出島先物ワールド(11月18日推奨)

日経先物151118

寄り前情報
昨日の米国市場は続伸でした。ただ、欧州市場が大幅上昇だった事と比較するとやはり上値は重くなっているようです。8月以降の下落過程で切ったサポートレベルを回復した事で次の展開待ちとなっています。ここが戻り一杯で戻り売りになるのか、それともここからもう一段の上昇となるのかです。市場参加者も決め手に欠け材料待ちといったところでしょう。昨日の日本市場はギャップアップして上昇しましたが、こちらも上値が重く直近のレジスタンスに抑えられた格好です。そして本日もギャップアップして寄り付く事が想定されますが、その場合は漸く今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルとの攻防になると思います。このレベルを完全に奪回すれば年末に向けて上昇する可能性が高くなりますし、ここで打ち落とされれば暫く戻り売りになると思います。また、先駆してそのレベルを回復した米国市場が足踏みしているように、ここから更に上昇するためにはプラスアルファの材料が必要になると思います。
そのような前提で本日もギャップアップして寄り付く事が想定されますが、ギャップアップしたレベルは日本市場の実力ではありません。従って19630円(昨日の安値)以上は買いスタンスでも良いのですが、本日の中心レンジ上限は前述した重要なポイントになりますので強いレジスタンスとして機能すると思います。従って仮に買うのであればそのレベルの攻防を見極め利食い優先で臨んだ方が良いでしょう。
また変化日の観点からは売り辛いのですが、ギャップアップ後先に上値を試して中心レンジ上限で抑えられれば売っても良いと思います。但し、ロスカットはタイトに設定して臨むという事になります。
8月に重要なサポートを割り込んで以降のリバウンド局面としてはここが正念場です。今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルを奪回出来れば一段高する可能性がありますが、出来なければ戻り売りになります。そして米国市場が先にそのレベルを奪回していますがやはりそこからは方向感なく推移しています。従って仮に日本市場がそのレベルを奪回してもそれで直ぐに一段高するというよりは、マーケットの過熱感をある程度取り除く調整を入れてからになる可能性の方が高いと思いますので、本日も含めて本格的な買いを入れるのはそれからで十分だと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 19400~19850
売買ポイント 売ポイント 19800~19850  ロスカット 19880
買ポイント なし

大引け情報
本日は19790円とギャップアップして寄り付き、19850円ワンタッチまで上値を伸ばしましたがそこまででした。その後暫く横ばいとなっていましたが、後場に入って寄り付き直後の安値を割り込むと一段安となりました。19650円まで売られて引けは19690円でした。
メディア等では、欧州市場が大幅に上昇し米国市場も底堅かった事から寄り付きから高く始まったが、利益確定の売りとフランスの航空機が緊急着陸したというニュースが流れテロを連想させた事が嫌気されたという解説をしていました。以前にも書きましたが上がればリスクオンだの買い安心感、下がればリスクオフだの利益確定の売りというのがアナリスト等の常套句ですがこれらは全て後講釈です。二次元的には前日比で上昇していますので厳密には下落要因というのもおかしな気がしますが、今日の陰線からは体感的にはメディア等のアナリストも上昇した実感がないのでしょう。いずれにしても終わった相場の変動要因をいくら考えても意味がありません。事実、昨日の相場展開を見てメディア等では、マーケットはテロには屈しないとか、今日にも日経平均は20000円に乗せると言っていました。そして朝方も寄り付きからのギャップアップで19800円台に乗せた事でどの解説もほぼ昨日と同様の強気コメントでした。しかし実際は日足が陰線を引く弱さでしたので前述したような理由を挙げて解説するという事になりました。20000円に乗せると思っているのであれば19800円台で利益確定売りが出るというのはおかしな話ですし、テロには屈しないのであれば航空機の緊急着陸程度で売られるというのも説得力がありません。昨日も書きましたが何故ギャップアップして19800円レベルでスタートしてそこから僅か100円、200円が上がれないのかが一般的なテクニカル分析では分からないのでメディア等の解説のようになります。マーケットメカニズムの観点からは昨日も申し上げたようにその僅か何百円が遠いという事が分かりますので、寄り付き前に書きましたように本日の中心レンジ上限は抜けないという判断になります。更に言えば8月に下落した時点から、今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルを奪回するまでは上がれないと申し上げこのレベルの重要性を指摘し続けてきました。これがただ単に価格という数字のみで分析している一般的なテクニカル分析と、マーケットの中身まで吟味して分析しているマーケットメカニズムとの差です。
さて、それでも相場に絶対はありません。まず本日は重要なレジスタンスに抑えられました。ここからは変化日に従えばまだリバウンドを継続する可能性があるという事とこのレジスタンスとの攻防を見ていく事になります。そして米国市場次第では次の変化日を待たずして調整に入る事も有り得ます。何度も申し上げていますように現状の日本市場のエネルギーではこのレジスタンスを抜く事は難しいと思います。従って無理にこの局面で抜こうとすればその反動がどこかでくる可能性が高いと思います。だからと言って抜けないと申し上げているのではありません。しっかりと調整すべき時に調整をし、その上でこのレジスタンスを抜けば年末に向けて上昇していく可能性は十分にあります。今はまだ方向性が定まっていませんのでバイアスは掛けずにマーケットを見ていた方が良いと思います。少なくとも巷のアナリスト等のように単純にこのリバウンドの延長線上に20000円があるとは思わない方が良いでしょう。

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