出島先物ワールド(8月27日推奨)

日経先物150827

寄り前情報
昨日の米国市場は大幅に反発しました。中国の利下げ、中国人民銀行による1400億元の資金供給で市場に安心感が広がった事と、昨日発表された経済指標が市場予想を上回った事、更にはニューヨーク連銀総裁が9月の利上げの可能性が低下したと発言した事で大幅上昇となりました。しかしそれまでの下落幅を考えれば自律反発の域を出ていません。米国市場は戻り売りになってきていると見た方が良いと思います。昨日の日本市場は変化日だったのですが、安値を付けたところから反転上昇しました。昨日が一旦安値となれば次の変化日まではリバウンドを試す可能性があります。しかしこちらも米国市場同様重要なサポートを切っていますので、早期にそのサポートレベルを奪回しない限り戻り売りと考えておいた方が良いと思います。
そのような前提で本日は、17660円(昨日の安値)以上で推移し上に方向性を出せば上値を伸ばす可能性が高いのですが、リスクを嫌うのであればそのリバウンド局面は戻りの水準を見極める時間帯と考えて見送りで良いと思います。仮にリスクを覚悟してトレードするのであれば買いは利食い優先とし、ロスカットはタイトに設定して臨んだ方が良いでしょう。ボラティリティは高くなっていますのでそれなりの値幅は動く可能性が高いと思いますが、上値はそれ程軽くなっていませんので過度な期待はしない方が良いと思います。今日はギャップアップして寄り付く事が想定されますが、18440円(昨日の引け値)をサポートに出来ないようであれば要注意です。売りは前営業日の高値を抜けば原則次の変化日までは出来ません。戻り売りには違いありませんが、それはデイトレード等の目先のトレードではなく大局的に見ての話です。従ってここは次の変化日までは売りも原則見送りと考えた方が良いと思います。要するに大局的には売りという環境下、リバウンドを試す局面と考えリスクを嫌うのであれば見送り、リスクを取れるのであれば慎重に買いを考えるという局面だと思っておけば良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 17660~19500
売買ポイント 売ポイント なし
買ポイント 17710~17660  ロスカット 17630

大引け情報
本日は18700円とギャップアップして寄り付き、18800円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。相変わらず寄り付きから数分間で上下に動いた後はレンジ相場になりました。概ね18800円から18600円程度のレンジ相場を続けた後、1時過ぎに前場の安値を割り込み18470円まで下落するとレンジを切り下げてレンジ相場を続け18570円で引けました。
米国市場の大幅上昇を受けて始まり、中国市場が堅調に推移してもギャップアップして上昇しただけで陰線を引きました。寄り付き前にリバウンドはするでしょうが上値の重さは解消されていないと書きましたが反発力も弱過ぎます。流石に18440円は辛うじてキープしましたが、これまでの恣意的な買い等が仇となり上がれなくなっています。前営業日の高値を抜けば売りは出来ませんが買いも今は妙味はないと申し上げている意味がご理解頂けると思います。次の変化日までのリバウンド局面で今回割り込んでしまった重要サポートレベルを奪回出来なければ暫く上がれなくなると申し上げていますが、今日の展開を見る限り日本市場のエネルギーだけでは難しいと思います。仮に海外市場の上昇等でギャップアップして越えても意味がありませんので、やはりここは戻り売りと考えていた方が良さそうです。そして仮にこのリバウンドで重要サポートレベルを奪回出来ずに反落した場合、昨日の安値はもちろんですが夜間取引に付けた安値(17160円)もサポートにはなりませんので要注意です。メディア等では、相変わらず日本の企業業績等は悪くないとか、日本市場は強いという事で飽く迄も今回の下落は巻き添えを食ったに過ぎないという意見が多く、中には仮に米国市場や中国市場がこのまま低迷を続けても日本市場だけは年末に向けて上昇していくと言っているアナリストもいました。今日の反発力を見るまでも無く、日本市場の上昇圧力は極めて弱いと言わざるを得ず海外市場に逆行して日本市場が上昇する事はまず無いと思います。これまでも海外市場に逆行して日本市場だけが上昇した事など1989年の高値に向かうバブル時のほんの僅かな期間位しかありません。逆は頻繁にありますが、それは日本市場の構造的な問題です。単に日本の企業の業績が良いとか、アベノミクスや異次元の金融緩和程度でどうにかなるものではないと言う事を自覚すべきです。尤もその構造的な弱さを醸成している当事者こそ、そのようなコメントを述べている証券関係者等なのですから自覚がないのも無理はないのかもしれません。
さて、今後の展開も海外情勢次第です。その海外情勢も一先ずは落ち着きを取り戻し反発局面に入っています。しかしこれは単なる自律反発に過ぎず、ここから更に一段高していくような相場展開は期待しない方が良いと思います。日本市場も次の変化日まではリバウンドを試せるとは思いますが、今日のように上値が重い展開になる可能性が高く海外市場のリバウンドが止まれば次の変化日を待たずして失速する事も有り得ます。従って寄り付き前に書きましたように売りも買いも暫くは難しい局面となりそうですので、今は戻りの水準を見極める時間帯と割り切っても良いと思います。これだけボラティリティが高くなればいつでもチャンスはあると思いますので、難しい時にわざわざトレードしなくてももっと楽に勝てる局面はいくらでもあると思います。

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