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リアルタイムサービス(8月26日後場情報)
- 2019/8/26
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日経平均株価は449円安の20261円で終了。米国の対中制裁関税第4弾に対する報復措置を中国が発表し、それに対する対抗措置を米国が発表。
関税合戦を嫌気し先週末の米国株が大きく下落、円相場も一時104円台半ばまで円高が進み、本日の日経平均も急反落の展開で大きく下落。
しかし本日の日本時間では円相場は105円台を回復し、日銀によるETF買いの下支えも有り、日経平均は寄り付き直後に付けた20173円を安値に、少し下げ幅を縮めて終ると言う展開に。
寄り付いた後に一段と下落すると言う展開にはならず、過度な悲観は強まりませんでした。
しかし米中情勢の先行きへの警戒は一段と高まっており、楽観出来るような状況でも有りません。
しかしながら過度に悲観的になる必要も無いと思います、米中対立の長期化は想定内の事で、米中対立激化で株価が下落し景気減速懸念が強まれば米中歩み寄りの動きが出て来るのがこれまでのパターンです。
加えて緩和的な金融政策や政策発動への期待も株価下支え要因になりますので、楽観は出来ないものの過度な悲観も不要、そのような発想での対応が現実的には最善になると思います。
但し米金融緩和は円高に繋がる要因ですので、もう一段の円高には警戒が必要です。ざっくりと言えば円高が業績への痛手となる企業は引き続き弱含みの展開が続きます。
しかし安易にカラ売りと考えると、いつ何が出て来るかわからないトランプ発言ですので、主力系の銘柄に関しては売買をしないと言う対応が最善だと思います。
一方では、テーマ性を持つような内需系の中小型株に関しては突っ込み買いを狙って吹き上げを待つと言う投資が最善。
安値を拾って吹き上げを待つ、そのような対応をしていればリスクも少なく適度な利益は狙えると思います。
但しこの場合も安値買いに徹する事が不可欠です、今は中途半端な価格帯で買っても、なかなか思うようには利益になりません。
売られ過ぎのような安値を待ち、そのような場面が有れば買うけれども、無ければ無理には買わず、安値を待ち続けると言うスタンスが最善です。
今日も日経平均は大きく下がりましたが、日経平均のPBR1倍水準の2万円にはかなり余裕を残しています。
又円高懸念に関しても、米連続利下げを想定すれば、一段の円高進行も懸念されますが、日銀も何もしない訳ではなく、円高が行き過ぎれば当然可能な限りの追加緩和を打ち出して来ます。
又、米利下げが続いたとしても米国にはまだ金利が有ります、一方の日本はゼロ金利で一部ではマイナス金利ですので、円買いの動きが必要以上に強まる事はないと思います。
米中対立が一段と激化していますが、本日中国からは米国とは交渉を通じて問題を解決して行きたいと言うコメントも出ています。
引き続き慎重な対応が求められる投資環境が続きますが、全体よりも個を重視、そして安値買いに徹して吹き上げを待つと言うスタンスなら弱気になる事は有りません。
買い出動自体は限定されますが、それも安全度を高めるリスク管理のようなものです、無理をせず、じっくりと対応して行く事が結果的にはリスク少なく利益を得る事に繋がると思います。