週トレ短期売買(11月8日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

11/8(木)日経平均株価は△401円の22486円で終了。米中間選挙の結果にどう反応するかが注目された昨夜の米国市場でしたが、結果はNYダウ、ナスダック指数共に大きく上昇する展開になりました。上院は共和党が勝利、下院は民主党が勝利し、ねじれ議会にはなりますが、それは既に織り込み済みの結果、まずは不透明要因の米中間選挙が無難に通過した事で材料出尽くしと言った反応になりました。トランプ政権が掲げている大規模なインフラ投資に関しては民主党内にも反対する意見は少なく、両党で折り合えるとの見方が多数派。又、議会がねじれる事で過剰な景気刺激策も実施し難くなるとの見方から、この先FRBの利上げスタンスも緩和されるとの見方も強まっています。インフラ整備など必要は政策は進められるものの、必要以上の財政出動は抑えられる、同時にFRBの利上げスタンスも緩和されるとの見方から昨夜の米株式市場は買い優勢で上げ幅を拡大。ねじれ議会への一抹の警戒から昨日の日本市場は大引けにかけて下げ幅を広げる展開になりましたが、昨夜の米国株高を受けて今日は日経平均も急反発。買い安心感が一気に強まり、テクニカル面でも投資家心理の強弱感を左右する25日移動平均線を上回って来ました。

しかし冷静に考えれば、昨夜の米国株の大幅高も選挙結果の良いとこ取りと言う一面は否定出来ず、今後トランプ政権の内政の停滞が外交や貿易交渉で一段と過激なスタンスを強めかねないと言う一面も有ります。今月末に予定されている米中首脳会談に関しても、貿易摩擦緩和への期待は有るものの依然情勢は不透明です。日本に対しても、貿易交渉で関税をちらつかせながら強硬なスタンスで臨んで来る可能性も有ります。トランプ大統領としては2年後の大統領選挙で再選を狙うと言う意味では過激なスタンスを続ける以外に選択肢は無いと言う選挙結果でも有ります。今後下院を制した民主党がどのような政治スタンスで臨むかにもよりますが、2年後の大統領選挙を睨みながら米政局も進んで行きます。

ある意味では民主党も共和党も米国第一主義に大きな変化は期待出来ません、しかし米経済面においては、好景気を持続させようとする政治力学が働きますので、米経済の好調が続くなら株式市場も大きな問題は無し、その様に見る事も出来ると思います。日本市場の現状としては、日経平均のPERは13倍程度と割安感有り、円相場は113円台半ばで国内主要企業にとっては依然追い風となる円相場の水準です。今月末の米中首脳会談で貿易交渉に合意してくれれば理想的ですが、仮に合意出来ず、米中貿易戦争が長期化する事になっても、銘柄を選別して内需系のテーマ株中心に安値を拾って上昇を待つと言う投資ならさほど警戒する必要は無いと思います。今日は大きく上昇している日本市場ですので買いは見送りとなりますが、この先適度な調整安場面を待って、好業績、テーマ性を持つ銘柄を中心に買いを進めて行きたいと思います。まだ楽観は出来ませんが、少し警戒を緩めて対応しても良い、そのよう投資環境だと思います。

 

 

【当面の相場展望】

日米共に株式市場は大きく上昇、しかし米中間選挙を無難に通過したと言う材料出尽くしの動きも一旦織り込み完了と言う感じです。今後は月末の米中首脳会談、今後の米政治情勢、米長期金利の動向など、日々出て来る材料を睨みながら株式市場も動きます。日経平均の価格変動レンジとしては当面22000円~23000円と言う感じです。

 

 

【明日の見通し】

明日は寄り付きでSQを通過し、その後上下どちらに振れるかが注目となりますが、大引けにかけて上昇して終れば来週も強含み、しかし下げて終るようなら来週は弱含み、その様な見方で終り方に注目したいと思います。

 

 

【投資アドバイス】

昨夜の米国株の大幅高を受けて今日は日経平均も大きく上昇。一時22583円まで上げ幅を広げる場面も有りましたが、明日のSQを控えて22500円付近は売り方と買い方の攻防が強まる価格帯。買い一巡後は若干押し戻されて22486円で終了、明日の寄り付きでSQを通過した後に一段高出来るかどうかが注目となります。日経平均の現状をテクニカル面から見てみると、22300円台~22700円台に多くの移動平均線が位置しており、ざっくりと言えば22500円前後の価格帯ではある程度戻り売りを吸収する必要が有ります。余程大きな好材料でも出て来れば一気に上に抜けて行くと言う事も無い訳では有りませんが、日経平均の22500円付近では一旦もみ合いとなり、戻り売りを吸収した後に一段高と見ておく方が無難です。米国市場も昨夜の大幅高で一旦今回の中間選挙の結果や無難に選挙を通過したと言う材料出尽くしの動きは一旦終了。まずは先に良いとこ取りをしたと言う感じですので、今後はねじれ議会の負の側面を織り込む動きも想定して対応して行かなければなりません。米議会のねじれ自体はこれまでにも多々有った事ですので過度に気にする事は無いと思いますが、米国内での政策が停滞する事でトランプ政権が外への注目を高めると言う動きを強めかねず、その点は注意が必要になります。しかしながらトランプ大統領の過激な言動も、これまでにも色々と有りましたので株式市場にも免疫が出来ています。

ある意味少々過激は発言が出ても、トランプ大統領だから仕方が無いと言う感じで、特に驚く事もなくなっています。又、今後は下院を民主党が制した事で、政策として実行するには大きな制約が出て来ます。口で何を行っても、それが政策として実行されないのなら弊害も有りません。今後もトランプ大統領の過激な言動は続くと思いますが、中間選挙の前と比べれば、発言の重みはかなり低下すると思います。米株式市場も徐々に政治よりも実体経済重視へと変化して行くと思います、その場合に注意して見て行かなければならないのは米長期金利の動向です。米中貿易戦争への警戒も有りましたが、10月に米国株が大きく急落した原因は長期金利の上昇です。金利の上昇は米経済の重荷となり、米経済の先行き懸念を高めます。今回の中間選挙の結果、過剰な景気刺激策は取れなくなりますので、財政への懸念が後退し、米長期金利の低下要因になります。昨夜の米国株の上昇の背景にも長期金利の必要以上の上昇への警戒が後退した事が有ると思います。引き続きやや複雑な相場環境が続きますが、投資スタンスとしては銘柄重視の個別対応を基本にすればさほど神経質になる必要も有りません。この先適度な調整安を待ってから順次買いを考えて行きたいと思います。

 

 

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