も致し方有りません。
米中貿易協議に関しては警戒ムードは有るものの、現時点ではやや期待するムードの方が多いと言う感じです。
昨夜の米国市場でNYダウが一時125ドル程度下げたものの、終って見れば52ドル高となった事も米中協議進展への期待の方が勝っている事の表れです。
本日の日本市場も買い優勢の展開の中でジリジリと上げ幅を広げて一時22204円まで上昇。
テクニカル的な過熱感は否定出来ない状況ながら、特段の売り材料も無く、ある意味では買いが買いを呼び込むと言う展開が続いています。
世界的な金融緩和環境に加えて米中貿易協議進展期待、日々の上げ下げは有るものの円安基調の展開が続いている事も株式市場にとっては追い風。
加えて9月末に向けては、中間配当狙いの実需の買いも入りやすく、需給面においては下がれば買いが入り易いと言う状況です。
しかしながら国内主要企業の業績面に関しては、世界経済が減速する中ではなかなか楽観は出来ず、日経平均の上昇ほどには投資家の心理は強気では無い様に思います。
しかし上昇基調が続く日経平均を目の前にして買わないリスクも意識され、とにかく上がる間は買いで付いて行こうと言う感じの動きが出ている相場と言う感じです。
先々上昇基調が止まり、下げに転じ始めた時には要注意と言う感じもしますが、そのような展開になったとしても下がり難く上昇の可能性がある銘柄としてはやはり出遅れ感の有る銘柄です。
この先上昇基調が続く、又は下げに転じる、又は膠着した状態となる、これら全ての展開に最もリスクの少ない対応は先に述べたような出遅れ感の有る銘柄で対応して行く事だと思います。
好業績、出遅れ感の有る銘柄として、後場、そして来週にかけて、東証2部2354YE DIGITAL(前場終値410円)の買いを狙いたいと思います。9/18大引け後に中間決算の上方修正を発表しています。
詳しい解説は大引け情報で述べますが、410円前後と380円台買い下がりで臨み、上昇を待ちたいと思います。