出島先物ワールド(9月29日推奨)

日経先物150929

寄り前情報
昨日の米国市場は大幅な下落となりました。メディア等ではまた中国懸念が下落要因と言っていますが、そのような後講釈では何も見えてこない事に気付くべきでしょう。中国問題も金融政策も全くの無関係とは言いませんが、中長期で資金を運用しているプレイヤーがそのような事で一喜一憂していては運用など出来ません。中長期で運用しているプレイヤーこそ大口のプレイヤーであり、大口のオーダーをそのような目先の材料で出していては自分達で自分達の首を絞める事になります。もっと大局的な視野に立って戦略を練っているはずです。昨日の日本市場はギャップアップして寄り付いた後陰線を引きました。マーケットのエネルギーの流れとしては次の変化日まで調整方向なのですが、25日の恣意的な買い等もあり下値を切り上げてしまい米国市場次第では次の変化日が変則的な戻り高値になる可能性すらありました。その変化日が本日です。しかし米国市場が下落しましたのでその可能性は回避され、本日も調整となりそうです。従って今日は十分に下方向のエネルギーを出し切るような調整が出来るのか、それともそのような展開を嫌う恣意的な買い等が入るのかを見ていく事になります。
そのような前提で本日も基本的にはまず売りを考えます。但し、変化日ですので場中の反転等に注意し利食い優先で臨むという事になります。また、恣意的な買い等も含め、ある程度の安値を付ければ買いが入ってくる可能性はありますが、買いは原則見送りで良いでしょう。買いは今日の引けの日足形状と引け値を確認してから考えれば良いと思います。
目安としては17550円(昨日の安値)を見ておけば良いでしょう。このレベル以下で推移している間はまだ下落圧力の方が強く、このレベルを上回り始めれば徐々に買い圧力が増してくると思います。ただ、中途半端なレベルで恣意的な買い等で買い支えてこのレベルを上回るようであれば上値の重さは解消されていないと考えた方が良いでしょう。下値の目処としては少なくとも夜間取引で付けている17160円から17060円程度は付けて欲しいと思いますが、恣意的な買い等を入れてくるプレイヤーがどう考えてくるのかをまず見ましょう。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17000~17850
売買ポイント 売ポイント 17800~17850  ロスカット 17880
買ポイント なし

大引け情報
本日は17340円とギャップダウンして寄り付き、17350円ワンタッチで下落しました。そのまま下に方向性を出し17160円、17060円辺りでは一旦は下げ渋るような動きも見せたのですが、反発力が弱く買い戻しが一巡すると下値を切り下げるという展開を続け一段安となりました。17000円の大台も割り込み16890円まで下落して引けは16940円でした。
メディア等では、やはり中国の景気減速懸念が要因で下落したという解説でした。後講釈の解説がどうかはともかく、メディア等ではほとんどのアナリスト等が二次元的なチャート形状を見て底を打ったとか、二番底を付けた、更にはトリプルボトムと言っていました。また、PERが14倍割れになった事を指摘して売られ過ぎと言って、17000円割れはおろか18000円割れすら割安と言って、過去の経験則からもここは買い場と言っていました。当欄ではどこをどう見ると割安なのか理解出来ないとし、一番底すら打っていないと申し上げてきました。8月から9月にかけての下落を中国や米国の金融政策という外部要因のみが下落要因と見てしまうと巷のアナリスト等のような見方になってしまいがちですが、常々申し上げているようにこの下落は日本市場の構造的な問題です。この見解の相違が大局観の差になって表れます。今日の反発力の弱さもここまでの恣意的な買い等の積み重ねの影響によるもので、特に25日に陽線を立てるために入った買いが仇となっている部分が大きいと思います。
さて、今後の展開も海外情勢次第ですが、日本市場だけを見た場合今日の変化日では下げ止まっていません。従って次の変化日までは調整方向の作用が働き易いと思います。但し、下値を売り叩くという相場環境ではない事と、今夜の米国市場次第ではその流れを否定するレベルで明日寄り付く可能性もありますのでバイアスを掛け過ぎるのは危険です。また、以前から申し上げているように現状のマーケットを取り巻く環境では日米共に重要なサポートを切っていますので、仮にリバウンドがあったとしても所詮戻り売りです。そしてそれを覆すためには米国の利上げ云々や中国問題ではなく、プラスアルファの政策が必要です。そしてその政策を打つ余裕はまだあります。その政策がアベノミクス第2ステージや新三本の矢ではない事は言うまでもありませんし、政策を立案、実行する主体がこのような的外れな政策を掲げているようではあまり期待は出来ませんが、可能性がゼロではないという事は頭の隅に置いておいた方が良いでしょう。昨年の10月末の例もありますので要注意です。但し、それを期待して中途半端なレベルで買いを入れるような事は考えない方が良いでしょう。二番底もトリプルボトムも、PER何倍というのも過去の経験則に過ぎず論理的根拠など無いという事は今日の下落を見れば明らかです。本腰を入れた買いはもちろんですが、リバウンド狙いの買いもしっかりと下げ止まった事を確認してから考えた方が良いでしょう。

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