出世株発掘ドリーム・レポート(2018年12月5日推奨 )

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日経平均株価12/5終値21919

日経平均1205

 

 

【株式市場の現状分析と当面の投資スタンス】

注目された米中首脳会談では、2000億ドル相当の中国製品に現在適用されている10%の関税を、来年の1月から25%に引き上げると言う事は延期されたものの、その猶予期間は90日。加えてその間に技術の強制移転や知的財産権の保護など、米国が要求している分野に関して結果が伴わなければ、関税を25%に引き上げるとしています。簡単に言えば、今回の米中首脳会談では新たな事は何も決まらず、90日間猶予期間を設けただけの事、この90日間で中国が米国の要求を満たす結果を出せるかどうかが問われます。ざっくりと言えば米中首脳会談の前の状況が今後も90日間続き、その間の中国の対応次第で、米中貿易戦争が鎮静化に向かうのか?それとも一段とエスカレートして行くのかが決まります。現時点では、状況の好転は無くとも、一段と悪化しなかったと言う事で、週明けの日米株式市場共に上昇する展開になりましたが、今回の米中首脳会談の結果を冷静に判断すれば買い材料とは言えない内容だと思います。しかしながらいくつかの分野で中国は譲歩し、米国から農産物の輸入を大幅に増やす事を決めるなど、少しずつですが米国の要求を受け入れる姿勢は見せており、今後90日間と言う短期間ですが、米中貿易戦争鎮静化への期待は一応残ると言う状況。

 

前日は上昇した米国市場も昨夜はNYダウ、ナスダック指数共に大きく下落して急反落の展開に。米中貿易戦争の一時休戦も、90日間で本質的な解決は難しいとの見方が強まり幅広い銘柄が売られると言う展開に。加えて米債券市場で、3年債の利回りが5年債の利回りを11年ぶりに上回り、長短金利の逆転、いわゆる逆イールド状態が出現し、この現象は景気後退のシグナルとされており、株式市場も警戒売りが強まりました。更にトランプ大統領がツイッターで、「私は関税が好きな男」と投稿し、米中協議の先行きへの不安が高まった事も売り材料になりました。米中首脳会談で最悪の結果は回避出来たものの、引き続き貿易戦争は実質的には続いており、先行きも楽観は出来ないと言う状況が改めて意識されていると言う状況です。本質的には米中貿易戦争の結果による米経済の減速懸念ですが、米経済減速懸念の根本が米中貿易戦争ですので、この問題が解決しない限りは、米国株の本格反発も期待は出来ません。しかし米中協議も現時点では過度に悲観する事は無く、90日間の猶予が有りますので、米中が先々劇的に歩み寄ると言う展開も可能性がゼロでは有りません。仮に米国が中国からの輸入品全てに関税をかけ、更に25%へと引き上げるような事が現実に起きれば、中国経済はもちません。企業の大量倒産、大量失業、外資系工場の国外への移転などが起きて中国内では暴動が発生、大混乱になり、世界的な経済危機に至るかもしれません。その様な最悪の事態は中国にとっても悪夢です、それを考えれば90日間でかなりの譲歩をすると考えるのが現段階では妥当な見方だと思います。全ては解決出来ませんが、かなりの譲歩をして、米中貿易戦争も徐々にトーンが下がって行くと言う展開は十分に期待出来ます。

 

本日の日本市場も売りが先行する展開で日経平均も下げていますが、売り一巡後は下げ幅を縮めるなど、昨日大きく下げていますので今日は下げ幅も限定的です。日々出て来る色々な材料に反応して株価も上下に振れますが、昨日と今日の下げに関しては大局的に見ればその前に7日続伸と上がり過ぎた反動安のようなものです。昨夜の米国株の大幅下落にしても、一時的な逆イールド発生で景気後退懸念と言う極端な解釈は過剰反応だと思います。今は12月のメジャーSQに向けて、投機筋の売買も活発化して来る時期ですので、日々の値動きにも投機筋の影響がかなり入っていると言う見方も必要です。その様な点も割り引いて考えれば日経平均が21500円~22500円のゾーン内で動いている間はさほど悲観する必要はなく、妥当な値動きと考えて良いと思います。又、日経平均よりも個を重視して対応するなら、日経平均の多少の乱高下も気にする事は無いと思います。引き続き銘柄重視の発想で先を見据えた対応で臨めば最終的に利益は付いて来ると思います。

 

 

 

本日の買い推奨銘柄

2 通信 9709 NCS&A 12/5終値488円 売買単位100

 

買いゾーン①時価②440円台③420円台 利食い目処800円前後 損切り340円割れ

 

同社は大阪を地盤とするシステム開発の老舗で、アウトソーシングなど総合情報サービスを展開しています。NECと密接で、人工知能分野では、コールセンター向け「Q&Aモデル」の引き合いが旺盛、大手企業向けにシステム可視化ソリューションでも優位性を持ち、ホテルの宿泊インターネット予約システムでは全国で300を超える施設に導入実績を持ちます。2025年大阪万博が決まり、特需への期待も高まっています。業績的には前期の不採算案件が一巡して2019年3月期は収益急回復の見通し、今後はインバウンド需要や大阪万博需要で同社業績には追い風が吹く事業環境です。同社株価も大阪万博関連銘柄として急騰していますが、業績面から見れば株価水準は依然割安、適度な調整安場面が有れば押し目買い狙いで対応したい銘柄となります。米中貿易戦争や英国のEUからの離脱、中東情勢の不透明感など、海外情勢に警戒すべき要因は有るものの、同社は内需系の銘柄で、大阪万博・インバウンド関連のテーマ性に乗る割安銘柄として、強気対応で臨める銘柄だと思います。

 

9709 NCS&A 月足チャート NCS&A月足MS

 

 

 

 

 

【現在保有中の銘柄に関するアフターフォロー・コメント】

今回は特に無し
  • 何もコメントが無ければ保有している銘柄は現状維持(保有継続)の方針とお考え下さい。

 

 

 

※次回の提供日は12/14(金)です。

 

 

 

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