週トレ短期売買(8月15日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/15(木)日経平均株価は▼249円の20405円で終了。昨夜の米国市場はNYダウが800ドル安、ナスダック指数が242P安と今年最大の下げ幅を記録し大きく下落。中国で発表された7月の工業生産が10年半ぶりの低水準となり、ドイツで発表された4-6月期GDP速報値が3四半期ぶりにマイナスになるなど、世界経済悪化懸念が強まる展開に。加えて米債券市場において、長期金利の指標となる10年物国債利回りが2年物を下回り、長短金利の逆転が米景気悪化へのシグナルと警戒されて米株式市場も売りが売りを呼び込むと言う展開に。前日には対中制裁関税第4弾の一部品目への関税発動を12月に延期すると言う発表を受けて大きく上昇していた米国株ですが、昨夜は一転して世界景気減速懸念が強まると言う展開で株式市場は急落。本日の日本市場も米国株の急落を受けて売りが先行する展開で日経平均は急反落の展開。昨日は反発しましたが今日は一転して急反落、しかし昨日の反発に関しては一過性の上昇である事は想定内の事。更に言えば今は国内勢はお盆休みで海外勢は夏休みの投資家が多く、市場参加者が少ない状態ですので、投機筋や短期筋の売買動向次第では上下に振れる展開も想定内の事。米中貿易戦争が続く限り世界経済への悪影響は否定出来ず、ある程度の世界景気減速も想定内と言えば想定内です。しかし一方では、世界主要国の金融政策は既に緩和方向に舵を切っており、世界景気に一段の悪化懸念が強まれば政策発動も期待出来る政治環境です。米中貿易戦争による悪影響は有るものの、緩和的な金融政策と政策発動余地が有る政治環境で必要以上に悲観が強まると言うような状況でも有りません。トランプ大統領の発言によって、一時的には株式市場も振り回されると言う局面は有りますが、それも時間がたてば元に戻りますのでトランプ発言に対しても過度に反応しない方が賢明です。ここに来て米株式市場が急落している事もこの先米中歩み寄りに繋がるかもしれない要因になります。更に言えば米株式市場の動向にこれまでと違う一面が出ており、金利が低下したら株式市場が下落するようになっている事です。この現象から言える事は、米中貿易戦争を続けてもFRBが利下げをすれば米経済は問題ないと見ているトランプ大統領の考えを根本的に変える可能性も有ります。米株式市場が大きく下落し、利下げも株売り材料になるとすれば、米中貿易協議合意の可能性が高まります。現時点では過度な期待は持てませんが、米中情勢を取り巻く環境も徐々に変わりつつある、そのような感じがします。今週に関しては多少の乱高下は気にする事は無いと思います、そして買いを急ぐ必要も有りません。今週一杯は引き続き保有銘柄の動向を見守るだけで良いと思います。安値買いを狙うとしても来週以降で良いと思います。

 

 

【当面の相場展望】

米中対立の激化と円高懸念に対する悲観ムードは一旦後退していますが、状況の本質には何ら変化は無く、引き続き警戒を要する状況に変わりは有りません。今週は国内勢はお盆休みで海外勢は夏休み、市場参加者も少なく、投機筋や短期筋の売買動向次第で上下に振れ易い相場環境、不安定な値動きには注意が必要です。

 

 

【明日の見通し】

引き続き米中情勢と円相場を睨みながらの展開が続きます。今週は市場参加者も減少し、値動きも若干不安定になると思います。今週は無理に売買をする必要は無く、保有銘柄の値動きを見守るだけで良いと思います。

 

 

【投資アドバイス】

昨夜の米国株が大きく下落し、今日の日本市場も売り先行で始まり一時は20184円まで下げ幅を広げましたが、売り一巡後は買い戻しで下げ幅を縮めて終了。朝方は売り先行で始まった日本市場でしたが、思ったほどに円高は進まず、次第に買戻しが強まると言う展開で日経平均も下げ幅を縮小。又、昨夜の米国市場での長短金利の逆転も、米景気後退を考えるには時期尚早、足元好調な経済が継続しており、長短金利の逆転も一時的な需給の歪みとの見方が大勢です。AIやアルゴリズムなど、機械的に判断をして売買をする傾向が増加している事から債券市場でも株式市場でも一時的に行き過ぎると言う動きが顕著に有ります。例えば1つのきっかけとなる材料が出ると、債券市場も株式市場も一方向に価格が振れ易いと言う一面が有ります。昨夜の米国株の大幅下落も長短金利の逆転もその類の出来事と言う感じです、現時点では過度に悲観する事も無いと思います。しかし楽観して良いと言う事ではなく、米中貿易摩擦の激化によって世界経済に悪影響が出ている事は間違い有りません。しかし今の段階では金融緩和と景気対策で大きな悪影響は無いと言うだけで、今後に関しては不透明感が有る事は否定出来ません。ドイツの4-6月期GDP速報値がマイナスになった事も、中国経済が減速している裏返しのようなものです。ドイツと中国は貿易量も多く、ドイツ経済は中国経済の影響を良くも悪くももろに受けます。又、ドイツ経済は欧州経済の中での機関車のような存在ですので、ドイツ経済の落ち込みは他の欧州諸国の経済にも悪影響を与えます。このように回りまわって東南アジア諸国や日本にもいずれは悪影響が出て来て、最終的には米国経済にもそれ相応の悪影響は出て来ます。

しかし悪影響も緩やかであれば、金融緩和や景気対策によって有る程度カバーが出来ます。そう言う意味では現段階では対処可能と言う事になりますので米中貿易戦争に対しても過度に悲観的になる事は有りません。但しこの先対中制裁関税第4弾が発動され、その後関税が順次引き上げられるような事にでもなれば状況は一段と悪化します。今はまだ大丈夫、しかし先行きに関しては不透明感が否めず、引き続き注意は必要、そのような感じです。

今日はもっと下がるかと思われましたが、終って見れば249円安で下げ幅は限定的、株式市場が引けた後に円安が進み106円台を回復するなど、市場参加者が少ない薄商いをついて投機筋が活発に動いているような感じも有ります。しかし投機筋の売買も多くは一過性です、短期売買の繰り返しと言う売買が多く、下がれば上がる、上がれば下がると言うように、上下に振れるような値動きになり易い一面が有ります。順番から言えば明日は上がると言う事になりますが、今週の値動きに関してはさほど考えず、単に上下に振れているだけと見るのが妥当です。

 

 

 

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