リアルタイムサービス(8月16日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は18円高の20424円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウは99ドル高と小幅に反発しましたが、ハイテク株中心のナスダック指数は7P安と小幅に続落。

前日に大きく下げている割には弱い反発力と言う展開で、依然投資家心理は弱気継続、そのような状況です。

長短金利の逆転は景気後退のシグナルとされており、過去最高値を更新する展開が続いていた米国株ですので、一旦弱気心理が強まれば下値余地も大きいだけに昨夜の下げ渋りだけではまだ安心は出来ません。

又、長短金利の逆転が米国市場だけでおきている事なら一時的な需給の歪みと言う見方も出来ますが、欧州でも長短金利の逆転がおきていますので、米欧共に景気後退のシグナルが出ている事は投資家心理を慎重にさせます。

欧米共に長短金利の逆転が起きている事から判断すると、市場は政策金利の一段の利下げを催促していると言う事になります。

米国ではFRBが先日0,25%の利下げを実行しましたが、それでは足りないと言うのが現時点での市場の判断。

欧州においても次回のECB理事会での利下げを催促している状況ですので、ドラギ総裁も次回のECB理事会においては利下げを実行する可能性が大。

又、欧州が利下げをするならFRBも連続利下げをする以外に選択肢は無く、そうなるとトランプ大統領から前回の利下げは大幅にしておくべきだったと再びパウエルFRB議長は叩かれる事になります。

トランプ大統領対FRBの対立を考えると、これまで以上に利下げへの圧力が強まりそうですので、米金融政策もこの先連続して利下げを繰り返す利下げサイクルが始まる可能性が高いと思います。

そうなると中国も一段と人民元相場を元安方向へと誘導を強めると思います。簡潔に言えば世界で通貨安競争が起きると言う事になりますので、円相場にとっては円高圧力が一段と強まると言う懸念が高まります。

当然日銀も次回の日銀金融政策決定会合において、金融緩和策を打ち出す事になると思いますが、日銀が取れる選択肢は限られており、どのような政策を打ち出すのか?注目されます。

考えられる政策としては、買い入れ額が減少している国債買い入れを再び増加させる事、加えてETF買い入れ額の増額、マイナス金利の深堀など、幾つか有りますが、これだけでは円高阻止には物足りなさも有ります。

政府としても大型の景気対策発動と言う選択肢が有りますので、日銀と政府がセットで政策を発動すればポジティブサプライズになるかもしれません。

しかしこのような状況も全ては米中貿易戦争に端を発している事です、米中貿易協議が解決すれば相場状況も劇的に好転します。

米中情勢も、トランプ大統領の決断次第と言うところに結果を予測する難しさも有りますが、米株式市場と経済を悪化させないと言うのが有る意味ではレッドライン。

そう考えれば過度に悲観する事は無く、安値買い狙いで吹き値売りと言う投資スタンスならさほど神経質になる必要も有りません。

引き続き全体よりも個を重視、そのような投資スタンスが株式市場の現状を考えれば最善のスタンスだと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2020年1月
« 12月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
ページ上部へ戻る