週トレ短期売買(5月10日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

5/10(金)日経平均株価は▼57円の21344円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に下落。米中交渉の不透明感や中国製品への制裁関税引き上げへの懸念が先行し中国関連銘柄に売りが強まり指数も下落。NYダウは一時450ドル程度下落するなど売り先行で始まった米国市場でしたが、トランプ大統領が合意の可能性も有ると発言し、加えて習近平国家主席から協力姿勢を示す書簡を受け取った事も明らかにし、NYダウも一時は82ドル安まで下げ幅を縮める場面も有りました。米中貿易摩擦が激化して関税引き上げ合戦となれば中国で生産しているアップルや半導体を供給している半導体関連銘柄にも悪影響は大きく、ハイテク株の下落も株式市場の重石に。米国市場が軟調に推移する展開を引き継いで始まった本日の日本市場ですが、軟調な展開が想定されましたが始まってみると買いが先行する展開で日経平均は上昇スタート。直近下落基調が続いていましたので、制裁関税引き上げの有無が明らかになる今日の午後1時を前にして一旦売り方の買戻しが強まると言う展開で日経平均も一時21584円まで上昇。午後1時に明らかになる中国製品に対する制裁関税の引き上げの有無に関しては引き上げの可能性も有るものの、一転して引き上げ延期となる可能性も有り、売り込んで来た投資家もここは一旦利益を確定したいとの心理からの買い戻しだと思います。一旦ポジションを中立に戻し、その後結果を確認してから再度新たな対応をする、投資家心理としてはごく自然な事だと思います。前場には上昇した日経平均でしたが後場は一転して急落、注目の制裁関税は10%から25%へと引き上げられる事が決まり、日経平均も先物主導で売りが強まり後場は一時21175円まで下げ幅を拡大。しかし結果が出た事で一旦悪材料も出尽くし、加えて米中協議も継続されると言う事が解り、売り一巡後は買戻しが強まり下げ幅を縮小して終了。多少上下に振れましたが終って見れば過度な反応も無く制裁関税引き上げも波乱無く通過したと言う感じ、依然米中情勢は流動的で楽観は出来ませんが、今日の株式市場の値動きを見る限りでは、米中通商対立が多少長引いても過度に悲観する必要は無いと言う感じがします。

 

 

【当面の相場展望】

米国が中国製品に課している制裁関税が10%から25%に引き上げられました。しかし米中貿易協議は継続するとの事で過度な悲観は強まらず、今後更に新たな関税が課せられるのか?それとも貿易協議が合意に至り、関税を元に戻す事になるのか?引き続き米中情勢を睨みながらの相場が続きます。当面は上も下も限定的、日経平均の価格変動レンジは20900円~21600円と言う感じです。

 

 

【週明けの見通し】

週明け13日の日本市場も米国株次第ですが、中国製品への制裁関税引き上げと言う悪材料も出尽くしとなり、日経平均も一旦反発局面を迎えるのは近いと言う感じです。連休明けから既に1000円ほど下げていますので来週は一旦リバウンドの局面を探ると言う動きが出て来ると思います。

 

 

【投資アドバイス】

今日は買戻しが先行する展開で前場には日経平均も一時21584円まで上昇。しかし制裁関税25%への引き上げが濃厚となると先物主導で売りが強まり後場には一時21175円まで下げ幅を拡大。しかし制裁関税は25%に引き上げられるものの、実際に適用されるまでには数週間の猶予が有り、加えて米中協議も継続されるとの事で、過度な悲観は強まらず。一時は21175円まで下げ幅を広げた日経平均も14時過ぎからは上昇に転じて下げ幅を縮小、今日は多少上下に振れたものの、終って見れば制裁関税引き上げと言う悪材料も一旦出尽くしと言う感じ。これまでは制裁関税が10%から25%に引き上げられるのか?と言う事に、株式市場の注目も集まっていましたが、日経平均は連休明けから既に1000円ほど下げており、実際に25%への引き上げが決定して、一旦悪材料も出尽くしたと言う感じです。今後は米中貿易協議も継続されますので、中国の譲歩次第では関税が元に戻される可能性も有ります。又は、今は関税が課せられていない3250億ドル相当の中国製品にも25%の関税が課せられると言う最悪の事態も有り得ます。中国も米国製品に対する報復措置を打ち出すと思いますが、輸入している総量では圧倒的に米国側の輸入が多く、中国が報復出来る分野には限界も有ります。又、足元の景気情勢を見ても、ざっくりと言えば米国経済は好調と言う状態ですので、今回の追加関税引き上げの悪影響も限定的です。中国製品を買わずに他の国から買うと言う選択肢も有る訳で、冷静に考えれば米国はさほど困らないと言う一面も有ります。逆に中国は景気の悪化を景気対策で何とかしのいでいると言う状況で有り、米国向けの大量の輸出品を直ぐに米国以外に振り返ると言う事は不可能です。ざっくりと言えば、米国向けの輸出が急減すれば中国内の景気は一段と悪化し、習近平政権への批判が高まりかねません。今回の2000億ドル相当の中国製品への関税引き上げだけでも厳しい中で、更に3250億ドル相当の中国製品にも25%の関税が課せられると事になればその悪影響は計りかねません。中国の景気が一段と悪化すればそれなりに世界経済、ひいては日本経済にも悪影響は避けられませんが、中国も経済の悪化をただ見ているだけと言う事にはなりません。当然新たな景気対策が打ち出されて国内景気の下支えに注力する事になりますので、世界経済への悪影響のそれなりに緩和されると思いますが、米国との対立が続く限りは中国経済の再浮上も望めません。最も負担や被害が少ない解決策は米中協議で合意する事です、最終的には米中貿易協議も合意する事にはなると思いますが、現状では少し時間が掛かりそうな感じがします。今日の株式市場の反応を見る限り、米中交渉が若干長引いても過度に悲観する必要は無いと思います。悪材料も一旦織り込んでしまえば、その先には米中合意期待を織り込む展開が始まります。現時点ではまだ先行きへの不透明感が有りますが、行き過ぎた安値が有れば拾いつつ、相場環境の好転を待つと言う投資ならリスクの少ない投資になると思います。来週はその様な発想で徐々に買い出動を考えて行きたいと思います。

 

 

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