出島先物ワールド(5月29日推奨)

日経先物150529

寄り前情報
昨日の米国市場は反落しました。ギリシア問題に進展が見られない事や中国市場の大幅安等が売り材料とされました。メディア等では終わった相場の変動要因を探して解説する必要があるのでこのような解説になるのでしょうが、トレーダーにとっては何の意味もありません。トレーダーにとって重要なのは終わった相場の分析ではなく今後の動向です。その意味で重要になってくるのが大局観です。今の米国市場は上昇トレンドですが、今年に入って様子が少し変わってきています。昨日も書きましたが米国市場は調整すればまた高値を更新しますが、昨年までとは違ってそのまま一段高できなくなっています。そのように見れば昨日の下落も理由が何であれ上昇した後は調整するという今年に入ってからの米国市場の典型的な動きです。昨日の日本市場はギャップアップして上昇し、27年ぶりの10連騰となりましたが陰線を引いています。従って今日は昨日の変化日で一旦高値をつけたか否かを見るという事になります。
そのような前提で本日は、20670円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いでしょう。恣意的な買い等が入らなければ20560円(昨日の夜間取引の高値)がレジスタンスとして機能すると思います。
逆に言えば20560円を上回るようであれば恣意的な買い等が入る可能性がありますが、買いは原則見送りで良いでしょう。このような局面で入る買いは日本市場の将来にとっては百害あって一利なしです。そのような買いに追随してもリスクばかりが高く妙味はありません。日銀も市場関係者も下値を買い支える事が日本市場にとって良いという考え方はそろそろ改めた方が良いと思うのですが、毎日のニュースを見ている限りまだそれは難しいようです。トレーダーとしては恣意的な買い等ではマーケットのエネルギーの流れ自体は変えられないという事は常に念頭に置きマーケットを見ていく必要があるでしょう。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 20300~20670
売買ポイント 売ポイント 20620~20670  ロスカット 20700
買ポイント なし

大引け情報
本日は20510円で寄り付き、寄り付きを安値に上値を伸ばし20560円で売り買いが錯綜していましたが、恣意的な買い等でここを抜くと20640円まで上値を伸ばして一旦抑えられました。積極的に下値を売ってくる売り方もいませんが上値も重く、暫くレンジ相場に終始していましたが2時半過ぎに前場の高値を10円だけ上回る20650円をつけましたがそこまででした。引けにかけては行って来いとなり、20550円まで売られて引けは20560円でした。
メディア等では相変わらず11連騰した事を囃し立て、過去の連騰記録を持ち出して大相場の始まりだという者もいました。上がれば強気、下がれば弱きというのは株屋の特徴ではありますが、このようなニュースばかり流すのは如何なものでしょう。以前バーナンキショック直前の上昇時も同じようにメディア等では騒いでいましたが、私は重要なレジスタンスをギャップアップして跨いだまま上昇していく事はまず無理で、何れそのギャップアップしたレベルまで下落する可能性が高いと申し上げました。相場ですから絶対はありませんが、これは結果論で申し上げているのではありません。相場には上がるには上がるだけの理由があります。二次元的な価格推移のみを見て、過去の足取りと似ているからこの先も同じようになるというのは何の根拠もない事です。移動平均線等のテクニカル分析も同様ですが、過去の延長線上に未来があるのであればトレードなど誰がやっても儲かります。27年前に11連騰した時はそのまま13連騰しています。そして1989年の史上最高値へ向けて上昇しました。しかし当時と今の日本市場を取り巻く経済状況は全く違います。そこを分析せずにただ11連騰したというだけで大相場に繋がるというのは幻想です。そのような何の根拠もない希望的観測に惑わされるとマーケットの本質を見誤りますので要注意です。
さて、本日は孕み足となりましたので一応は昨日が一旦高値になりました。ただ、今日もその真意は当時者にしか分かりませんが恣意的な買い等が入っています。このまま次の変化日まで調整となるか否かは米国市場と恣意的な買い等次第ですが、大局観をしっかり持っていれば大きく間違う事はないでしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2018年11月
« 10月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
ページ上部へ戻る