出島先物ワールド(8月24日推奨)

日経先物150824

寄り前情報
先週末の米国市場は大幅続落となりました。直近の3日間でダウは千ドルを越える下落幅となりました(続落は4日です)。メディア等の後講釈はともかく、終わった相場の変動要因よりも米国の各紙が比較的楽観的なのが気になります。先週末の日本市場はギャップダウンして大きく下落しました。こちらも日本のメディア等では世界同時株安と騒いでいますが、その内容を見ると原因は中国であり気にしているのはダウが短期間で千ドル超の下落というものばかりです。相変わらず日本市場は巻き添え程度の解釈です。常々申し上げているように米国市場も上海市場も史上最高値を更新し続けた後の下落です。それに対して日本市場は史上最高値の半値水準からの下落であり、下げ幅も17日の戻り高値から週末のCMEの引け値までは1700円の下落です。ダウの千ドルの下落と比較してもこちらの方が大きいでしょう。要するに切欠はともかく、この大幅下落は日本市場独自の弱さ故の下落と認識した方が良いでしょう。先月19100円まで下落した時に違和感があると申し上げ、このままリバウンドしても重要なレジスタンスを抜けない可能性が高く、重要なレジスタンスを抜けずに戻り売りになれば19840円のサポートの約千円下にある重要なサポートも維持出来ない可能性があると注意を促しました。結局今日はその19840円の一本下の重要なサポートを割り込んできそうです。そのような前提で本日も基本的には売りです。但し、先週も書きましたように相場には巡航速度というものがあります。巡航速度を越える速度で下落すれば当然スピード調整はあります。従って本日もギャップダウンしてくる事が想定されますが、その突っ込んだところを売りにいく事は控え戻りの水準を見極めてから売りを考えた方が良いでしょう。
逆に言えば巡航速度に戻す作用と恣意的な買い等が同時にあれば今日は陽線を立てるかもしれません。しかしそのリバウンド局面は買い目線で見ない方が良いでしょう。この局面での中途半端な値頃感からの買いはリスクが高過ぎます。仮にリバウンドがあってもここは戻り売りを基本に見ておいた方が良いと思います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 18600~19710
売買ポイント 売ポイント 19660~19710  ロスカット 19740
買ポイント なし

大引け情報
本日は18970円とギャップダウンして寄り付き、19080円までリバウンドしてから18930円まで下落して下げ渋り、9時35分には寄り付き直後の高値を抜き19100円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。10時半過ぎに崩れ一段安となり18510円まで下落してまた下げ渋り、一旦は18850円まで戻しましたが引けにかけて行って来いとなり18410円の安値引けとなりました。本日は寄り付き前にも書きましたように下落速度が早過ぎればリバウンドはしますが、そのリバウンド力もここまでの恣意的な買い等が仇となり非常に弱い結果となりました。寄り付きのギャップダウンから一旦戻し、19840円の一本下の重要なサポートで一旦止めて再度買い上げましたがほとんど戻れませんでした。そして18500円の大台を意識したかのような恣意的な買い等が入った事で引けにかけて更に一段安となりました。
メディア等では、中国発の世界同時株安であって日本の実体経済の強さを考えればここは押し目買いと言っていましたが、先月19100円まで下落した時も上海ショックの巻き添えであって日本市場の実力を考えれば売られ過ぎと言っていました。実際のトレードで19100円付近を買っていればその後のリバウンドで利益になった可能性はあります。しかしその後の20900円台を見て19100円はオーバーシュートであって、そこからは21000円、22000円と上昇していくと見てしまっていたら19100円付近で買っても買いポジションを維持していれば含み益は吹き飛んでいますし、仮にどこかで利食っていてもその後の大局観が上昇であれば押し目買いを入れてやはり損失になっていた可能性が高いと思います。要は先月の19100円からの反転をメディア等のようにその後の上昇に繋がる反転と見るのか、ある程度はリバウンドするでしょうがそのリバウンドの値幅に関係なく重要なレジスタンスを抜くか否かが重要であり、そのレジスタンスを抜かなければ戻り売りと見るのかです。そして戻り売りとなって再度19840円のサポートを割り込めば、その約千円下のサポートまで下落する可能性が高く、そこまでに入った恣意的な買い等次第ではそのサポートをも維持出来ないというのがマーケットメカニズムの考え方です。更に言うならば、今年の2月に非常に重要なレジスタンス(17770円)を越えた時、このレジスタンスをギャップアップして越えても駄目で一旦値固めをする必要があると申し上げました。しかしそのギャップを埋める事なく上昇してしまいましたので、その後もこのギャップを埋めないままの上昇には注意が必要だと申し上げてきました。このような重要な抵抗帯は値固めをせずに通過するとどこかでそのギャップを埋めにいきます。本日の下落幅は2013年5月のバーナンキショック以来との事ですが、その時も同様に重要なレジスタンスをギャップアップして越えてそのギャップを埋めないままのエクステンションでした。当時も何れそのギャップを埋めるような下落があると注意を促しました。今回の下落の切欠は中国ですし、今後も中国経済の影響は強く受けると思います。しかしメディア等が言うように中国の景気減速は分かっている事であり、日本の実体経済の強さを考えれば影響は軽微だと見てしまうと真実が見えなくなります。当欄では以前から書いていますが、中国が抱える闇は表面化しているものだけを見ても分かりません。少なくともメディア等でアナリストが見ているようなレベルとは全く違うと思っておいた方が良いと思います。尤も、それも含めてテクニカル的にマーケットを分析していればマーケットはそれらを織り込んで動きます。大局観を間違えないようにしておけばそれ程難しくはありません。少なくともこの局面を中途半端な値頃感で押し目買い局面とは見ない方が良いでしょう。今回割り込んだ重要なサポートを早期に奪回出来なければ暫くは戻れません。それまでは戻り売りと見ておけば良いと思います。

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