リアルタイムサービス(2月15日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は239円安の20900円で終了。昨夜の米国市場で懸念材料が相次いだ事で円高が進み日経平均も大きく下落。

米12月の小売り売上高が市場予想を大きく下回り、米景気の先行きへの警戒が強まると言う展開に。

更にトランプ大統領が国家非常事態宣言をしてメキシコとの国境に壁を建設すると言う公約を実現する意思を表明。

今後野党民主党との対立が一段と激化し、政権運営への懸念が強まる上に、3月にも期限を迎える米政府債務上限問題への警戒も強まっています。

仮に米政府債務上限問題を乗り越えられなかった時には米国債がデフォルトとなり世界の株式市場は急落します。

簡単に言えば米国政府が借金の返済が出来なくなると言う事で、極端に言えば米国債が紙切れになると言う事です。

オバマ政権の時から何度も繰り返されて来た事では有りますが、トランプ大統領と民主党の関係が過去にないほど悪化していますので、「今回も大丈夫だろう」とは言い切れない状況です。

昨日まで強含みの展開が続いていた日本市場ですが、今日はさすがに売りが強まり日経平均も大きく下落。

やっとの事で超えた21000円の壁でしたが今日はあっさりと下回り終値は20900円、テクニカル面ではまだ25日移動平均線を上回っていますので今日の下落も適度な調整安と言えますが、引き続き米中発の材料には注意が必要です。

欧州ではドイツ経済の減速が鮮明になりつつあり、英国のEU離脱に向けての動向次第では株式市場にも再び欧州ショックのような展開が有り得るかも知れません。

米中貿易戦争の影響で米国の大豆農家の破産が増加しているとの報道も有ります。大豆農家の多くは大統領選挙ではトランプ氏に投票していますが、米中貿易戦争の結果、中国への輸出が大幅に減少し、今では大豆農家の団体がワシントンで米中貿易戦争の早期収束を求めているようです。

トランプ大統領にすれば、自身の支持団体ですので無視も出来ず、米中貿易協議の妥協を探る1つのキッカケになるかもしれません。

株式市場を取り巻く状況は依然混迷としています、昨年末の急落からリバウンド基調の展開が続いて来た株式市場ですが、大きな問題は何一つ解決はしておらず、欧州においては政治も経済も悪化しているのが現実です。

日経平均に関しても昨年末の急落から株価は回復していますが現在の株価水準は昨年12月の急落前の水準をやっと回復したに過ぎません。

既に発表が一巡した国内主要企業の四半期決算発表も業績の下方修正が目立ち、米中貿易協議の結果次第ではもう一段業績が悪化するリスクが有ります。

過度に先行きに対して悲観的になる必要は有りませんが、現時点ではまだ楽観は出来ず、引き続き慎重な対応を心がける必要が有ります。

しかしながら好業績で割安感が有る高配当銘柄に関してはこの先再度売られ過ぎのような場面が有れば安値買いを考えて良いと思います。

それが今の日本市場では、リスク少なく利益を狙える唯一の選択肢だと思います、その為にも無用に動かず、我慢強く安値を待つと言う対応が必要だと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2020年10月
« 9月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
ページ上部へ戻る