出島先物ワールド(9月4日推奨)

日経先物150904

寄り前情報
昨日の米国市場はダウは上昇、ナスダックは下落とまちまちでした。ドラギ総裁の金融緩和に前向きな発言を受けて欧州市場が上昇し、その流れを引き継いで米国市場も上昇しダウは一時約200ドルの上昇となっていましたが引けまで値を保てず行って来いになりました。昨日の日本市場も同様に寄り付きは上値を試しましたが、前日の高値を10円だけ更新して下落し陰線を引きました。日米共に今直ぐに居所を変えるような展開にはなりませんが、既にサポートを切っている事からリバウンドしてはまた下落するという戻り売りになっています。そして日本市場は昨日が変化日でしたので、日本市場だけを見た場合次の変化日まで調整方向の作用が働き易いと思います。
そのような前提で本日は、18490円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りで良いと思います。18170円(昨日の安値)を切らずに推移し18490円を抜けば更にリバウンドする可能性はありますが、今の状況でそのような展開になっても上値が重く買いに妙味はありません。今夜は米国の雇用統計の発表があります。その結果次第では米国市場がどう動くか何とも言えません。仮に米国市場が上昇すれば日本市場も上値を伸ばす可能性はありますが、逆に下落するようであれば日本市場の下値は17000円では止まらない可能性がありますので要注意です。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17500~18490
売買ポイント 売ポイント 18440~18490  ロスカット 18520
買ポイント なし

大引け情報
本日は18300円で寄り付き、18310円ワンタッチで下落しました。そのまま下に方向性を出し17590円まで下落して引けは17760円でした。本日は途中買い支えのような恣意的な買い等が入り何度かリバウンドする場面はありましたが、結局8月の安値も割り込み一段安となりました。
メディア等では、今夜の米国の雇用統計を控えて様子見という解説でしたが、様子見というよりは明らかに売られていると見た方が良いでしょう。8月26日に安値をつけて大陽線を立て、その2日後には19000円台まで戻したという事でアナリスト等は26日の安値は日本の実体経済を考えれば売られ過ぎであり多少の上下動はあってももうそこまでは下がらないと言っていました。昨日などはその26日の安値と今月2日の安値とで二番底を形成したとか、18000円割れでは年金等の公的な資金が買ってくるので18000円割れはむしろ買いだとまで言っていました。何をどう分析すると26日のレベルが売られ過ぎになるのか分かりませんし、26日と2日の安値で二番底などマーケットメカニズムの観点からは言えませんし、通常のテクニカル分析でも言わないと思います。メディア等のアナリストの解説で唯一当たっているのは18000円割れでは確かに恣意的な買いが入るという位でしょうか。それも今日の展開を見るまでもなく、26日の安値を支え切れませんでした。当欄では26日が安値にはならないと言い続けてきましたし、米国市場次第では17000円すらサポートにはならない可能性があります。相場の先行きを予測する必要はありませんが、少なくとも26日が安値になってまた20000円、21000円と上昇していくと見るのか、それとも再度26日の安値は割り込んでくると見るのかでは大局観が全く違います。マーケットメカニズムの観点からは大局的に見て戻り売りです。重要なサポートを切って早期にそのレベルを奪回できればそのサポートを切った事がイレギュラーになりむしろ上値が軽くなりますが、今回はそのサポートを切るまでの過程に入った恣意的な買い等が仇となりそのレベルまでは戻せずに直近の安値を割り込みました。従ってここからは余程の事がない限り暫く上がれなくなると思います。9月のSQを通過すればある程度はっきりすると思いますのでそれまではバイアスはかけない方が良いでしょう。今のままであれば日米共に今年の高値は付けてしまった可能性が高いのですが、市場参加者のコンセンサスがまだ固まっていません。例えば米国では来年大統領選挙がありますし、日本や中国にしてもそれぞれの諸事情を抱えマーケットが暴落するような事態は避けたいと考えれば打つ手は持っています(それが効果があるかどうかは別の話です)。昨日のドラギ総裁の発言では欧州市場はどのような手を打ってでも支えるという考えのようですし、米国の利上げ時期はどうにでもなります。日本も追加金融緩和や場合によっては財政を伴った政策も有り得ますし、それは中国にも言えます。昨年の秋、今と同じように崩れたかけたマーケットを日銀の追加金融緩和で乗り切りました。その可能性もまだゼロではありません。ただ、テクニカル的にはサポートを切っていますので、後は9月のSQまでのロールオーバーの進捗状況を見て市場参加者のコンセンサスがどちらに傾くかを見極めれば年末までのワンサイクルの流れが見えてくると思います。少なくともそれがはっきりするまでは買いは考えない方が良いでしょう。

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