リアルタイムサービス(9月17日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は23円安の21964円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落、サウジアラビアの石油施設が攻撃されて原油先物相場が急伸、原油の供給懸念に加えて原油価格の上昇が世界経済に悪影響を与えるとの懸念から米株式市場も売りが先行する展開に。

どこが攻撃をしたかはまだ定かでは有りませんが、親イラン武装組織フーシが犯行声明を出しており、背後にはイランがいるのでは?との懸念もあって、中東情勢への警戒が強まっています。

加えて中国が16日に発表した8月の工業生産がリーマン・ショック直後以来となる低い伸びとなり、中国経済の一段の減速懸念も強まっています。

中東情勢の混迷、原油相場の上昇、中国経済の一段の減速懸念など、株式市場取り巻く環境はお世辞にも良いとは言えないものの、世界的に進む金融緩和環境や10月に予定されている米中貿易協議進展期待から悪材料は有れども底堅い展開が続いている株式市場です。

本日の日本市場も売りが先行する展開で寄り付き直後には21878円まで下落した日経平均でしたが、目先の売りが一巡した後は上昇に転じて一時はプラス圏に浮上。

諸々悪材料が出たにもかかわらず、円相場は108円台を維持しており、リスク回避の円高が進まない事から株式市場にもさほど売りが強まらず。

日経平均は先週末まで9連騰しており、一旦適度な調整場面を迎えるのは近いと言う状況ですが、今週は米FOMCと日銀金融政策決定会合を控えており、今日はまだ期待先行のムードが強いと言う感じです。

過熱感を示す騰落レシオは120%を超えており、25日移動平均線に対する上方乖離も5%超、先週末まで9連騰と言う事を考えれば、日経平均や日経平均を構成している主力銘柄は今が目先のピークと考えるのが妥当です。

しかしながら世界的な金融緩和環境や米外交姿勢の強硬姿勢からの転換、米中貿易協議進展期待など、先行きへの期待も継続し易い相場環境です。

日経平均には一旦調整色が強まると思いますが、資金は株式市場の中で循環し、出遅れ銘柄や中小型株を物色する動きとなって、幅広い銘柄に順次買いが広がるのではないかと思います。

サウジ情勢に関しても、中東原油に対する世界経済の依存度は大きく低下しており、世界の主要国の原油の戦略備蓄も豊富に有ります。

更に言えば世界経済の減速によって既に原油の消費は減少傾向に有りましたので、多少の価格上昇も世界経済に与える悪影響は限定的です。

原油価格が若干上昇する事によってデフレ懸念が後退すると言うプラスの一面も有り、現在の1バレル60ドル程度の原油先物価格なら過度に警戒する必要はないと思います。

先週末までの日経平均の9連騰、主力銘柄の上昇に関しては、先週末のメジャーSQ要因が大きく、過去最高水準に増加していた裁定売り残の買い戻しと言うのが主原因です。

そのメジャーSQも先週末に通過し、裁定売り残の買い戻しと言う特殊な事情も一旦ピークは通過。需給面では一旦買い需要が急減しますので日経平均に関しては一旦上昇一服を想定して対応する局面です。

しかしながら出遅れ銘柄に対する個別物色はこれからが本番、内需系の中小型株中心に押し目買いを狙いつつ保有銘柄の上昇を待つ、当面はそのようなスタンスで良いと思います。

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