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リアルタイムサービス(6月23日前場情報)
- 2020/6/23
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日経平均株価は184円高の22621円で前場を終了。昨夜の米国市場は、NYダウは153ドル高で4日ぶりに反発、ナスダック指数も110P高と上昇。
朝方は売りが先行し、NYダウも200ドル強下げる場面が有りました。カリフォルニア州とフロリダ州で21日に1日当たりの感染者数が過去最高となり、複数の州で感染者が急増した事で米経済活動の正常化が遅れるとの懸念が売り材料視されました。
しかし、売り一巡後は業績がコロナの影響を受けにくい主力ハイテク株が成長期待の買いで上昇に転じると投資家心理も好転、ナスダック指数の上昇を睨みながらNYダウも上げ幅を広げると言う展開になりました。
米国市場も日々の上げ下げは有れども、チャートを見る限りでは日柄調整が進行していると言う展開。
上値は重いものの下値も底堅い、膠着した値動きの中で物色の中心は個別銘柄、全体よりも個を重視と言う状況は日本と同じです。
昨夜の米国株高を好感して本日の日本市場も買い先行で始まり9時20分頃には22675円まで上げ幅を拡大しました。
しかしその後ナバロ米大統領補佐官が、FOXニュースのインタビューで中国との通商合意について質問されると「それは終った」と述べた事が伝わると日経平均も急落。
下げ足を早めてマイナス圏に沈み一時は22257円まで下げ幅を広げました。
しかし売り一巡後は切り返して再び上げ幅を拡大、急落前の水準を回復して前場を終了しています。
中国との通商合意は終ったとの発言の真意は何とも言えませんが、先日はハワイで米中協議が行われ、中国が通商合意の実行を約束したとの報道も有りましたので暫く状況の推移を見守る必要が有ると思います。
何らかの意図が有ってナバロ米大統領補佐官はそのような発言をしたのか?本当に米中通商合意は解消となるのか?
ボルトン元補佐官の暴露本の発売が控えていますので、それに対して対中国強硬姿勢をあらためてアピールする単なるポーズなのか?
常識的に考えれば米中通商合意の破棄は有り得ませんが、しかしコロナによって世界経済が激変し、当時の米中通商合意もあらためて見直しが必要と言う一面も有り、今の現実に即した内容に変更すると言う可能性は有ると思います。
しかし一部修正が有ったとしても通商合意と言う大勢が変る事は無いと思います、引き続き銘柄重視の投資スタンスで対応して行く、それで特に問題は無いと思います。
保有銘柄の3782DDSが本日好材料出現で大きく上昇しています。推奨時利食い目処とした300円を突破し一時334円まで上げ幅を拡大。
買い一巡後は上げ幅を縮めて前場終値は314円、後場は時価近辺で利食いを実行し手堅く利益を取りたいと思います。