出島先物ワールド(9月9日推奨)

日経先物150909

寄り前情報
昨日の米国市場は大幅上昇となりました。中国市場の上昇を好感したというのがメディア等の解説でした。米国市場は下落とリバウンドを繰り返しながら次の着地点を模索している最中と見ておけば良いでしょう。ボラティリティが高くなっていて日々の上下動に一喜一憂しがちですが、大局的には今のマーケットがどういう状況なのかを把握しておく事が必要でしょう。昨日の日本市場は下落し、昨年末からの比較でほぼ今年の上昇分を吐き出しました。ここからはこれが単なる調整なのか、それとも相場の転換点の入り口なのかを見極める局面になってきます。それはまず日本市場では週末のSQ,そして米国市場ではFOMCを通過すればある程度見えてくると思います。本日は、日本市場だけを見れば次の変化日までは調整方向の作用が働き易いのですが、米国市場の大幅高により寄り付きの位置が変わってきます。まずはその影響を見極めます。
そのような前提で本日は基本的には売りを考えます。17980円(昨日の高値)以下で推移してくれれば分かり易いのですが、寄り付きからこのレベルを上回るようであればまず戻りの水準を見極めます。そして直近のレジスタンス等で抑えられて下に方向性を出せば売りで良いと思います。但し、利食い優先で臨みロスカットの設定は必須です。
逆に17980円を上回れば上値を伸ばす可能性はありますが買いは原則見送りで良いと思います。米国市場高の影響で寄り付きの位置が変わってもマーケットのエネルギーの流れ自体を変える事はまず出来ません。少なくとも次の変化日を通過するまでは買いは考えない方が良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17000~18490
売買ポイント 売ポイント 18440~18490  ロスカット 18520
買ポイント なし

大引け情報
本日は18020円とギャップアップして寄り付き、18100円まで上値を伸ばして一旦抑えられました。その後寄り付き直後の安値を下回り17990円まで売られましたが、寄り付きのギャップを埋めずに反転しそのまま上に方向性を出しました。引けにかけて一段高となり18750円まであって引けは18580円でした。
メディア等では、今日の上昇幅が21年ぶりの大幅上昇という事で相場は底を打ったとか、今週中にも19000円台を回復するというアナリスト等のコメントを紹介していました。相場ですから先の事は分かりませんが、何を以って底を打ったと言っているのか根拠がありません。一日の上昇幅だけであれば確かに史上6番目の上げ幅です。しかしそれだけで何故底を打ったと判断できるのか理解に苦しみます。先月も二日間かかっていますが26日の安値から28日の高値までで1540円上昇しています。そして26日の一日の安値から高値までの上昇幅は850円です。それに対して今日の先物の上昇幅は前日比という観点では1120円の上昇で、今日の一日の安値から高値までの上昇幅は760円です。先月に比べて今回が特段上昇幅が大きいとも言えないでしょう。むしろ日中の日本市場のエネルギーだけで上昇している部分は26日の方が上昇幅は大きいと言えます。尤も先月も底打ちのような発言がありましたので、二次元的にマーケットを見るとそのように見えるという事なのでしょう。昨日のように欧米市場はもちろん中国市場すら上昇し、下落したのは日本市場だけとなると日本のファンダメンタルズは何も変わっていないのに何故日本市場だけがここまで売られるのか分からないとアナリスト等も言います。しかし逆に言えば、そこまで売られた日本市場と今日の千円を越える上昇をした日本市場とでやはりファンダメンタルズは何も変わっていません。それなのに売られた方が売られ過ぎであって、今日の上昇は適正でこのまま底打ち反転となり19000円に乗せ、更に上昇していくと見るのは些か都合の良い物の見方ではないでしょうか。
さて、今後の展開も海外情勢次第です。今日の上昇も海外市場の上昇により寄り付きからギャップアップしてきたからこその上昇です。変化日ではない事、そしてメジャーSQの週である事からショートカバーが入り踏み上げられた上昇ですので、売り方の買い戻し以外の買いはほとんど入っていないと思います。この流れがどこまで続くのかは分かりませんが、いずれにしてもこのリバウンドで重要なレジスタンスを抜けなければ戻り売りです。アナリスト等が言うように今週中に19000円を回復するかも分かりませんし、仮に19000円を回復しても大した意味はありません。先月同様19000円などという水準を回復しても、その上の今回の下落過程で割り込んだ重要サポートレベルを奪回しない限り上がれません。安値からいくら戻ったとか、二次元的なチャート形状を見て二番底だのという過去のパターンをいくら参考にしてもマーケットの真の姿は見えてきません。今日の上昇幅が21年ぶりの上昇幅という事ですが、1994年1月以来という事です。1994年1月の大幅上昇の後の日本市場がどのような道を辿ったかは申し上げるまでもないでしょう。相場が真に底を打つという事は、下方向のエネルギーを出し切った時です。それは二次元的なチャートをいくら眺めても分からないと思います。今はバイアスを掛けずにSQをどのように通過するのかを見極めましょう。

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