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出島テクニカルワールド(7月31日推奨銘柄 )
- 2020/7/31
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↑(週足)
↑(日足)
【全体相場解説と投資判断】
7/31(金)日経平均株価は▼629円の21710円で終了。昨夜発表された米4-6月期GDPが32,9%減と過去最大の落ち込みとなり、円相場は104円台前半に円高が進行、企業決算も悪い物が多く、アドバンテストが期待を下回る決算でストップ安まで売られ、国内のコロナ感染増加が止まらない事も警戒され、投資家心理が急速に悪化。一旦目先の投げ売りムードが強まっているような感じです。しかし投げが出ればあく抜け感から反発ムードも出て来ます、決算発表が一巡するまでは耐え忍ぶ局面と言う感じですが、下げ過ぎ場面では突っ込み買いを狙うと言うスタンスが有利、当面は買えれば儲け物的価格で安値を待ち伏せすると言う投資も一考です。基本スタンスとしては「全体よりも個を重視」で対応して行く投資環境に変りは有りません。
【銘柄情報】【本日終値489,7円】
(東1)野村HD(8604) 証券 100株
証券国内最大手の同社ですが、7/29に発表した2021年3月期の第1四半期決算では対前年同期比で大幅増益を達成しています。営業利益は38,8%増の4607億円、純利益は1425億円となり、米州、欧州、アジア・オセアニアの海外3地域の税引き前利益は642億円で過去最高を記録。日本橋再開発事業に関連した利益も711億円を計上、営業、アセットマネジメント、ホールセール、共に利益が拡大、純利益は2002年3月期以降で見れば過去2番目の高水準となっています。好決算発表を好感して同社株も7/30には506円まで上昇、今日は全体安の中で同社株も大きく反落となりましたが、世界同時に空前の金融緩和政策が実行されている現状を考えれば同社にとっては追い風が吹く事業環境です。テクニカル面では、当面は470円~450円のゾーンが下値支持帯となりますので、まずは470円台で1回目の買いを狙い、仮に450円台が有れば買い増しを実行したいと思います。当面の上値目処は6月高値水準の520円付近になりますので利食い目処は520円接近時、但し420円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。好業績、低PER、低PBRで、追い風が吹く事業環境を考えれば、安値買いスタンスならリスクは限定的だと思います。
【リスク覚悟でリターンを狙う場合】・第1買いポイントでエントリー
【慎重な投資スタンスを取る場合】・第2買いポイントでエントリー
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証券国内最大手。海外は欧米で体制再構築の一方、アジアに力点。国内はコンサル重視営業推進。金利変動局面続き米国の債券ビジネス中心にホールセール高水準。資産運用も保有資産の評価損なくなり底離れ。日本橋地域再開発関連で第1四半期に約700億円利益計上。リテール、法人部門、資産運用で22年度に税前利益合計2800億円の目標掲げる。 |

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