週トレ短期売買(8月16日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/16(金)日経平均株価は△13円の20418円で終了。昨夜の米国市場はNYダウは99ドル高と小幅に反発しましたが、ハイテク株中心のナスダック指数は7P安と小幅に続落。前日に大きく下げている割には弱い反発力と言う展開で、依然投資家心理は弱気継続、そのような状況です。長短金利の逆転は景気後退のシグナルとされており、過去最高値を更新する展開が続いていた米国株ですので、一旦弱気心理が強まれば下値余地も大きいだけに昨夜の下げ渋りだけではまだ安心は出来ません。又、長短金利の逆転が米国市場だけでおきている事なら一時的な需給の歪みと言う見方も出来ますが、欧州でも長短金利の逆転がおきていますので、米欧共に景気後退のシグナルが出ている事は投資家心理を慎重にさせます。欧米共に長短金利の逆転が起きている事から判断すると、市場は政策金利の一段の利下げを催促していると言う事になります。米国ではFRBが先日0,25%の利下げを実行しましたが、それでは足りないと言うのが現時点での市場の判断。欧州においても次回のECB理事会での利下げを催促している状況ですので、ドラギ総裁も次回のECB理事会においては利下げを実行する可能性が大。又、欧州が利下げをするならFRBも連続利下げをする以外に選択肢は無く、そうなるとトランプ大統領から前回の利下げは大幅にしておくべきだったと再びパウエルFRB議長は叩かれる事になります。トランプ大統領対FRBの対立を考えると、これまで以上に利下げへの圧力が強まりそうですので、米金融政策もこの先連続して利下げを繰り返す利下げサイクルが始まる可能性が高いと思います。そうなると中国も一段と人民元相場を元安方向へと誘導を強めると思います。簡潔に言えば世界で通貨安競争が起きると言う事になりますので、円相場にとっては円高圧力が一段と強まると言う懸念が高まります。当然日銀も次回の日銀金融政策決定会合において、金融緩和策を打ち出す事になると思いますが、日銀が取れる選択肢は限られており、どのような政策を打ち出すのか?注目されます。考えられる政策としては、買い入れ額が減少している国債買い入れを再び増加させる事、加えてETF買い入れ額の増額、マイナス金利の深堀など、幾つか有りますが、これだけでは円高阻止には物足りなさも有ります。政府としても大型の景気対策発動と言う選択肢が有りますので、日銀と政府がセットで政策を発動すればポジティブサプライズになるかもしれません。しかしこのような状況も全ては米中貿易戦争に端を発している事です、米中貿易協議が解決すれば相場状況も劇的に好転します。米中情勢も、トランプ大統領の決断次第と言うところに結果を予測する難しさも有りますが、米株式市場と経済を悪化させないと言うのが有る意味ではレッドライン。そう考えれば過度に悲観する事は無く、安値買い狙いで吹き値売りと言う投資スタンスならさほど神経質になる必要も有りません。引き続き全体よりも個を重視、そのような投資スタンスが株式市場の現状を考えれば最善のスタンスだと思います。

 

 

【当面の相場展望】

米FRB、欧州ECB共に次回の会合では利下げに踏み切る可能性が大、同時に中国も人民元相場を元安誘導すると思われ、世界通貨安競争に向かう世界情勢です。日銀も含めて世界同時金融緩和を進めながら通貨安競争をすると言う感じで、株式市場も波乱含みと言う情勢ですが、銘柄重視の個別対応で、安値買い狙いと言うスタンスならさほど神経質になる必要はないと思います。中途半端な株価水準では動かず、安値のみ買い出動、そのような対応であれば何も問題は有りません。

 

 

【週明けの見通し】

来週も引き続き米中情勢と円相場を睨みながらの展開が続きます。米景気後退への懸念が強まっていますので当面は米国で発表される経済指標に関心が集ります。来週も日々出て来る材料次第で上下に振れる展開になると思います。

 

 

【投資アドバイス】

昨夜の米国株が前日の大幅下落から下げ止まりは見せたものの反発力の弱い展開になった事から今日の日経平均も売り先行の展開で一時20300円まで下落。しかし円相場が106円台を維持し、昨夜米国で発表された7月の小売り売上高は0,7%増と市場予想を上回る結果に。長短金利の逆転で米景気後退懸念が強まっていますが、足元の米景気は依然好調持続、米経済への安心感から本日の日本市場も売り一巡後は押し目買いで下げ幅を縮めてプラス圏に浮上。昨夜トランプ大統領が交渉担当者による米中協議は生産的に行われていると前向きなコメントを出しましたが、株価が下落すると前向きなコメントが出て来ると言う事は株式市場でも既に織り込み済み。米中協議に関しては、現実に何か進展が無い限り、日々出て来るコメントには過剰な期待は持たない方が賢明です。今週は国内勢はお盆休みで海外勢は夏休み、市場参加者が減少している状況で、株式市場も日々出て来る材料次第で上下に振れると言う展開になっています。日経平均の現状をテクニカル面から見てみると、移動平均線においては25・200日移動平均線が売りシグナルとなるデッドクロスになるなど戻り売り有利と言う状況です。一目均衡表でも、日足・週足チャート両方共に雲の下に位置するなど下降トレンド下に有る事を示しています。MACD、ボリンジャーバンドも共に下降トレンドを示しており、テクニカル面から見た日経平均の現状は大きな流れは下向きです。当然日々の上げ下げは有りますが、流れとしては下落基調に有る、現時点ではそのような判断になります。しかしながら今は日経平均と個々の銘柄では同列に見るのではなく、銘柄重視で個を見て対応して行く投資環境です。欧米金融政策が利下げモードに入る中では円高懸念が付きまといますので、自ずと主力銘柄は軟調な値動きになり、主力銘柄で構成されている日経平均も同じく軟調な値動きになるのは致し方有りません。しかし内需系の中小型株に関しては円高も米中情勢も悪影響は限定的です、更に言えば内需系の中小型株に関しては海外投資家の保有も少なく、それは売り圧力も限られると言う事。

簡潔に言えば下値不安も少なく、関連する好材料が出れば吹き上げに繋がり易いと言う事になります。暫くは不安定な値動きが続きそうですが、銘柄重視のスタンスで対応する限りさほど弱気になる事はないと思います。目先の値動きに一喜一憂せず、銘柄重視の対応を続ける、それが今の日本市場では現実的最善の対応だと思います。

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