出島先物ワールド(9月18日推奨)

日経先物150918

寄り前情報
昨日の米国市場はダウは反落、ナスダックは続伸とまちまちでした。FOMCで利上げ見送りが発表されると直後はダウで200ドル近い上昇となりました。しかし引き続き不透明感が残るという事で売られたというのがメディア等の解説でした。如何にも後講釈です。そうではなく、昨日も書きましたように利上げ実施で売られる事はあっても、利上げ見送りで最早上昇できる相場環境にはないという事です。それでもFOMCの結果が出た直後に買われたのは、これもこれまで何度も申し上げてきたコンピュータによるプログラム売買によるものです。予めプログラミングされたキーワードに反応し自動的に買い注文が流れ一旦は上昇しましたが、その後人間の頭で考えて分析した結果「買えない」という判断になったのだと思います。今後もこのような展開が続くと見ておけば良いと思います。そしてこのような時に大事な事は目先の動きに惑わされない大局観です。昨日の日本市場はギャップアップして寄り付いた後、一旦は下に方向性を出し戻り高値になったような展開でした。しかし恣意的な買い等によってそうはさせなかったという展開でした。それで米国市場が上昇してくればリバウンドを継続した可能性はありますが、米国市場がこれでは昨日の安値から引けにかけて入った買いがむしろ仇となる可能性があります。昨日が戻り高値になったとすれば次の変化日まで調整方向の作用が働き易くなり、明日から日本市場は連休に入りますので注意が必要です。
そのような前提で本日は、基本的には売りを考えれば良いでしょう。テクニカル的には18360円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いと思います。18180円(昨日の安値)を割り込めば徐々に下落圧力が強くなると思います。 買いは原則見送りで良いと思います。特に米国市場が一旦は大幅上昇した事で引けは小幅安(ナスダックは辛うじてプラスです)に止まっていますが、ここ連日の違和感を払拭するような相場展開に今後なるとすればその間日本市場が連休になりますので要注意です。買いは次の変化日を通過するまでは考えない方が良いでしょう。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17700~18360
売買ポイント 売ポイント 18310~18360  ロスカット 18390
買ポイント なし

大引け情報
本日は18180円で寄り付き、18190円ワンタッチで下落しました。そのまま下に方向性を出し17940円まで下落して一旦下げ渋りました。その後は恣意的な買い等で戻す場面もありましたが、週初に書きましたポイントである18120円以下で抑えられました。引けにかけて前場の安値を割り込み一段安となり、17920円まで下落して引けは18000円でした。
メディア等では、米国市場同様にFOMCの結果を受けて不透明感を嫌気した売りが出たという解説が為されていました。やはりこちらも後講釈です。昨日までは、FOMCで利上げがあれば売られるかもしれませんが、利上げが先送りになる可能性が高く波乱はないというのが専らの見方でした。そして米国市場が場中の大幅高から行って来いとなったのが意外だったのか、利上げ時期を巡って「不透明感」などとよく分からない解説をし、今日の日本市場の下落も同じ理由で解説していました。「不透明感」とは便利な言葉です。よく解説等で使われる言葉ですが、不透明感とは何かよく分かりません。仮に先が見えない不確実なものを指してそう言っているのであれば相場を取り巻く環境は常に不透明です。如何にも先を予測して使っているように見えますが、実はこの言葉は終わった相場の後講釈にしか実質使えません。今回の利上げに関しても、本来であれば2013年にバーナンキ前FRB議長の発言で起きたバーナンキショックから今日まで続いている不透明要素です。しかしその間も米国市場は史上最高値を更新していますし、その上昇局面では仮に利上げをしてもそれは米国市場の実体経済がそれだけ強いからであり利上げ自体がマーケットの下落要因にはならないという意見が多数派でした。そしてテーパリングが終了してからはFOMCが開催される度に、利上げがあるかないかで一喜一憂してきました。今回のFOMCに限った不透明要素ではありません。そして何度も申し上げますが、結局ここまでFRBは利上げを実施していないにも関わらず既に米国市場のチャートは崩れています。この原因をFRBの金融政策に求めるのは違うでしょう。そこの分析をせずに場当たり的に終わった相場を見て変動要因を後付で説明しても将来の事は一切分かりません。利上げがあるかどうかはいくら予測しても所詮博打みたいもので結局のところ分かりません。しかし、その結果どうなるのかはある程度予測がつきます。それは利上げがあろうとなかろうと下落する事はあっても上昇する可能性は極めて低いという事です。特に崩れたチャートを立て直すまでの上昇は利上げの先送りだけでは難しく、プラスアルファの材料が必要です。そして日本市場だけを見れば、昨日の変化日が一旦戻り高値になる可能性が高かったのですが、それを日本市場で決定的にしたくないという市場参加者がいたのかどうかは何とも言えませんが、恣意的な買い等が入り強引に日足を陽線にしました。しかし頼みの米国市場が援軍とはなりませんでしたので、日本市場のエネルギーだけで一段高するのは難しく18180円を割り込めば昨日の恣意的な買い等が仇となり上がれなくなるというのはテクニカル分析だけで判断できます。そして寄り付きが18180円でしたので昨日が戻り高値となって上がれなくなりました。その後も買い支えるかのような恣意的な買い等が執拗に入っていましたが、18120円は越えられませんでしたので引けにかけて買い方の投げも出て一段安となりました。引けは18000円の大台を意識したのかもしれませんが、このレベルにサポートはありませんので18000円まで買った買いが今後日本市場の上値を更に重くする可能性が高いでしょう。
今後の展開も海外情勢次第です。米国の利上げも含め予測できないものをいくら分析して予測しようとしても時間の無駄です。それよりもテクニカルに忠実にマーケットを見ていけば全てマーケットが教えてくれます。そのマーケットの現状は日米共にサポートを切っているという事です。それが何故そうなったのかは関係ありません。サポートを切っているという事実が全てです。以前にも書きましたが、利上げが無ければこれまでの展開が続くだけです。即ち、プラスアルファの材料が出てこなければ割り込んだサポートレベルを奪回する事はまず出来ないという事です。今日もメディア等では、利上げがなかった事で米国市場が落ち着きを取り戻せば、日本市場が連休中に米国市場が上昇する可能性が高いので連休明けは高くなるというアナリストのコメントが紹介されていました。相場ですから絶対はありません。しかし少なくともそれはあまりにも楽観的過ぎますし、日本市場だけを見れば次の変化日まで調整方向の作用が働き易いという観点からもそのような期待はしない方が良いと思います。本当に上がる相場であるならば、連休中の米国市場の動向を見て連休明けに買えば十分です。今は買いでリスクを取る局面ではありません。

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