リアルタイムサービス(11月10日前場情報)

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日経平均株価は268円高の25108円で前場を終了。昨夜の米国市場は、NYダウは834ドル高と大きく上昇したものの、ナスダック指数は181P安と反落、ハイテク株から景気敏感株へと乗り換える動きが強まる展開になりました。

9日に米製薬大手ファイザーが独ビオンテックと共同開発するコロナワクチンの臨床試験で9割以上の被験者に感染防止効果がみられたとの初期データを発表しました。

安全性の検証が終わり次第、11月第3週にも米食品医薬品局(FDA)にワクチンの緊急使用許可を申請すると言う事です。

ワクチン実用化で経済活動の再開が加速するとの見方から景気敏感株に買いが集まりNYダウは一段高に。

寄り付き直後には一時1610ドル高まで急伸、引けにかけて主力ハイテク株への売りが強まり、NYダウは上げ幅を縮めたものの大幅高の展開になりました。

ワクチン実用化への期待に加えて、米大統領選で民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になった事も政治の不透明感後退で買い材料に。

バイデン氏は同日に勝利宣言し、コロナ対策や米経済の立て直しなどの政策の準備を開始、米政治を取り巻く不透明感が後退したとの見方も、投資家が積極的に運用リスクを取る動きにつながりました。

しかし米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発している新型コロナワクチンも、マイナス80度での保管と輸送が必要との事で、設備などの事を考えると広く普及するには大きなハードルが有ります。

大きな希望では有るものの、実用化までにはまだまだ時間が掛かると見ておく方が賢明です。

又、トランプ大統領は未だ敗北は認めておらず、米政治情勢にも一抹の不透明感は有ります。

これまでにも繰り返し述べて来た事ですが、今の株式市場はやや上がり過ぎ、良い点だけを都合良く解釈して、投機的売買が強まった結果上がり過ぎていると言う一面が有ります。

先を見据えれば上昇基調に変りは無いものの、短期的には高値掴みに注意が必要と言う局面になります。

上がり過ぎている一因には、売り方の踏み上げの動きも影響していると思います。株価下落を見越して売っていた投資家が、予想外の展開で慌てて買戻しを急いでいる事が予想外の上昇に繋がっています。

しかし過熱感を警戒する必要が有るのは日経平均とそれに連動する銘柄です、それ以外の銘柄に関してはさほど過熱感は無く、中小型のテーマ株や材料株などは過熱感を警戒するような状況では有りません。

ざっくりと言えば、直近大きく上昇している株式市場ですが、楽観に傾く事無く、反動安は近いと言う認識を持ちつつも、銘柄重視で安値買い狙いと言うスタンスを維持していれば問題は無いと思います。

引き続き投資スタンスの基本は買い、しかし当面は出遅れ銘柄や割安銘柄を中心に買いを狙い、この先大きな反動安があれば買い対象を広げる、そのような発想で対応していれば特に問題は無いと思います。

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