リアルタイムサービス(9月2日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は84円安の20620円で終了。対中制裁関税第4弾が予定通りに発動され、中国も同時に報復関税を発動。

米中共に関税を上乗せする展開になり、米中情勢の先行きに一段と警戒が強まっています。

しかし今日の日本市場は過度に悲観が強まると言う展開でもなく、朝方の売りが一巡した後は横ばい推移で膠着した展開に。

投資家心理としては、対中制裁関税第4弾の発動によって、米国株がどう反応するかが読み切れず、一応リスク回避の売りは出したものの限定的と言う感じの展開。

今夜の米国市場は祝日で休みですので日本市場は明日も米国株待ちと言う展開になりそうです。

米中情勢に加えて今週は米欧中の経済指標の発表も相次ぎます、更に英国のEU離脱期限も近づきつつあり、日本においても10月からは消費税が引き上げられます。

韓国政治の迷走や今は落ち着いているイラン情勢など、警戒すべき情勢が目白押しと言う外部環境に大きな変化も有りません。

しかしそのような状況にもかかわらず株式市場ではパニック売りが強まるわけでもなく、弱含みでは有るもののそれなりに底堅さが有る展開が続いています。

その理由はこれまでにも述べて来ましたが、世界的な金融緩和スタンスや政策発動期待、加えて需給面では裁定売り残高が過去最高水準に積み上がり、下がれば日銀のETF買いや企業の自社株買いなど、買い需要がそこそこ有る事も株価下支え要因になっています。

ざっくりと言えば今週は米欧中で経済指標の発表が相次ぎますが、良ければ世界経済への安心感が高まり、悪くても政策期待が高まると言う感じで、売りが出難いのでは無いかと思います。

唯一売り材料になりそうなのが米中貿易協議を巡る動向だと思います。仮に貿易協議が延期される事になれば一時的には悲観売りが強まると思います。

反対に協議が行われる事になれば結果はどうであれ一旦は好感買いの動きが強まり株価は上昇すると思います。

しかし結果が伴わなければ先々再度下げに転じますので、米中情勢を睨みながら一喜一憂すると言う状況は変らないと思います。

現状ではまだ米中合意に達すると言う期待は持てず、いずれ合意に達する時期は来ますがそれはまだ先の事だと思います。

米経済は現状では依然良好、減速が懸念されるシグナルは幾つか点灯はしていますが直ぐに急速に悪化するような状況では有りません。

中国も同様です、景気減速は緩やかに進んではいるものの、人民元安と政策発動にとって今は何とか持ちこたえています。

米中共に貿易戦争による悪影響に耐え得る限界はいずれ訪れますがそれはまだ先の事です。

もう暫くは引き続き日々出て来る材料に一喜一憂する展開が続きます。慎重なスタンスを維持し、全体よりも個を重視、そして安値買いを狙って時間をかけて吹き上げを待つ、そのような投資が最もリスクの少ない投資だと思います。

もう暫くは忍耐力が求められる投資環境が続きますが、我慢すべき時に我慢してこそ、いずれ米中が合意に達した時、大きな利益を得る事につながると思います。

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