週トレ短期売買(7月31日情報 )

週トレ・日経平均イラスト

【週トレ短期売買】

 

 

【今日の相場を振り返って】

7/31(火)日経平均株価は△8円の22553円で終了。昨夜の米国市場はNYダウ、ナスダック指数共に大きく下落して続落。フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベットの「FANG」が軒並み下げた事から他の銘柄にも売りが広がり指数全体を押し下げると言う展開に。前日に成長鈍化懸念から売り込まれたネットフリックスとフェイスブックが下げ止まらず他の同業種銘柄に売りが波及。

中小企業などの海外決済の為替レートを顧客に無断で変更していた事が明らかになったアメックスが急落、連動してビザも売られ、指数の押し下げに寄与。高い成長を見せた米第2四半期GDPの発表を通過して、米国株も一旦好材料は出尽くし、これまで買ってきた投資家の利食い売りが引き続き優勢と言う展開です。更に言えば、GDPの中身には、一部の指標に減速感が出ており、先行きへの懸念が強まっている事も目先の利食いを急ぐキッカケになっていると思います。そして時期的な要因としては、夏のバカンスシーズンを控えて、一旦ポジションを解消する動きが強まっている事も背景には有ると思います。

本日の日本市場も米国株の下落と円高気味の円相場を受けて売りが先行する展開で日経平均は前場に22352円まで下落。今日は注目されている日銀金融政策決定会合の結果が明らかになると言う事から一旦ポジションを解消する売りや先物へのヘッジ売りなどが一時強まりました。しかし売り一巡後は円安が進み日経平均も下げ幅を縮小、後場には日銀金融政策決定会合の結果が発表され日経平均は上げ幅を広げ一時22678まで上昇。しかし直近に売っていた投資家の買戻しが中心の上昇ですので持続性は無く、買い戻し一巡後は上げ幅を縮めて終了。多少の乱高下は有りましたが、日銀金融政策決定会合も無難に通過した、その様な感じの展開でした。

 

 

【当面の相場展望】

日銀金融政策決定会合の結果はほぼ現状維持、運用に多少の幅を持たせる事になりましたが、円相場や株式市場に大きな影響を与えるような結果では有りません。日銀金融政策決定会合と言う1つの不透明要因を通過、今後は再度米中情勢や北朝鮮など、海外要因を意識した展開になります。テクニカル面から見ると日経平均の当面の価格変動レンジは23000円~22200円。

 

 

【明日の見通し】

明日の日経平均は円相場次第、しかし物色の中心は決算発表をした銘柄中心の売買になります。全体よりも個別重視、個々の銘柄を個別に狙うと言うゲリラ戦のような投資環境が続きます。

 

 

【投資アドバイス】

注目された日銀金融政策決定会合の結果は、「強力な金融緩和を継続する為の枠組みを強化する」との表現で、基本的には現状政策を維持しつつ、長期金利の変動を多少許容する。加えてETF買い入れに関しては、日経平均型のETF購入を減らし、トピックス型のETF購入を増やすとし、金額は年間6兆円は変らず。ざっくりと言えば、金融政策に関しては現状を維持、長期金利は多少上下に動く事を容認し、ETFは今後トピックス型を中心に買い入れると言う事です。更に国債の買い入れは年間80兆円程度、ETFは年間6兆円程度で現在と変らずですが、買い入れ金額に関しては状況によって多少の増減を許容するとしました。今後想定されるマーケットの動き、反応としては、円相場への大きな影響は無いと思います。日経平均に関しては少しマイナス、しかしトピックスに関しては少しプラス、個々の銘柄に関しても、トピックスは東証1部全銘柄が対象なのに対して日経平均は225銘柄ですので、より幅広い銘柄に日銀のETF買いの恩恵が出て来ると思います。

しかし日銀の意図としては、先々の金融政策正常化に向けての地ならしの意味も有ると思います。経済情勢にこの先大きな変動が無ければと言う前提が付きますが、長期金利は徐々に上昇して行く、しかし上昇幅は限りなく小さい、その様な状況になって行くと思います。大局的に見れば、異常な超金融緩和環境の終わりの始まり、その様な印象を持っています。

しかしながら経済情勢が良ければ、いずれ金融政策の正常化に舵を切る時期は来ますのでそれ自体過度に悲観する事は有りません。既に米国も欧州も金融政策の正常化に動いており、遅まきながら日本もその一歩を踏み出しただけの事です。異常な状況が正常に向かうと言う事は悪い事で有りません、足元の企業業績、日経平均の水準、雇用環境、物価動向などを考えても、日本は既にデフレは脱却しており、遅かれ早かれ金融政策正常化は時間の問題です。今日の日銀金融政策決定会合の結果判明後の、株式市場、円相場の動きにも大きな波乱は無く落ち着いています。

日銀イベントも無難に通過し、波乱の要素が1つ無くなった事は株式市場にとっても良い事です。しかしこれで楽観と言う事にはならず、引き続き米中貿易戦争や米通商政策を巡る不透明感には注意が必要な状況は変わりません。

ざっくりと言えばこの先も暫くはこれまでと変わらない対応が求められる投資環境になります。楽観せず、しかし悲観もせず、まずは保有銘柄の値動きを見守る事を主にし、チャンスが有れば売買を考える、どちらかと言えば一歩下がって待ちのスタンスの対応が今はまだ良いと思います。

 

 

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