週トレ短期売買(9月5日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

9/5(木)日経平均株価は△436円の21085円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇。香港政府が「逃亡犯条例」の改正案を撤回する事を表明し、大規模デモが収束に向かうのでは?との期待から株式市場も買いが強まると言う展開に。更に英国ではEUからの離脱延期を政府に義務付ける法案が可決され、合意無き離脱が回避されるのでは?との期待も買い材料に。加えて中国で発表された経済指標が前月比で改善が示され、中国経済の減速による世界経済の悪化懸念が和らいだ事も投資家心理に安心感をもたらした格好。しかしながら香港情勢に関しては、5つの要求のうち1つが実現しただけの事、逃亡犯条例の撤回だけで大規模デモが収束に向かうのでは?との期待は、楽観的過ぎると思います。英国情勢に関しても、ジョンソン首相が合意無き離脱へ突っ走る事には歯止めをかけたものの、解散総選挙の可能性や引き続き何も決まらず英国の政治が迷走を続けると言う展開も有り得ますので、英国のEU離脱を巡る情勢としては今のところメイ前首相時代と何も変わりは有りません。中国で発表された非製造業PMIが改善を示した事は中国景気への安心感に繋がりますが、米国同様に中国も製造業は悪化の一途であり、非製造業が国内景気を支えていると言う状況で、引き続き警戒を要すると言う状況は変わりません。米中経済共に、製造業と非製造業の2つのエンジンが有るとすれば、今はかろうじて非製造業と言う1つのエンジンで走っているようなものです。この先、米中貿易協議が合意に達し、製造業が回復するなら何も問題は有りませんが、米中対立が長期化して、今は好調な非製造業に悪化の兆しが見えれば要注意となって来ます。本日10時半頃に米中貿易協議が10月始めにワシントンで開催する事で合意したと中国政府が発表しています。

その発表が伝わると日経平均は一段高で21000円台を回復、合意に至るかどうかはまだ何とも言えませんが、協議が再開される事が正式に決まり、株式市場も好感する動きが強まっています。これまで上値の重い展開が続いていた株式市場ですが、米中貿易協議の再開が決まり、暫くは売り方の買戻しが強まる展開が想定されます。来週以降には日米欧の金融緩和も期待出来ます、一旦流れは上と言う情勢ですので、日経平均の上値は限定的になりそうですが幅広い銘柄に見直し買いの動きが広がりそうです。

 

 

【当面の相場展望】

米中貿易協議が10月に再開する事で米中が合意し株式市場も好感する展開に。しかし協議が再開されても合意に至るかどうかは依然不透明。香港情勢、英国情勢、米中協議全て一時的な情勢好転と言う感じがします。しかし来週には日米欧金融緩和が期待出来ますので、投資環境はこれまでよりも少し好転、保有銘柄の上昇を期待しつつ、テーマ性を持つ内需系の中小型株中心に順次買い出動も考えて行くと言う対応で良いと思います。

 

 

【明日の見通し】

今日大きく上昇していますので明日はやや膠着した展開が想定されます。しかし暫くは買い戻しの流れが続きそうですので底堅く推移し、幅広い銘柄に見直し買いの動きが期待出来ると思います。

 

 

【投資アドバイス】

香港政府が大規模デモのきっかけとなった「逃亡犯条例」を正式に撤回し、英国でもEUからの離脱延期を政府に義務付ける法案が可決され、一応合意無き離脱を議会が阻止。そして本日10時半頃には米中貿易協議を10月に再開する事で米中両国が合意したとの報道が伝わって日経平均も一段高に。ざっくりと言えばこれまで上値の重石となっていた政治リスクが同時に大きく後退すると言う事になり、株式市場もヘッジ売りをしていた投資家の買戻しを誘い大幅高に。しかし冷静に1つずつ中身を確認すれば、さほど楽観出来るような状況でもなく、現時点では強気に傾き過ぎない方が良いと思います。香港情勢に関しては、5つの要求の中の1つが実現しただけで、大規模デモが収束に向かうと考えるのは楽観過ぎると思います。逆に1つの要求が実現した事で、更に残る要求を実現させる為に一段とデモが激しくなると言う展開も十分にありえます。香港情勢はまだまだ収束を期待するには時期尚早、一段と激化する事も想定した上で対応して行かなければなりません。

英国の情勢に関しても、EU離脱の延期を政府に義務付ける法案は可決されたものの、延期して時間をかけてもこれまで何も進展しなかった訳で、EU側の譲歩を待ち、合意した上での離脱を目指すとすればやや現実離れと言う感じです。今後考えられる展開は総選挙となって再度国民投票を実施する、又はこのまま何も決まらず、宙ぶらりんの状態が長期化する、ざっくりと言えばこの2つです。はっきりと言って英国情勢は一段と政治の迷走が強まり、EU全体への悪影響は今後も続きます。米中貿易協議を10月に再開する事で米中が合意したと言う事ですが、協議再開で合意しただけで、貿易協議の中身となると依然難航が予想されます。中国にすれば10/1は建国記念日となる国慶節が有り、香港情勢も有りますので、10/1までは米中情勢の一段の悪化は避けたいとの判断から、10/1以降の米中協議を設定した感も有ります。本気で米中貿易協議の合意を望んでいるようなムードは感じられず、状況を更にエスカレートさせない為に少し先に米中協議の日程を決めたと言う感じもします。米中情勢に関しては依然先行きは不透明、10月が近づけばトランプ大統領が交渉再開に向けて圧力を強める為に新たな制裁を発動すると言う事も考えられます。

ざっくりと言えば今日は香港、英国、米中情勢の政治リスクが後退した事で株式市場も買い戻しが強まり大きく上昇しましたが、ここからの上値は限定的だと思います。日々出て来る材料に一喜一憂して上下に振れると言う相場状況に本質的には変化は無いともいます。

しかしながらこれまでよりは状況は少し好転、来週以降は日米欧の金融緩和も期待出来ます。持ち株の上昇が期待出来る上に、買い出動もこれまでよりは少し前向きに考えて行ける投資環境になったと思います。

 

 

【保有銘柄に関するコメント】

長く含み損の状態で保有を継続していた1447ITbookHDが、マイナンバーカードに関する新たな利用促進サービスの開始を発表して昨日、本日と連続でストップ高となっています。買いコストは420円前後と390円台の買い下がりですので本日終値の432円なら利益の出る状態です。長く含み損の状態が続きましたので明日は手堅く、朝一の寄り付きで売却してポジションを解消したいと思います。

 

 

 

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