リアルタイムサービス(8月14日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は129円高の20584円で前場を終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に急反発で大きく上昇。米通商代表部(USTR)が対中制裁関税第4弾について、一部品目の発動を12月に先送りすると発表、株式市場も好感する展開に。

対中制裁関税第4弾は現在関税を課していない製品のほぼ全てに10%の関税を課すとしていますが、この中には携帯電話やパソコン、玩具、ゲーム機、靴や衣料などが含まれる事から、クリスマス商戦への悪影響を考慮したのでは?との見方が有ります。

しかし米中閣僚級の貿易協議の日程が次回は9月初旬ですので、そもそも9/1の期限自体に違和感が有り、ざっくりと言えば期限を妥当な時期に先送りしたと言うのが本質だと思います。

それでも株式市場にとっては期限の先送りは米中交渉進展への期待に繋がりますので売り方の買戻しを誘う意味では株価上昇要因です。

しかしながら本質的な米中対立の構造には変化は無く、ざっくりと言えば買い戻しの動きも一過性で一時的。

米国市場にとっては昨夜の上昇で期限延長の材料も織り込み完了、日本市場にとっても株価上昇は一時的で終ると思います。

本日の日本市場も買い先行で始まり日経平均は寄り付き直後に20697円まで上昇、しかし買い一巡後は戻り売りに押されて上げ幅を縮小しています。

昨夜の米国株高、106円台半ばまでの円安進行、米中交渉に若干の時間的な余裕が生まれた事は投資家心理にもプラスになりますが、米中対立の激化と言う本質には大きな変化は無く、引き続き日々出て来る材料に一喜一憂すると言う展開を想定して対応するのが賢明です。

再度確認の意味で述べますが、対中制裁関税第4弾の一部品目は12月に発動は先送りされますが、それ以外の品目に関しては9/1に制裁関税発動の予定は今の所は変更は有りません。

ざっくりと言えば、対中制裁関税第4弾は米国民への影響がある品目に関しては発動は12月に先送り、さほど影響はないと考えている品目は9/1に制裁関税が発動される、そのようになります。

米国としては、少しずつじわりと中国に圧力を掛け続けると共に、米中交渉によって少しでも取れる成果を多くしたい、来年の米大統領選挙に向けて、米景気情勢とのバランスを取りながら、今後の状況も進んで行くと言う感じです。

今週は国内お盆休みで海外勢も夏休み、市場参加者も限られ、株式市場も上下に振れ易い不安定な状況が続きます。

昨日は下振れで今日は上振れ、上下どちらに振れるかは日々出て来る材料次第と言う状況です。

積極的に売買をするような局面では有りませんので、今週に関しては思わぬ安値などが無い以上は様子見対応で保有銘柄の値動きを見守るだけで良いと思います。

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