週トレ短期売買(8月6日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/6(火)日経平均株価は▼134円の20585円で終了。昨夜の米国市場は米中貿易摩擦の一段の激化を警戒してNYダウ、ナスダック指数共に大きく下落する展開に。ナスダック指数は278P安、NYダウは767ドル安と今年最大の下げ幅となり、アップルや半導体関連株など中国関連銘柄とされる銘柄が大きく売られ指数の下げを牽引する格好に。対中制裁関税第4弾発動表明以降、中国の対応が注目されていましたが、中国商務省が米国からの農産品の購入を一時停止すると発表。報復関税引き上げの為の一時停止と言う事ですが、中国の報復姿勢が明らかになった事で米中対立の長期化が警戒される状況です。又中国の人民元が約11年振りの安値を付けた事も中国政府が通貨安を容認しているとの見方を強め、本日早朝に米財務省が中国を「為替操作国」に正式に認定しました。これによって中国が新たな報復措置を打ち出す可能性も有り、米中情勢も先行き不透明感が一段と強まっています。本日の日本市場も売り先行で始まり寄り付き直後には日経平均が20110円まで下げ幅を拡大、しかし日経平均は連日大きく下げており、短期的には突っ込み警戒感も意識され易い状況ですので売り一巡後は買戻しが強まり下げ幅を縮小して終了。ざっくりと言えば連日先物売りで急落している日経平均ですので、今日などは一旦利益確定の買戻しが入り易い日です。加えて一時は105円台半ばまで円高が進んでいた円相場もその後円安に反転し106円台半ばまで円安が進行。円安に連動するように日経平均も下げ幅を縮めており、週末のSQに向けて投機筋などの短期資金も活発に動いていると言う感じもします。しかし米中情勢に好転の兆しが無い以上は、一旦反発に転じてもそれはあくまでも目先の一旦買い戻しと言う動きが主体ですので、戻り一巡後には再度下げに転じると見ておく方が賢明です。米中対立懸念を和らげるような発言などが、米中から出て来れば、一気に相場急反発と言う展開も有り得ますが、今はまだその様な期待は持たない方が良いと思います。

これまでもそうで有ったように、株価急落が続けば悲観ムードを和らげるような発言がトランプ大統領から出て来るかもしれませんが、本日早朝に中国を為替操作国に正式に認定しており、もう暫くは米中チキンレースが続くと見ておく方が賢明だと思います。しかしながら先を見据えるなら売られ過ぎ場面においては安値買いを狙うと言う発想で良いと思います。しかし今日などは日経平均は一時大きく下げましたが、保有している中小型の材料系の銘柄に関しては下げ幅は限定的で、終って見れば小幅高と言う銘柄が目に付きます。現時点では買いを急がず、しかし安値買いの好機が来れば躊躇なく買いを考える、今は保有銘柄の値動きを見守ると言う対応で良いと思います。現状ではまだもう一段の下振れリスクは残りますが、先を見据えれば過度に悲観する必要はないと思います。悲観売りも一巡すれば反発に転じる時期が来ます、投資スタンスは安値買い狙いですが、もう暫くは買いを急がず、もう一段の安値を待ちたいと思います。

 

 

【当面の相場展望】

米中貿易摩擦が一段と激化しています、しかし株価急落が続くようなら昨年末と同じように、米中対立も一旦歩み寄りムードが出て来ます。但しその時期はまだもう少し先になりそうですが、テクニカル面でも悲観売りが一巡すれば一旦は反発に転じる動きが有ります。米中情勢に好転の兆しが見えるまでは不安定な相場が続きそうですが、下げ過ぎれば買いを考え、戻り過ぎればカラ売りを考える、当面はその様な逆張りの発想で臨む投資環境だと思います。

 

 

【明日の見通し】

今夜の米国株動向と円相場、明日の日本市場もそれ次第です。依然投機的売買に左右され易い状況ですので明日は上下どちらに振れてもおかしくは有りません。しかし円相場や米中対立激化の悪影響を受けるのは主に主力銘柄です。テーマ性を持つ内需系の中小型株に関しては過度に神経質になる必要はないと思います。

 

 

【投資アドバイス】

中国が米国産農産物の輸入を一時停止し、米国が中国を「為替操作国」に認定するなど米中貿易戦争は一段と激化しています。中国ではレアアースの対米輸出規制や保有する米国債の売却なども報復措置として検討、と言う報道が出るなど、米中対立は日に日に激化しています。昨日人民元が当面の防衛ラインと見られていた1ドル7元を突破した事からトランプ大統領は国家による通貨安容認と受け取り中国を激しく非難。トランプ大統領は同時に大幅な利下げを行わないパウエルFRB議長も攻撃しており、やや支離滅裂と言う状況でも有ります。しかしながら中国の通貨安政策に対抗するには米国も大幅な利下げをする以外に方法は無く、利下げに関する決定権はFRBに有る以上、パウエルFRB議長に批判を浴びせるトランプ大統領の気持ちも解らないでは有りません。しかし米国が一段の利下げを実施すれば更に円高が進みますので日本にとっては他人事では有りません。米中貿易摩擦が激化し、中国が通貨安政策を取り、米国も利下げを進めると言う展開は、日本にとっては一段と円高圧力が強まる展開になります。仮に1ドル100円に近づくような展開になればさすがに日銀も金融緩和姿勢を強めると思いますが、残念ながら日銀には打ち出せる策は余り有りません。米国には利下げ余地はまだ有りますが、日本は既にゼロ金利で短期金利はマイナスです。量的緩和政策の国債買い入れ額に関しては既に大きく減少していますので、再度買い入れ額を増やすと言う選択肢は有りますが、現実には買い入れる国債の流通量に限りが有ります。最も無難に実行出来る対策としてはETF買入れ額を増やすと言う事です、後は海外企業のM&Aなども、大型であれば円安インパクトは有ります。米国株の下落も日本市場には悪影響になりますが、それ以上に円高の方が企業業績の悪化を連想させ、株価下落のインパクトは大きいように思います。今日も日経平均が一時は下げ幅が600円を超えた後に急速に下げ幅を縮めたのは円相場が106円台半ばまで円安に振れた影響が大きいと思います。そう言う意味では明日以降も円相場の値動きからは目が離せません、日経平均の値動きも当面は円相場に連動するような展開になると思います。

しかしテーマ性を持つような中小型の材料株に関しては、今日も売り一巡後には切り返してプラス圏に浮上する銘柄も多く有り、この先も多少乱高下する場面が有ってもさほど弱気になる事はないと思います。現在保有している銘柄も、安値買いの好機と言う場面が有れば躊躇無く買い出動をしたいと思います。しかしながら多少下げても安値買いの好機とは言えないような場面においては今は無理に買い出動をする必要はないと思います。まだ米中情勢や円高懸念、英国のブレグジットに対する不透明感や日韓関係の悪化など、もう少し状況の推移を見守る方が良いと言う状況です。投資スタンスの基本は安値買い狙いで変りませんが、現時点では買いを急がず、じっくりと株式市場を取り巻く情勢を見極めながら判断して行く、その様な慎重な対応で良いと思います。

 

 

 

 

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