リアルタイムサービス(11月12日前場情報)

RTの出島イラスト

日経平均株価は33円高の22284円で前場を終了。先週末の米国市場は、NYダウ、ナスダック指数共に大きく下落、FRBの利上げ継続スタンスが嫌気され株式市場も売りが優勢の展開に。8日の米FOMCでは政策金利が据え置かれましたが、声明では当面利上げを続けるのが妥当との考えが示され、改めて金利上昇への警戒が強まると言う状況。9日に発表された10月卸売り物価指数も市場予想以上に上昇し、利上げ継続観測を後押しするような内容に。更に原油相場の下落で石油関連株が売られ、原油相場が下落すると世界経済の減速懸念が連想されると言う感じで負の連鎖に。しかし見方を変えれば、FRBの利上げスタンス継続も米経済が強い事の裏返し、原油相場の下落も原材料安になりますのでいずれは世界経済にとって好材料へと変化します。見る角度を変えれば悪材料も好材料になり、その逆もまたしかりです。日々の材料で株式市場も上下に振れますが、今はその本質は月末の米中首脳会談に有り、と言う感じです。米中間選挙を通過し、大きな不透明要因の1つは無くなりましたが、まだ今月末には米中首脳会談が残っています。仮に米中首脳会談でも貿易交渉に合意出来ず、引き続き米中貿易戦争が続くと言う事になれば投資家心理の好転も期待は出来ません。しかし米中首脳会談で貿易交渉に合意し、米中貿易戦争も一旦和解となれば投資家心理は一気に好転します。結果がどうなるかはまだ何とも言えませんが、今月末の米中首脳会談の結果が読み切れない状況ですので、このような状況では株式市場も上下には方向感は出難く、ボックス相場的な値動きなり易いと言う一面が有ります。簡潔に言えば売り買い共に仕掛けづらく、今月末の米中首脳会談の結果を待つと言うムードが株式市場を支配します。今日の日本市場は先週末の米国株の下落を嫌気して売り先行で始まり寄り付き直後には22046円まで下落。しかし売り一巡後は下げ渋り押し目買い流入で下げ幅を縮小、中国株が小幅高で始まると日経平均も一時プラス圏に浮上、114円付近の円相場も株式市場の下支え要因になっています。米中間選挙を通過して株式市場には少し楽観的なムードも出ていますが、月末の米中首脳会談、今後の米政治動向、米長期金利の上昇懸念など、まだまだ警戒すべき要因は残っています。過度な警戒は不要ですが、それでも引き続き慎重な対応が必要と言う状況に変わりは有りません。株式市場のムードとしては、米中貿易戦争が続く限り、企業業績の先行き不透明感は払拭されず、その様な感じになります。おのずと買い見送りムードが強まりますが、その様な状況の中でも、じっくりとチャンスを待つと言うスタンスで対応して行けば良いと思います。

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