週トレ短期売買(9月17日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

9/17(火)日経平均株価は△13円の22001円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落、サウジアラビアの石油施設が攻撃されて原油先物相場が急伸、原油の供給懸念に加えて原油価格の上昇が世界経済に悪影響を与えるとの懸念から米株式市場も売りが先行する展開に。どこが攻撃をしたかはまだ定かでは有りませんが、親イラン武装組織フーシが犯行声明を出しており、背後にはイランがいるのでは?との懸念もあって、中東情勢への警戒が強まっています。加えて中国が16日に発表した8月の工業生産がリーマン・ショック直後以来となる低い伸びとなり、中国経済の一段の減速懸念も強まっています。中東情勢の混迷、原油相場の上昇、中国経済の一段の減速懸念など、株式市場を取り巻く環境はお世辞にも良いとは言えないものの、世界的に進む金融緩和環境や10月に予定されている米中貿易協議進展期待から悪材料は有れども底堅い展開が続いている株式市場です。本日の日本市場も売りが先行する展開で寄り付き直後には21878円まで下落した日経平均でしたが、目先の売りが一巡した後は上昇に転じてプラス圏に浮上。諸々悪材料が出たにもかかわらず、円相場は108円台を維持しており、リスク回避の円高が進まない事から株式市場にもさほど売りが強まらず。日経平均は今日の上昇で10連騰、一旦適度な調整場面を迎えるのは近いと言う状況ですが、今週は米FOMCと日銀金融政策決定会合を控えており、今日はまだ期待先行のムードが強いと言う感じです。過熱感を示す騰落レシオは124%で、25日移動平均線に対する上方乖離も5%超、今日で10連騰と言う事を考えれば、日経平均や日経平均を構成している主力銘柄は今が目先のピークと考えるのが妥当です。しかしながら世界的な金融緩和環境や米外交姿勢の強硬姿勢からの転換、米中貿易協議進展期待など、先行きへの期待も継続し易い相場環境です。日経平均には一旦調整色が強まると思いますが、資金は株式市場の中で循環し、出遅れ銘柄や中小型株を物色する動きとなって、幅広い銘柄に順次買いが広がるのではないかと思います。サウジ情勢に関しても、中東原油に対する世界経済の依存度は大きく低下しており、世界の主要国の原油の戦略備蓄も豊富に有ります。更に言えば世界経済の減速によって既に原油の消費は減少傾向に有りましたので、多少の価格上昇も世界経済に与える悪影響は限定的です。原油価格が若干上昇する事によってデフレ懸念が後退すると言うプラスの一面も有り、現在の1バレル60ドル程度の原油先物価格なら過度に警戒する必要はないと思います。先週末までの日経平均の9連騰、主力銘柄の上昇に関しては、先週末のメジャーSQ要因が大きく、過去最高水準に増加していた裁定売り残の買い戻しと言うのが主原因です。そのメジャーSQも先週末に通過し、裁定売り残の買い戻しと言う特殊な事情も一旦ピークは通過。需給面では一旦買い需要が急減しますので日経平均に関しては一旦上昇一服を想定して対応する局面です。しかしながら出遅れ銘柄に対する個別物色はこれからが本番、内需系の中小型株中心に押し目買いを狙いつつ保有銘柄の上昇を待つ、当面はそのようなスタンスで良いと思います。

 

 

【当面の相場展望】

米中情勢がにわかに歩み寄りの動きを強めており、トランプ政権の外交姿勢も強硬路線から対話路線に変化しつつ有ります。先行きへの期待が高まったところでサウジアラビアの石油施設への爆撃、依然先行き不透明感が晴れない世界情勢ですが、世界的な金融緩和スタンスと米中貿易協議進展期待から物色意欲は依然旺盛、全体よりも個を重視、出遅れ銘柄中心に循環物色の展開が続きそうです。

 

 

【明日の見通し】

今週も物色意欲は強い展開が想定されます、既に上昇している銘柄からまだ出遅れている銘柄へと物色資金が移動し、循環物色で幅広い銘柄に水準訂正高の動きが期待出来そうです。

 

 

【投資アドバイス】

国内連休中にサウジアラビアの石油施設がドローンによる攻撃を受けて爆破されると言う事件が有り昨夜の米国株はリスク回避の売りが強まり株価も下落。本日の日本市場でも開始直後は売りが強まり日経平均も一時21878円まで下げ幅を広げたものの、目先の売りが一巡した後は切り返してプラス圏に浮上、終って見れば小幅高で10連騰と言う結果になりました。中東情勢混乱への警戒は有るものの円相場に大きな変動はなく今日の日本時間では108円台をキープ。リスク回避の円高が進まなかった事が株式市場にも安心感を高める結果に。加えて原油の供給に対する警戒はさほど強まらず、これ以上事態が悪化しなければサウジ情勢も株式市場に与える悪影響は限定的との見方が多数派です。この先サウジ情勢が一段と悪化し、サウジとイランが戦争に突入するような事が有れば一大事では有りますが、現段階ではそのような可能性は少なく、株式市場にも冷静な見方が主流派です。

米国では今夜からFOMCが始まり0,25%の連続利下げが行われる可能性が大、日銀金融政策決定会合は明日から始まり、何らかの金融緩和策が打ち出される可能性は有るものの、足元円安基調を維持していますので、米利下げの後も円高が進まなければ日銀は金融緩和策を先送りする可能性も有ると思います。今日も小幅に上昇してこれで10連騰となった日経平均ですが、適度な調整安が強まるとすれば日米金融政策決定会合を通過した後だと思います。今日の展開を見る限り、まだ日米金融緩和へ期待が先行している感じが有りますが、結果が明らかになれば一旦材料は出尽くし、一時的には利食いの動きが強まると思います。日経平均はテクニカル面だけで見る限り過熱感は否めず、適度な調整安場面は近いと見ておく方が賢明です。現在25日移動平均線は20870円付近に位置しており、過熱感を示す騰落レシオも124%に達しています。明日直ぐに下がると言う訳では有りませんが、暫く高値圏でもみ合いが続き、その後出て来た材料をキッカケにストンと下げて25日移動平均線付近まで下げると言うような展開は多々有ります。上がり続ける株価は無く、上がればその先には下げが来る、これが株価の習性でも有ります。しかしながら弱気になる必要は無く、先に上昇した銘柄は下がりますが、まだ上昇していない銘柄は上昇に転じます。

ざっくりと言えば買われる銘柄が変るだけの事です、先駆した銘柄から出遅れ株に資金が移動し、材料出現をキッカケにテーマ性を持つ中小型株が買われると言うように、循環物色へと移行して行きます。引き続き保有銘柄の上昇を待ちつつ、チャンスが有れば押し目買いを考える、明日以降もこのような発想を基本に対応して行けば、過熱感が高まっている相場状況でもさほど警戒する必要は無いと思います。

 

 

 

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