週トレ短期売買(6月10日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

6/10(月)日経平均株価は△249円の21134円で終了。先週末の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇。注目された米5月雇用統計が市場予想を大きく下回る結果となり、FRBが早期に利下げを実施するとの見方が強まり株式市場も上昇。簡潔に言えば、雇用統計が悪化した事で米景気の先行きへの懸念が台頭、FRBが利下げに動いて景気を下支えすると言う政策期待を背景に米株式市場も買いが強まる展開に。加えてメキシコとの不法移民を巡る協議でも合意に達し、追加関税の発動が回避された事も株式市場への追い風です。本日の日本市場も、米国株高を好感して買い先行で始まり日経平均は寄り付き直後には21150円まで上げ幅を拡大。しかし買い一巡後は戻り売りに押される展開で上げ幅を縮小、今ひとつ強気になれない一因としては、米利下げ期待の高まりは円高に繋がると言う背景が有ります。後場には円相場が一段と円安に振れた事から日経平均も21166円まで上げ幅を拡大したものの、円高警戒ムードの中では上値も限定的。米利下げ期待と言う追い風と円高懸念と言う逆風、暫くは好悪材料が綱引きし合うような展開が続きそうな日本市場です。テクニカル的に見た場合は、日経平均の25日移動平均線は21100円付近に位置しており、今日はざっくりと言えば25日移動平均線を巡る攻防と言う展開です。25日移動平均線を超えて来るともう一段の上昇も見えて来ますが、25日移動平均線をなかなか超えられないと次第に上値の重さが嫌気されて、リバウンド一巡感が強まりかねません。

株式市場に影響を与えるその他の要因としては、引き続き米中情勢からも目が離せません。加えて次期首相が誰になるのか?英国情勢にも注意が必要です。今週は安倍首相がイランを訪問しますが、米国とイランとの関係改善に寄与する事が出来るのか?今月末に迫るG20首脳会議において、米中首脳会談は実現するのか?まだ現時点では不透明な要因は多々有る状況です。日経平均など株式市場全体に対して言える事は、悲観する必要は有りませんがまだ楽観も出来ず、その様な状況です。しかし個々の銘柄を重視して考えるなら、海外情勢や円高懸念などの悪影響を受けない銘柄に関してはさほど神経質になる必要は無いと考えています。大型株、主力銘柄に関しては米中情勢が好転するまでは上値は重く、一時的に上昇する場面は有っても大局的には上げ下げを繰り返すような値動きになる可能性が大。しかし、小型の材料株や米中貿易戦争の悪影響をさほど受けないような銘柄に関しては主力銘柄が手掛け難いだけに、消去法的に物色が向かうと言う展開は大いに期待出来ます。先週の後半から小型株を物色する動きに広がりも出ており、想定外の悪材料などが出て来ない限り小型材料株への物色は続きそうな感じがします。当面は全体よりも個々の銘柄重視、その様な発想で対応して行く投資環境になると思います。

 

 

【当面の相場展望】

今週も引き続き米中情勢、イラン情勢、英国情勢など、先行き不透明感のある要因の動向を見極めつつ、日々出て来る材料に一喜一憂すると言う展開が続きそうです。加えていつ何が飛び出して来るか解らないトランプ発言にも要注意です。テクニカル的には25日移動平均線まで戻し、この先上下どちらに振れるかで投資家心理が強弱どちらに傾くかが決まります。上なら強気に傾き、下なら弱気に傾く、ある意味目先の正念場と言うのが今の日本市場の現状です。

 

 

【明日の見通し】

明日の日本市場も基本的には米国株次第、加えて円相場、トランプ発言、中国の動向など、引き続き幾つかの要因が絡み合う複雑な相場環境に変わりは有りません。テクニカル面から見た明日の価格変動レンジは21400円~20700円。

 

 

【投資アドバイス】

メキシコへの追加関税発動が回避され、米5月雇用統計の悪化もFRBへの利下げ期待を高めると言う結果になり、先週末の米国株が大きく上昇。本日の日経平均も米国株高とメキシコへの追加関税発動回避が好感されて買いが先行する展開で大きく上昇。前場には買い一巡後上値が重くなる場面も有りましたが、後場に入ると一段と円安が進んだ事から日経平均も上げ幅を広げて一時21166円まで上昇。中国の貿易統計でドル建ての輸出が大方の予想に反して小幅に増加した事も株式市場の追い風に。先週末の米国株が大きく上昇していますので今日の上昇に関しては想定済みの事ですが、明日以降も上昇出来るかどうかは引き続き日々出て来る材料次第です。メキシコへの追加関税発動の有無はもう材料出尽くし、米雇用統計を受けての利下げ期待も一応材料出尽くし。今後は本当にFRBは利下げに動くのか?メキシコに対する追加関税の有無も当面は見送りながら今後の不法移民への対応次第ではいつ再浮上するかわかりません。加えて米中首脳会談は行われるのか?米中通商協議の結果次第ではファーウェイに対する制裁解除の可能性も有るとムニューシン米財務長官が発言するなど、情勢は依然流動的です。しかしムニューシン米財務長官よりも、米中協議に関してはライトハイザーUSTR代表の方が決定権を持っており、さらには対中強硬派です。G20首脳会議に向けて中国を揺さぶると言う意味があっての発言だと思いますが、何よりも面子を重んじる中国ですので、余り駆け引きをし過ぎるとマイナスの影響が懸念されます。米利下げ期待で今は株式市場も上昇していますが、本質を見れば米経済に減速の兆候が有ると言う事で決して喜べる事では有りません。米中対立が仮に長期化するような事になれば、今後中国が繰り出す報復措置によって、米経済にどの程度の悪影響が出て来るのかは現時点では未知数です。最悪の場合その悪影響を利下げだけで凌げるのか?株式市場にとって最善の展開はG20首脳会議において米中首脳会談が行われ、貿易協議で合意する事です。しかしながら現時点では依然情勢は流動的、米中合意はおろか、米中首脳会談が行われるかどうかも定かでは有りません。米国側は首脳会談が行われると発表はしているものの、中国からは何ら正式な発表は有りません。首脳会談を行うのであれば、米国の態度を改めなければならないと言うコメントは出していますが、これに対する米国の反論は有りません。ざっくりと言えば米中首脳会談が行われるかどうかは、今後の水面下での米中の調整次第と言う状況です。もう暫くは楽観せず、日々出て来る材料次第で上下に振れると言う展開を想定しながら、投資スタンスは銘柄重視の個別対応、その様な発想での対応が最善だと思います。

 

 

 

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