リアルタイムサービス(8月23日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は44円高の20672円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウは49ドル高でナスダック指数は28P安と高安まちまちの展開に。

しかし中身を見れば、運行を停止していた新型機の運行再開を巡る材料が出た事でボーイング株が上昇、同社1社でNYダウを98ドル程度押し上げており、これを除けばNYダウも実質的には下落。

今夜のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を待つと言うスタンスが基本で、株式市場全体を見れば様子見ムードが強い展開でした。

昨夜米国で発表された8月の米製造業PMI速報値が、49,9と好不況の境目となる50を10年ぶりに下回り米景気の先行きへの警戒が再び高まっています。

前日には好調な小売り企業の決算発表を受けて米経済への安心感が高まる展開になりましたが、昨夜は再び悪い経済指標が出て来た事で、連続利下げへの期待も再度高まっていると言う状況です。

しかしながら堅調な米経済を下支えしているのはサービス業などの非製造業です、昨夜発表されたPMIは製造業。

製造業に関しては米中貿易戦争の悪影響も有りますので、これまでも景況感は余り良くは無く、米経済への懸念が本質に高まるとすれば、先々非製造業の景況感が悪化した時です。

現時点では米製造業は減速気味に有りますが、非製造業は依然好調持続、全体で見れば緩やかな経済成長が続いている米経済との見方に変わりは有りません。

本日の日本市場は様子見ムードが強い状況ながら小幅高で推移、寄り付きこそ小幅安でスタートしましたが売り一巡後は切り返してプラス圏に浮上。

しかし今夜のジャクソンホール会議や週末のG7首脳会議を控えて積極的な売買は期待出来ず、ポジション調整の売買が中心の展開。

パウエルFRB議長が今後の米金融政策に関してどのような考えを示すのか?確率的に言えば、市場の過度な期待に応えるような発言をする可能性は少ないと思います。

市場が期待するのは9月FOMCにおいて大幅な利下げを実施する事、しかしFRB内にはトランプ大統領の政治的圧力に抵抗する動きも根強く、すんなりと大統領の要望を受け入れると言う事は考えられません。

結論を言えば、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は株式市場にとっては失望売りを誘う結果になると思います。

しかしながら米金融政策の方向性は金融緩和に変わりは無く、即時大幅な利下げは無くとも、緩やかな利下げは続く可能性が有りますので、失望売りの動きも一時的になると思います。

過度に警戒する必要は無く、又、米国株の失望売りによって日本市場で悪影響を受けるのは主に主力銘柄や日経平均です。

現在保有しているような、テーマ性を持つ内需系の中小型株などにはさほど悪影響は有りません。

引き続き全体よりも個を重視、そのような発想を持って対応して行く投資環境が続きます。

後場の対応は保有銘柄の値動きを見守るだけです。

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