週トレ短期売買(8月2日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

8/2(金)日経平均株価は▼453円の21087円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落、午前中はNYダウ、ナスダック指数共に上昇する展開でしたが、午後に入ってからトランプ大統領が中国への制裁関税発動を表明し株式市場も急落する展開に。

現時点では制裁関税が課せられていない中国製品3000億ドル相当に対して、9/1から10%の関税を課すとツイッターに投稿。これで米国が輸入しているほぼ全ての中国製品に関税が課せられる事になり、米中貿易戦争の一段の激化が警戒されると言う展開に。米国市場では当然ながら中国での売上比率の大きい銘柄が中心に売られNYダウの下げを牽引する格好に。前日にはFRBの利下げスタンスへの失望から大きく下落した米国株も、昨夜は冷静な対応が強まり反発に転じていましたが、中国への制裁関税発動によって再度悲観売りが強まる展開に。又、昨日は円安が進んだ円相場も、リスク回避の動きが強まり今日は106円台後半まで円高が急伸。急激な円高進行に加えて米国株安、米中貿易戦争の一段の激化と言う状況を受けて、本日の日経平均も急落、リスク回避の売りが強まり大きく下落する展開になりました。しかし冷静に考えれば、7月末に行われた米中貿易協議で何も進展が無く、次は9月初旬に米国で米中貿易協議が行われると言う事を考えれば、昨夜の中国への新たな制裁関税発動発言も、次の交渉への圧力の1つと言う見方も出来ます。次回協議で中国が一定の譲歩を示すなら制裁関税の発動も見送りとなりますので、当面は状況の推移を見守ると言う発想も必要だと思います。更に言えばトランプ大統領も株式市場もFRBの利下げスタンスに不満を示しており、新たな中国への制裁関税発動による米景気減速懸念が強まれば、FRBも連続して利下げを行うと言う利下げサイクルが現実味を増して来ます。しかし米国株にとっては利下げサイクルが現実化する事は追い風となりますが、日本株にとっては円高圧力が一段と強まると言う事になりますので安易には喜べません。

米利下げと言う懸念を無難に通過したと思った矢先の昨夜のトランプ発言、米中情勢に対して一段と注意を要する状況になりつつ有ります。しかしながらいつ何が飛び出して来るか解らないトランプ発言は有る程度想定内の事、又仮に中国への追加制裁関税が発動されても、中国は経済の落ち込みを和らげる為に景気対策を発動します。又、米国においても経済減速の兆しが見えれば利下げ、又は景気対策の発動も当然浮上します。ざっくりと言えば、米中情勢による経済的悪影響が強まれば政策発動が期待出来ますので懸念が強まれば期待が高まると言う感じで、マイナス一色にはなりません。又、繰り返し述べている事ですが、米中対立激化で悪影響を受けるのは主に主力銘柄です。テーマ性を持つ内需系の中小型株に関しては弱気になる事はないと思います、銘柄重視で安値を拾って吹き上げを待つ、その様な対応であれば過度に神経質になる事も無いと思います。

 

 

【当面の相場展望】

再びトランプ砲が炸裂し、昨夜は対中制裁関税第4弾となる追加関税の発動を表明、実際に発動すればほぼ全ての中国製品に関税を課すと言う事になりますが、まずは中国がどのような対応を見せるか?注目。暫くは米中貿易戦争の一段の激化を警戒する展開が続きますが、警戒売りが一巡した後には反発に転じる、それが株式市場の習性でも有ります。当面の日経平均の価格変動レンジは21500円~20500円。

 

 

【週明けの見通し】

来週も前半は米中情勢への警戒売りが続くと思います、しかし米中対立激化の悪影響を受けるのは主に主力銘柄です。テーマ性を持つ内需系の中小型株に関しては過度に神経質になる必要はないと思います。

 

 

【投資アドバイス】

一時は20960円まで下げ幅を広げた日経平均でしたが、その後は買戻しが入り大引けにかけて下げ幅を縮小して終了。大阪G20の場において米中首脳会談を行い、貿易戦争は一旦休戦、中断していた通商協議を再開する事で合意し、先月末に中国の上海で閣僚級の米中通商協議が行われました。しかし米中協議において特段の進展は見られず、米中首脳会談の中で中国が米国から購入を約束した農産物の大量購入の約束も果たされず、昨夜ついにトランプ大統領も次の一手を打ち出したと言う感じ。まだ、9/1までには時間が有りますので、今後中国がどう対応するのか?様子を見る必要は有りますが、最悪のケースとしては9月初旬に行われる予定の米国での米中通商協議の無期延期と言う結果です。米中通商協議を打ち切ると言う事になれば米中決裂は決定的となり当面は修復不能だと思います。これが最悪のケースでは有りますが、中国の国内経済に与える悪影響を考えれば米中決裂の可能性はゼロとは言えませんが現実的にはほぼゼロに近いと思います。中国としては、まずは8月に開かれる現政権と共産党長老との定期的な会合である北載河会議において対応を協議すると言う事になると思います。現実問題として、米国に輸出している中国製品全てに関税をかけられれば中国経済の一段の悪化は避けられず、中小零細企業の倒産や失業者の増加、製造業の国外への脱出加速などから中国各地で暴動がおきかねません。今でも既に地方都市では不景気風が強まっており、製造業の国外への移転も増加しています。はっきりと言って米国による制裁関税による中国経済への悪影響は顕著です、昨夜トランプ大統領が表明した対中制裁関税第4弾の3000億ドル相当が実行されれば中国経済の一段の悪化は避けられません。一方、米国経済は依然好調持続、加えてこの対中制裁関税第4弾を発動すれば、再び予防的措置としてFRBによる追加利下げも期待出来ます。米国にも悪影響はゼロでは有りませんがしかしそれも米経済全体から見ればごく一部です。この先対中制裁関税の税率を順次引き上げられれば中国には対応すべき手段は有りません。このような現実を考えるなら、9/1までに中国が何らかの譲歩を示し、対中制裁関税第4弾は一旦先送り、このような展開になる可能性が高いと思います。しかしこれで米中通商協議が合意と言う訳ではなく、最終的な合意に至るまでにはまだまだ山有り谷有り、衝突と譲歩を繰り返すと言う状況が続くと思います。しかし中国にとっては米国との決定的な対立は回避するしか選択肢は有りえず、時には緊張が高まりつつも最後は譲歩する、このよう展開が延々と続くのではないかと思います。株式市場も時には悲観が強まり株価が急落するも、しかしその後期待が浮上して反発する、その様な展開が繰り返されると思います。今日は日経平均も急落し、来週ももう一段の下落は有り得ますが、それでも少し先を見据えれば反発に転じる時期が来ると思います。保有銘柄に関してはそのまま保有継続で反発を待ち、もう一段の下げが有れば安値買いも考えたいと思います。

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

過去レポート

カレンダー

2023年2月
« 5月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728  
ページ上部へ戻る