リアルタイムサービス(4月18日前場情報)

出島イラスト

日経平均株価は503円安の16344円で前場を終了。注目されていた17日の産油国会合では、原油増産凍結で合意する事が出来ず、原油先物相場が急落。先週末は小幅安で終った米国株も今夜は大幅安になる事は避けられずと言う感じ。原油安に加えて円高も進行、更に熊本大地震が大分県などにも広がりを見せるなど被害の拡大が明らかになり、電子部品や自動車などの生産への悪影響も広がっています。日本全体の生産が滞り、国内景気全体が一時悪化する事も想定され、本日の日本市場も売り先行の展開で日経平均は大きく下落。一方では復興需要を見越して建設株が買いを集め、バイオ医薬品関連なども引き続き株価は堅調。円高、原油安、国内景気の悪化懸念などから多くの主要企業は株価が売られていますが、先に述べたような一部銘柄への物色意欲が旺盛な事は潜在的な投資家心理はさほど悪くは無いと言う感じです。熊本大地震、原油相場の急落、円高、短期的には悪材料が重なり、日経平均株価ももう一段の下げは有ると見ておく方が良いと思いますが、目先の売りが一巡した後はさほど悲観的になる必要は無いと思います。なぜなら今回の熊本大地震で、今後補正予算による大きな復興需要が期待出来る事、今回の熊本大地震で国内主要企業のサプライチェーンが打撃を受け、生産活動が当面停止する事で国内景気は一時的と言えども急激に悪化します。このような状況は日銀が追加金融緩和を実施する大きな理由になります、先のG20会合では通貨安誘導政策は控えると言う合意はなされましたが、大災害による経済的悪影響を緩和させる措置としてG20各国も大きく批判は出来ないと思います。したがって今月末の27日から始まる日銀金融政策決定会合では間違いなく追加金融緩和は実行されると思います。更に政治面でも参議院選挙を控え、政府も政策総動員で熊本大地震に対応すると思います、来年4月から予定されている消費税の再引き上げも今回の熊本大地震を理由に延期される可能性が高いと思います。安倍首相はリーマンショック級の事が無い限りは再増税の延期はしないと繰り返し述べていましたが、今回の熊本大地震をリーマンショック級の出来事として、再増税延期の理由にする事は十分に考えられると思います。又国内で起きた大災害に、非常事態宣言をする事は参議院選挙に向けての大きな宣伝活動にもなります。このように日銀の追加緩和、補正予算による復興需要、消費税の再引き上げ延期は日経平均株価にとっては大きな上昇要因になります。短期的にはまだ株価は下がると見ておかなければなりませんが、先々下げ止まれば株価も急反発に転じる、少し先を見据えればもう一段下げた所は買いチャンスとの考え方で良いと思います。復興需要を見越して今日は建設株の買いと言う発想も出来ますが、今日は多くの銘柄が大きく上昇しています、買いを考えるのは今日ではなく、明日以降適度な調整安が有った時に考える方が良いと思います。今日の買いは目先の高値掴みになる可能性があります、建設株の買いは明日以降調整安になったところを狙いたいと思います。

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