週トレ短期売買(12月21日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

12/21(金)日経平均株価は▼226円の20166円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく下落。引き続き米FOMCの結果が嫌気され、金融政策のもう一段のハト派的スタンスへの軌道修正を催促するような展開です。来年も利上げを続ける方針やFRBのバランスシート縮小を続けると言うスタンスが株式市場にとっては悪材料視されており、FRBから何らかのコメントが出て来るまでは催促相場的な軟調な展開が続きそうな状況です。加えてトランプ大統領のメキシコとの国境に壁を作るとの方針を巡り野党民主党幹部とつなぎ予算に関する交渉が難航。昨夜は一部の政府機関閉鎖に繋がるつなぎ予算に対して大統領はサインしない方針が報道された事も株式市場には売り材料に。更に国際協調派と見られていたマティス国防長官が来年2月末に退任する事も発表され、次から次に出て来る懸念材料に米国株も反発に転じるキッカケがつかめないと言う状況です。

昨日大きく下落した日経平均でしたが今日も昨夜の米国株安と円高進行を受けて日経平均は続落。買い材料は無く、懸念材料は次から次に出て来ると言う状況では軟調な展開も致し方有りません。日本市場は明日から3連休になり、連休明けの25日は受け渡しベースでの年内最終売買日になりますので、25日までは年内のポジション解消売りが続くかもしれません。正月休みも近づいており、市場参加者の多くも一旦ポジションを解消する動きが強まる時期ですが、保有銘柄の売却も有れば、カラ売りをしているポジションを買い戻すと言う売買も有ります。直近大きく下げている現実を考えると、買っている投資家は長期投資家の安値拾い、売っている投資家は短期の値幅取りと言う感じですので来週は年末に向けて売り方の買戻しが強まる可能性も有ります。今の株式市場の状況をざっくりと述べれば明らかに売られ過ぎの状態です、しかし反発に転じるような好材料の出現が無い限り、下がるから売りが出て来る、売りが出るから下がると言う悪循環に変化は期待出来ません。

しかしながら異常な状況はいずれ修正されるのが株式市場です、今はまだ、「もうはまだなり」でもう下げ止まると思ってもまだ下がると言う状況ですが、状況的にはいつ急反発に転じてもおかしくは有りません。しかしそれもキッカケがいつ出て来るのか?次第です。大局的に見れば今は下げ過ぎの局面、ここは耐え忍び、先々訪れる反発場面を待つと言うスタンスが、現実的最善の対応です。今日は騰落レシオが68%まで低下しています、反発場面は近いと言うのがテクニカル的な見方になります。

 

 

【当面の相場展望】

引き続き米FOMCの結果に失望売りが強まる展開で日米株式市場共に続落、理屈抜きの悲観ムード先行と言う相場環境になっていますが、このような局面では冷静な判断も必要です。短期的にはもう一段安の懸念は残りますが、しかしその先を見据えれば一旦反発に転じる局面は近いと思います。

 

 

【週開けの見通し】

今週末は3連休になる日本市場です、連休明けの25日はクリスマスで米国市場が休場、又25日は受け渡しベースで年内の最終売買日です、薄商いの中で出て来る材料次第で上下に振れ易い投資環境に変わりは有りません。

 

 

【投資アドバイス】

今日も買い手掛かり材料は無く、売り材料には事欠かないと言う状況で日経平均は続落。

米FOMCの結果を嫌気して昨夜の米国株が大きく下落、リスク回避の動きから円高も進み円相場は111円台の前半まで円高が進行。トランプ政権の重石となっていたマティス国防長官が来年2月末に退任する事になり、つなぎ予算を巡るトランプ大統領と民主党との交渉が難航している事も懸念材料。来年は利上げの一時停止も期待していた米FOMCの結果が見事に肩透かしとなり、米株式市場も催促相場が続きそうな状況ですが、期待には届かなかったものの、来年の利上げ回数の見通しを3回から2回に減らすなど、FRBもそれなりの配慮は見せました。しかしバランスシートの縮小はこれまで通り機械的に毎月500億ドル程度ずつ縮小を続ける方針を示した事が過剰流動性相場の終わりを強く意識させたのかもしれません。欧州でもECBが年内で量的金融緩和政策の終了を決め、米国でも順次バランスシートを縮小する事で、米国と欧州ではこれまでに市場に供給してきた資金を回収する流れが強まります。簡潔に言えばドルとユーロはこの先徐々に流通しているお金の回収を進めて行くと言う事です。ざっくりと言えば金融緩和政策の巻き戻しと言える政策ですのでそのまま素直に解釈すれば経済や株式市場には多少マイナスに作用するかもしれません。しかしその規模としては微々たる物で、過剰流動性相場の終わりを意識するにはやや過剰反応だと思います。米国も欧州もリーマンショックへの対応からじゃぶじゃぶの金融緩和政策を実行し、今それを少しずつ正常化を進めていると言う状況です。

多少の巻き戻しをしても、大局的に見れば依然じゃぶじゃぶの金融緩和状態に大きな変化は無く、金利の水準も世界の主要国で最も利上げを進めている米国ですら過去の景気回復局面と比べると半分にも満たない金利水準です。又日本に至っては超金融緩和政策は依然継続中です、米FOMCの結果判明後の株価下落に関しては投機筋による仕掛け売りに短期筋が追随し、その他多くの投資家のポジション解消売りを巻き込んだ結果の下落と言う感じです。昨日と今日の株価下落に関しては悲観に傾き過ぎた結果だと思います、来週以降に落ち着きを取戻せば日経平均も21000円台までは戻ると思います。再度22000円台を回復するには米中情勢の改善やFRBからのメッセージなど、新たな好材料が出て来るかどうかです。株式市場の本格的な立ち直りには米中貿易摩擦の解消が不可欠です、そしてハイテク覇権や安全保障面においての米中対立は長期間続く事になると思いますが、それらを除いた経済分野での歩み寄りは十分に可能だと思います。米中対立も、全ては解決せずとも、核心分野を除いた経済分野においては、米中共に歩み寄りが必要な経済情勢になりつつ有ると思います。

 

 

 

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