リアルタイムサービス(9月5日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は436円高の21085円で終了。香港政府が大規模デモのきっかけとなった「逃亡犯条例」を正式に撤回し、英国でもEUからの離脱延期を政府に義務付ける法案が可決され、一応合意無き離脱を議会が阻止。

そして本日10時半頃には米中貿易協議を10月に再開する事で米中両国が合意したとの報道が伝わって日経平均も一段高に。

ざっくりと言えばこれまで上値の重石となっていた政治リスクが同時に大きく後退すると言う事になり、株式市場もヘッジ売りをしていた投資家の買戻しを誘い大幅高に。

しかし冷静に1つずつ中身を確認すれば、さほど楽観出来るような状況でもなく、現時点では強気に傾き過ぎない方が良いと思います。

香港情勢に関しては、5つの要求の中の1つが実現しただけで、大規模デモが収束に向かうと考えるのは楽観過ぎると思います。

逆に1つの要求が実現した事で、更に残る要求を実現させる為に一段とデモが激しくなると言う展開も十分にありえます。

香港情勢はまだまだ収束を期待するには時期尚早、一段と激化する事も想定した上で対応して行かなければなりません。

英国の情勢に関しても、EU離脱の延期を政府に義務付ける法案は可決されたものの、延期して時間をかけてもこれまで何も進展しなかった訳で、EU側の譲歩を待ち、合意した上での離脱を目指すとすればやや現実離れと言う感じです。

今後考えられる展開は総選挙となって再度国民投票を実施する、又はこのまま何も決まらず、宙ぶらりんの状態が長期化する、ざっくりと言えばこの2つです。

はっきりと言って英国情勢は一段と政治の迷走が強まり、EU全体への悪影響は今後も続きます。

米中貿易協議を10月に再開する事で米中が合意したと言う事ですが、協議再開で合意しただけで、貿易協議の中身となると依然難航が予想されます。

中国にすれば10/1は建国記念日となる国慶節が有り、香港情勢も有りますので、10/1までは米中情勢の一段の悪化は避けたいとの判断から、10/1以降の米中協議を設定した感も有ります。

本気で米中貿易協議の合意を望んでいるようなムードは感じられず、状況を更にエスカレートさせない為に少し先に米中協議の日程を決めたと言う感じもします。

米中情勢に関しては依然先行きは不透明、10月が近づけばトランプ大統領が交渉再開に向けて圧力を強める為に新たな制裁を発動すると言う事も考えられます。

ざっくりと言えば今日は香港、英国、米中情勢の政治リスクが後退した事で株式市場も買い戻しが強まり大きく上昇しましたが、ここからの上値は限定的だと思います。

日々出て来る材料に一喜一憂して上下に振れると言う相場状況に本質的には変化は無いともいます。

しかしながらこれまでよりは状況は少し好転、来週以降は日米欧の金融緩和も期待出来ます。

持ち株の上昇が期待出来る上に、買い出動もこれまでよりは少し前向きに考えて行ける投資環境になったと思います。

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