リアルタイムサービス(6月21日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は204円安の21258円で終了。昨夜の米国株は上昇したものの、本日の日経平均は107円付近への円高進行が嫌気されて反落。

寄り付き直後こそプラス圏で推移する場面も有りましたが、次第に円高が進むと先物主導で売りが強まり日経平均も下げ幅を拡大。

しかし主力銘柄には下げる銘柄が多いものの、全面安と言う状況でも無く、中小型株には上昇する銘柄も目立つなど個々の銘柄の値動きはまちまち。

国内主要企業では今期の想定為替レートを1ドル110円付近に設定している企業が多く、現在の107円付近では多くの企業が業績の下方修正に追い込まれます。

しかし一方では円高がプラスになる企業も有れば、円高もさほど業績に影響を与えないと言う企業も有ります。

円高が進んでも、それが業績に与える影響も個々の銘柄によって違いますので、内需系の中小型株に関しては過度に警戒する必要はないと思います。

日経平均が円高を嫌気して下落する局面では、中小型株に対する買い意欲も落ち込みますが、それも買い見送りと言う部類のもので売られる訳でも有りません。

中小型株の値動きも、日経平均が下がるよりは上昇している時の方が良いと言う事は間違いないものの、金利低下局面においては潜在的な買い意欲は旺盛。

極論すれば買いが入り易いのは主力銘柄よりも中小型株です、引き続き難しい対応が求められる投資環境ですが、全体よりも個を重視、その様な対応が最善との考えに変わりは有りません。

今日はトランプ大統領が米国の無人偵察機をイランが撃墜した事から、イランへの限定的なミサイル攻撃を一時許可したと言う報道が有りました。

結局その後攻撃許可は取り消されたようですが、イラン情勢の緊迫化への警戒も強まっています。

今日の円高進行、株安の中にはイラン情勢の緊迫化を嫌気したリスク回避の動きも有ったかも知れません。

更に言えば、直近米中首脳会談開催、FRBの利下げ示唆で上昇して来た日経平均ですので、今日は週末と言う事もあって一旦目先の利食いを急ぐ動きも有った感じがします。

しかしテクニカル的に見れば今日は日経平均も下がりましたが、5日移動平均線は上回って終っており、テクニカル的見方では今日の株価下落も適度な調整安です。

月末の大阪G20首脳会議で、米中首脳会談を控えており、通商協議合意の可能性が残る間は強弱感が対立し易い状況が続きますので、一方的に売られるような展開にはなりません。

逆に通商協議決裂の可能性も有りますので、一方的に買いが強まる展開も期待出来ません。

本質的には米中首脳会談の結果を見極めるまでは膠着感が強まり易くなるものですが、そこは株式市場の習性も有り、思惑的な売買によって上下に振れると言う事になります。

来週は一段と米中首脳会談への思惑が強まると思います、米中合意の可能性を示唆するような報道が有れば上昇。

逆に交渉決裂を示唆するような報道が有れば株価も下落、米中情勢に関する日々出て来る材料によって株価も上下に振れる、加えてイラン情勢も株価を左右するかもしれません。

引き続き難しい対応が求められる投資環境ですが、それでも個を重視した投資であれば特段神経質になる必要はないと思います。

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