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出島テクニカルワールド(4月30日推奨銘柄 )
- 2020/4/30
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↑(週足)
↑(日足)
【全体相場解説と投資判断】
4/30(木)日経平均株価は△422円の20193円で終了。新型コロナウイルス治療薬「レムデシビル」の治験で効果が認められたとの発表が有り昨夜の米国株が大きく上昇、米FOMCでもゼロ金利継続、緩和的な金融政策継続が表明され、本日の日経平均も買いが先行する展開で大きく上昇。日米欧において空前の規模の財政・金融政策発動に加えて、欧米では経済活動の正常化に踏み出す動きが相次いでおり、コロナ後を見据えた動きが徐々に出始めている感じです。まだ日々出て来る材料次第で上下に振れ易い相場状況に変りは無いものの、「全体よりも個を重視」、テーマ性を持ち割安感のある銘柄は買いを考え、しかし先行きの業績懸念が残る銘柄はカラ売りを考える、当面は銘柄重視、銘柄次第と言う投資スタンスで対応して行く環境が続きます。
【銘柄情報】【本日終値173円】
(東1)新日本理化(4406) 化学 100株
石化製品の機能性樹脂原料、添加剤、オレオ誘導体などを手掛け、水素添加技術に強みを持つ同社ですが、医薬中間体や高級アルコールを手掛けている事から新型コロナウイルス対策関連の思惑が強まり4/16には一時207円まで上昇。その後一旦調整局面を迎えていますが、テクニカル面では上昇トレンドは継続中、同社1株純資産は380円有り、現在の株価水準は割安。新型コロナウイルス対策も長期化は避けられずと言う感じですので、同社株への思惑もこの先再度強まる局面が有ると思います。医薬中間体はワクチンや治療薬に通じる材料、高級アルコールは消毒など感染防止に繋がる材料です。下値不安も限られ、吹き上げの可能性を持つ銘柄として、押し目買い狙いで対応したい銘柄となります。当面は160円前後が下値支持帯になりますが、まずは170円前後で1回目の買いを狙い、仮に160円前後が有れば買い増しを実行したいと思います。当面の上値目処は220円付近になりますので利食い目処は220円接近時、但し4/3安値の137円を切った場合はリスク管理上損切りして一時撤退となります。新型コロナウイルス対策関連となる材料性を持つ低PBRの低位株として安値を仕込み吹き上げを待ちたいと思います。
【リスク覚悟でリターンを狙う場合】・第1買いポイントでエントリー
【慎重な投資スタンスを取る場合】・第2買いポイントでエントリー
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石化製品の機能性樹脂原料・添加剤、オレオ誘導体に重点。油脂製品も。水素添加技術に強み。樹脂原料製品は増加だが、可塑剤が減退。原料価格安定で営業益横ばい。100周年で復配。21年3月期は可塑剤や自動車向け油剤の回復鈍い。酸無水物等の好採算品シフトに加え、原料安で増益。 |

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