出島先物ワールド(8月14日推奨)

日経先物150814

寄り前情報
昨日の米国市場はダウは反発、ナスダックは反落とまちまちでした。様々な材料を消化できずに方向感のない展開でした。中国問題、そして国内の景気、利上げ時期等をどう評価して良いかマーケットが迷っているような感じですが、昨日も書きましたようにもっと本質を見るべきです。材料に右往左往したり、材料が増えれば決定力に欠き迷いが生じる事自体プログラム売買の弱点だと思います。それだけ米国市場のトレーダーがコンピュータに頼りきっているという事だと思います。昨日の日本市場は孕み足となりました。12日の変化日が陰線でしたので、通常であれば次の変化日まで調整方向の作用が働き易く、実際次の変化日まで調整し19840円のサポートとの攻防を経て反転するようであれば上値も軽くなったと思います。しかし昨日は12日の安値同値で下値を止めて反転しましたので、今日の展開次第では次の変化日まで上値を試す可能性もあります。その場合は重要なレジスタンスとの攻防を見るという事になるのですが、レジスタンスを抜ければ良いですがレジスタンスを抜けずに変則的な戻り高値になる場合は要注意です。そのような前提で本日は、まず20660円(昨日の高値)以下で推移し下に方向性を出せば売りというのが基本スタンスです。仮に20660円を抜くようであれば上値を伸ばす可能性がありますが、その場合は売りは控えた方が良いですが買いは原則見送りで良いでしょう。昨日も同様ですが、この局面で買いでリスクを取る必要はありません。仮に買いで利益になったとしても大局観が狂う恐れがあります。仮に20660円を抜いても上値は重いでしょうから、その場合は見送り次の変化日までに重要なレジスタンスを抜けるか否かを見るという程度で良いと思います。そして完全にレジスタンスを抜くようであれば買いを考えれば良いでしょう。ここから一段高するような相場であればそれから買っても十分間に合います。

基本トレード  リスクトレード 
価格帯 本日の中心レンジ 20280~20660
売買ポイント 売ポイント 20610~20660  ロスカット 20690
買ポイント 20330~20280  ロスカット 20250

大引け情報
本日は20500円で寄り付き、寄り付きを中心に上下40円ずつ振って横ばいし、また中国の人民元の基準値の発表を待って仕掛け的な買いが入り20600円まで上値を伸ばしましたがそこまででした。後はそこまでのレンジ内の往来相場で引けは20510円でした。
メディア等では、人民元が今日は若干切り上がった事で一先ず人民元の切り下げは終わったとして買われたが、中国景気そのものへの不安から売られたという解説が為されていました。常々申し上げているようにマーケットメカニズムの観点からは、そのような材料でマーケットが一喜一憂する事は通常では有り得ません。それはマーケットに影響力のある巨額の資金を運用する市場参加者が目先の材料でポジションを変更する事は事実上困難だからです。そのようなビッグプレイヤーが毎日、更に言えば数分単位で買いポジションから売りポジション、或いは売りポジションから買いポジションに変更などしたら大変な事になります。当欄でメディア等の解説は全て後講釈であり、そのような目先の材料でマーケットは動いていないと申し上げている所以です。中国がどうであろうが、或いは米国がどうであろうが日本の実体経済が良ければ日本市場は買われるはずですし、日本の実体経済が悪ければ売られるというのがマーケットの本来の姿です。ただ、最近のマーケットはプレイヤー自体がコンピュータに頼り切った売買をしているというのが実情ですので、マーケットの本来の姿とは違うところでオーダーが出ているというのも事実です。そのため目先の展開がマーケットの本来の価値とは違う推移をする場面もありますが、マーケットメカニズムを逸脱した展開は長くは続きません。何れマーケットのエネルギーの流れに収斂されます。そこを間違えない事です。今日も変動理由がメディア等が言うようなものかどうかは別にして、テクニカル的には12日のレンジ内の孕み足です。要するに下値では恣意的な買い等が入って支えるが上値も重くレジスタンスには届かないという展開です。上下どちらの抵抗線を抜くかは日本市場では決められず海外市場に任せるといういつもパターンです。今後の展開もその意味ではやはり海外情勢次第です。しかし海外情勢がどうであれ、日本市場の中で上下何れでも良いですが明確な意思を持って抵抗線を抜いていくようにならなければ日本市場が力強い上昇トレンドを形成する事はまず出来ないでしょう。今の日本市場にそれだけの力を持ったプレイヤーは存在しないという事です。即ち世界のトップレベルのファンドマネージャーには日本市場は魅力的には映っていないという事だと思います。メディア等では日本市場の売買代金が何日連続して2兆円を越えているから日本市場は活況だと言っていますが、これは大きな間違いです。最近もそれを以って今年に関しては夏枯れ相場はなく、お盆の時期も売買代金は減少していないとして如何にも日本市場に資金が投下されているような解説をしていますが、売買代金や出来高の増加は純粋に日本市場への資金流入が増加しているからではありません。単に日本市場の中で同じ資金が回転しているだけです。ディーラーがディールを繰り返すだけで出来高も売買代金も増加しますし、それを実現しているのは何度も申し上げているコンピュータによるプログラム売買です。これは一定の条件を入れておけば例えディーラーが休んでいてもオーダーを出し続けます。これではマーケットの実態を表しているとは言えないでしょう。そこを見誤るとマーケットの本質が見えなくなりますので要注意です。それから今週は今日のSQに絡んで新たなポジションの構築があるかもしれないと思われたのですが、中国の人民元問題で振らされてそれどころではなかったようです。少なくとも人民元問題が起きる前にはその兆しはありましたので、人民元問題が落ち着けばまだ可能性はあります。従って引き続き手口等にも注目しておいた方が良いでしょう。

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