リアルタイムサービス(12月21日後場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は226円安の20166円で終了。今日も買い手掛かり材料は無く、売り材料には事欠かないと言う状況で日経平均は続落。

米FOMCの結果を嫌気して昨夜の米国株が大きく下落、リスク回避の動きから円高も進み円相場は111円台の前半まで円高が進行。

トランプ政権の重石となっていたマティス国防長官が来年2月末に退任する事になり、つなぎ予算を巡るトランプ大統領と民主党との交渉が難航している事も懸念材料。

来年は利上げの一時停止も期待していた米FOMCの結果が見事に肩透かしとなり、米株式市場も催促相場が続きそうな状況ですが、期待には届かなかったものの、来年の利上げ回数の見通しを3回から2回に減らすなど、FRBもそれなりの配慮は見せました。

しかしバランスシートの縮小はこれまで通り機械的に毎月500億ドル程度ずつ縮小を続ける方針を示した事が過剰流動性相場の終わりを強く意識させたのかもしれません。

欧州でもECBが年内で量的金融緩和政策の終了を決め、米国でも順次バランスシートを縮小する事で、米国と欧州ではこれまでに市場に供給してきた資金を回収する流れが強まります。

簡潔に言えばドルとユーロはこの先徐々に流通しているお金の回収を進めて行くと言う事です。

ざっくりと言えば金融緩和政策の巻き戻しと言える政策ですのでそのまま素直に解釈すれば経済や株式市場には多少マイナスに作用するかもしれません。

しかしその規模としては微々たる物で、過剰流動性相場の終わりを意識するにはやや過剰反応だと思います。

米国も欧州もリーマンショックへの対応からじゃぶじゃぶの金融緩和政策を実行し、今それを少しずつ正常化を進めていると言う状況です。

多少の巻き戻しをしても、大局的に見れば依然じゃぶじゃぶの金融緩和状態に大きな変化は無く、金利の水準も世界の主要国で最も利上げを進めている米国ですら過去の景気回復局面と比べると半分にも満たない金利水準です。

又日本に至っては超金融緩和政策は依然継続中です、米FOMCの結果判明後の株価下落に関しては投機筋による仕掛け売りに短期筋が追随し、その他多くの投資家のポジション解消売りを巻き込んだ結果の下落と言う感じです。

昨日と今日の株価下落に関しては悲観に傾き過ぎた結果だと思います、来週以降に落ち着きを取戻せば日経平均も21000円台までは戻ると思います。

再度22000円台を回復するには米中情勢の改善やFRBからのメッセージなど、新たな好材料が出て来るかどうかです。

株式市場の本格的な立ち直りには米中貿易摩擦の解消が不可欠です、そしてハイテク覇権や安全保障面においての米中対立は長期間続く事になると思いますが、それらを除いた経済分野での歩み寄りは十分に可能だと思います。

米中対立も、全ては解決せずとも、核心分野を除いた経済分野においては、米中共に歩み寄りが必要な経済情勢になりつつ有ると思います。

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